清冷山
マニアックなルートを下る
2013/03/03
3人

登山口はマピオン地図にリンク
二等三角点清冷山が鎮座する和歌山県日高郡美山村(現、日高川町)の清冷山は人気の山だ
山頂を中心に八方に尾根が伸びどの尾根もマニアックな尾根で面白い山だ
山頂に、登に優しいが、尾根を下山する読図では難易度が高く面白い
今回、登るルートは2012/12/23日に敗退した尾根先を少し変え、その時計画していた尾根を再挑戦下山した
下山は、予想通り難易度が高く読図は慎重に行った。
最後の荒れ地マークから先でチョット手抜きで○危な下りをしたが、尾根先から下山できる。
R424の椿山ダムの日高川に架かる常磐橋を渡り左岸のなかたにはし先の凸地に路駐して糠崩橋の前尾根から取付いた
フェンスの際から直ぐに斜面に取付き尾根に向かい登る
尾根にはソマ道か古道がありルンルンで綺麗だ
  
登山口                     登る程に綺麗な道になる↑

444mの測量点を巻き高圧線を横切る方向に下り込んで行く
尾根に鉄塔があり良いランドマークだ。ここから目指す山頂と下山尾根が確認できる

下山尾根は細くナカナカ面白そうだ。
登尾根は経験済みで面白い事は承知だが、今回は天気は最高で面白く景色も満足できた
鞍部まで下り込み、登り返すが小岩が露出した所や、細くやせた尾根付近、急傾斜で一汗流す部分はいつ来ても面白い

  
満水の椿山ダム(日高川)   小岩が露出した細い痩せ尾根↑         ↑切り立った崖上から見る景色は最高だ

 
登りは体力勝負の面白い尾根だ。
見晴し地点からは、大峰の山々まで見晴らせる。アレが稲村、弥山ではと推測する
532、562と現在地を確認しながら登る
測量点804m手前で植林保護ネットが出る。この付近は少しブッシュだが、尾根を南に外すと少し歩きよい
804mは図根点測量があり、見晴しがよい
 
804mから少し下り込む部分はこれ又雑木ブッシュだが、このコースの登山者が増えているのか、やや歩き良く成っていた
タダ、切り取られた雑木の先が剣立ち慎重に歩いた
登りは、問題のない体力勝負尾根だ
途中で昼食休憩と小休止を入れて4時間50分の時間を要した
山頂は二等三角点、清冷山が鎮座する。
少し横から、矢筈岳が見晴らせる。
  
等級種別 二等三角点 点名 清冷山
緯度33°56′10″.3977 経度135°23′35″.5398 標高878.23
所在地 和歌山県日高郡美山村大字熊野川字野々川830-3番地(現在日高川町美山)
小休止して目的尾根に向かう。簡単な尾根に見えるがナカナカマニアックな尾根で、侮ると大きく尾根を外しとんでもない所に下山してしまうだろう。読図が大好きなリーダーは今日はしんけんに地図をにらんでいる。
登ったコースを少し下り目的尾根へとはいる


登尾根から分岐して行くがこの付近は間伐材がヤヤジャマをする。
 
P688へと分岐して行く
思ったより細い尾根が出て、小岩を巻き下る
 
688m手前の細尾根は植林ネットと雑木でやや歩きにくい
最初は植林内を歩き、北東側に出て斜面を歩いた。688mの地点を掴むためには尾根を歩く方が良い
10mほどの小さなピークだ。ここから東80度の角度で下り込むが、これが急傾斜だ
 
小さなピークや尾根角度、等高線から傾斜を読みだいたいこの辺かと推測する
688から398までは痩せ尾根や小岩、馬の背とコースは面白いがヤヤ○危と言えるだろう
今日は、経験豊富な三人だ問題はないがやや慎重だ

  
古木が見事だ           尾根を振り返る               小岩を巻く
398は丸いピークだ
←398ピークへの登り

今回はここからが味噌で、398から荒れ地マークに入るには読図が難しいだろう
←398から下る

ショウタンは398の位置を思い違い落葉樹マークの尾根に入り損ねたが、リーダーの指摘で気が付いた
落葉樹マークの手前から荒れ地マークにはいるのが良いだろうが、ヤヤ行き過ぎ谷越えで荒れ地マークの位置に登り返した
この付近はブッシュ帯だが、運の良いショウタンは、タブン前日だろうハンターか測量か、尾根中央の木が切られブッシュをかき分ける事がなかった。
途中で朽ちた木柱が倒れ碍子があった。??と感じていたが、荒れ地マークに着いてその訳が分かった
この広い尾根に数件の民家があったのだろう。民家跡と、その証拠物が出る
又、荒れ地とは整備しその後放棄して荒れた土地の事だ
広い荒れ地は、畑だった事が伺える。畝がソノ跡を残しそこに植林されていた
 
集落跡だ道が有るはずと小道跡を探し乗るが、

最後までソノ跡を通れず、
尾根先の小ピークを二つ越え、西側に下山階段がある事を知らなかった。

登り返すのを覚悟で、バリバリと谷に下り、下に林道が出ないと登り返そうと、マア好き者下り
予想が当たり、うまくピンポイントで下山可能点に下った
もちろん、計画書には、テープ2、ATC、シュリンゲ、カンツキカラビナ、のヤブコキセットが持参と有った
20mまでの懸垂下降が可能だ。
里山と言えども必要な準備は怠らない。
それがバリエーションの基本だろう。
今日も面白いルートが取れたが、昨夜準夜勤のショウタン、フーフー、それだけに満足感が高かった
 
下降点↑                           尾根先西側に下山階段があった。
下山総時間、3時間15分かかった

車道歩き共、総時間は9時間を要した

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ショウタンの山歩録地図について
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図画像)、
数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図250mメッシュ(標高)、数値地図50m
メッシュ(標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
 (承認番号 平23情使、 第799号)」