紀泉高原バリエーションルート
読図山行
大関橋〜井関峠〜地蔵山〜雲山峰〜行雲山峰〜落合〜ドウ谷山〜三角点西前谷〜紀伊駅
2008/08/20
山歩隊+ソウルさん+宴さん
今日は四人で裏山にバリエーションルートを設定して読図で歩く山行を楽しんだ
低山の読図はドウも難しい、少し間違ったが間違った地点からコースを変更して最終予定ポイントを達成した
朝9時に紀泉高原の駐車場として一般的な大関橋駐車場に集合先ず雲山峰に向かう
大関橋駐車場は六十谷駅から1.5km北に千手川沿いの左岸を登って行くとある
バリエーションコース図


国土地理院地図にリンク
大関橋駐車場から井関峠に一般的ルートを歩く、
このルートは野草の花が思ったより沢山咲いているのに驚いた

井関橋から井関峠に向かう
途中に大福の名水が湧き出ている
道標有り

大関橋駐車場と井崎橋分岐
 

井関橋から井関峠までの坂道をろくろ坂と呼ばれていた事を知る人は少ない林道だ
大福の名水で水を頂き、バベオ登山口を左手に見て上り詰めると井関峠だ
井関峠には立派な東屋が建つ、一休み

バベオ登山口でコース確認をするソウルさんと 井関峠東屋
 

井関峠で一休み、東尾根道を地蔵山に向かう、途中急坂コースとゆるい坂コースに別れる
ゆるい坂コースをまっすぐ上り詰めれば地蔵山だが道標はない。

 


ゆるい坂から外れ直登で地蔵山に登るが直ぐ上だ



地図を参考にしてください

チョットウンチク
地蔵山は466mと有るが山頂は少し標高がずれている
国土地理院は
N 34°17′44.59″
E135°13′47.49″
地点付近の高度をm単位で表示しているが
山頂は
N34°17′46.98″
E135°13′48.34″
付近だ
自ずと高度は違うはずだが表示を446mとしても問題はないだろう
和歌山市が測量し表示した高度表示があるが測量地点が違うから高度は変わるのは当たり前だ
どちらも正しいが、測量点が明確でない山の標高表示はm以下は切り捨てるべきだろうと思うのは私だけだろうか



地蔵山から紀泉高原縦走路を雲山峰に向かう
雲山峰は和歌山市の最高山だ、三角点、天下森があり三角点標高は490.04mだ


点名 天下森
等級 三等三角点 
保護石 4個有り
緯度 34°18′06.1095 
経度 135°14′06.0662 
標高 490.04 m
所在地 和歌山県和歌山市字雲山峯2809番地 
選点 明治36年4月22日
旧観測 昭和26年3月5日
最新観測 昭和63年11月29日
二時基準点測量 GPS
所有者 丹生神社(和歌山市直川)




雲山峰で一休み
少し手前の森林管理所道標を東に行雲山峰に向かう

行雲山峰から反射板までは踏み跡があるが反射板前はススキや笹、棘とブッシュだ
ブッシュをかき分け東にはいると自然林の中、ここからもテープが打たれていた


今日の目的は読図、地図をどれだけ読むかの訓練だ
ここでポイントにNa1にコンバスナビを取る



Na1地点でマムシが二匹いたため尾根を見過ごし少し先に行ってしまい引き返す


Na1から落合をコンバスでナビる
時々慎重に尾根を確認しながら下るがこの尾根にもテープが打たれていた



尾根先付近でトウトウ竹ブッシュこれはかなわないとウロウロ、
古道を見つけ下るがやはりブッシュ、家の屋根が見えその裏に降りるが元畑跡
これ又すごいブッシュ
シマヤンを先頭に突ききると道に出た

想像はしていたがヤブはひどい青い線の尾根を急坂覚悟で下る方が下りよいかも

このコースにもテープが打たれていた
好き者は多いが低山尾根歩きとしては面白いコースです

最後のブッシュ脱出風景(右写真ソウルさんから頂いた)

 

次の目的の山の山名を落合の老婦人に聞くとドウ谷山と言う
漢字は分からないがどうやら堂谷山ではないか私はドウ谷山とした

2〜3軒の集落の落合、和歌山市の秘境でこの付近を散策するだけでも面白い
四人は路上で昼食する。人など滅多に通らない

いただき物写真

ユックリと昼食
シマヤンは秘密兵器のノートパソコンで今までの軌跡を確認する
シマヤンの科学登山は面白い。宴さんもパソコンに強い二人は楽しそうだがパソコンには弱いショウタンひたすら食べる
約1時間の休息

落合の三叉路から南に3〜40mで左の山に取り付く細い道が土手にある
登ると直ぐに沢山の地蔵が祀られた場所があります
この前に古道があり西に取り付く、滅多に人は通らないようだ
古道は直ぐになくなりとりあえずP293mに登る
              青線            
                           いただき物
                            ↓
 


P293mからNa2 Na2からドウ谷山とコンパスでなビリながら登るがこの尾根にはテープが捲かれていた
蜘蛛の巣には参ったが踏み跡とテープはある。又Na2からは古道らしき物もある
藍色線

P388には一の登ったショウタンはマダ記憶にあるコースだが


ドウ谷山からNa2地点に戻りここで一度に三角点276、2mの西前谷にナビってシマッタのが間違いだ
赤◎付近で南西の尾根にはいる所を見失いそのままP348尾根に入ってしまいった

P348付近は予定コースの波線道とよくにている。
少し行っておかしい事に気づくが地図上では少し回り道だが行ける
確信を持って歩いていたが、蜘蛛の巣に気を取られ見事に一回転、ソウルさんの報告によると
地獄投げと言うらしい 笑い



シマヤンは念のためマタマタ科学登山のパソコンだ
GPSとパソコンを繋ぐ、位置はショウタンの予想通りだ
パソコンで位置確認をしている間にショウタンは先行して行動の確認に向かう

尾根を下りきると古道跡があり西方向に向かう
少し行くとどうしようもない笹、これぞbamboo push
最後にどうしようもなく動物跡を少し這って抜け少し行くと雄ノ山峠から来る林道に出会い地図の池に出た



地図通り進むと栗林跡に出る、この栗園の奥に廃屋があった
この付近で古道は消え道跡が分からない、とにかく西の尾根が波線道だ
尾根に登り返すと以前通ったときに付けた自分のテープが見つかり南を向くと三角点横だった


三角点西前谷
等級 四等
点名 西前谷
緯度 34°17′15.8271
経度 135°15′38.9257
標高 276.15 m
選点 H16年5月21日
埋標 H16年5月31日
設置場所 和歌山市上黒谷字西前谷611
山名 無し 


ここからは古道を下るよりもそのまま尾根を南西に下った
南尾根に下ると尾根下がすごいブッシュである事をショウタンは知っていた



尾根下から南東に向かう道もブッシュ気味だがやがて車が通る未舗装林道に出る
ここで一休み
後は地図通り高速下を抜け県道に出てJR紀伊駅から電車で六十谷駅に移動して
六十谷駅から大関橋まで歩いた

紀伊駅

総距離は20kmちかいく時間も九時間半と低山地図読み登山も面白い物だ
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