バリエーションルート
清冷山877.9m大周回ルート
2009/01/20
同級生+C女


「この地図の作製に当たっては、国土地理院の承認を得て、同院発行の『測量成果』を使用したものである。(承認番号 平20業使、第543号号)」


清冷山877.9mは和歌山中央部に位置する奥深い山ですがルートは単純なコースが知られているだけです
今回、山仲間4人でバリエーションルートを設定して清冷山にいどんだ。三人は同じ団塊の世代の、シマヤン
寺ちゃん、ショウタンと屈強の山女、T女、最強のメンバーでいどんだが意外や意外、尾根は分かりよく、急登こそ有るが
綺麗な尾根で山好きにはたまらないコースだった。P804mから清冷山に向かう北尾根の半分は雑木がブッシュと成っていたが
ほんのわずかな距離、おまけに測量跡は小枝が払われていた。今回のコースは100点満点のコースと言えるだろう
只、くし谷の取り付きを見つけるまでは寺ちゃんの二度にわたる下見の努力があった事に感謝したい。
登山タイム
登山口 07:30
尾根出会い 07:55
P804m 10:41〜11:00
清冷山 11:30
下山開始 12:15
取水口 14:10
下山口 14:25
車まで10分程度だった?? 測定を忘れました
阪和高速の吉備インターからR424を椿山ダムに向かう。栗の木集落の日高川に架かる笠松大橋手前から
日高川左岸に100m程度入り右手の渡瀬林道途中に一台の車をデポした.清冷山から北に向かう尾根は初めて,
清冷山に12時を廻る時間の登頂に成れば下山は通常尾根と決めていた

                  青線は渡瀬林道(私道) 紫は下山ルート 赤線は通常下山ルート
                     
取り付きはよくぞこの地点を探した物だ、下見の寺ちゃんは尾根先から取付き途中で管理道らしい物を見つけて
長年の感からここはくし谷に出ると確信してここを下り今回の取り付きを探した。苦労したであろう、感謝だ

取り付き、つまり登山口はくし谷林道を400m入った左手に見にくいが山の神さんが祀られている
この神さんの10m前に河原に降る道がありここを下る。地図ではダムが水をたたえているように見えるが実際は小さな渓流で
渡渉はたやすい、正面の山肌に管理道が有る。目印などはないが直ぐに分かる
(大雨の時この川が水没する時があるとの情報をえました。その時は少し上流から渡渉できるとの事です)
                  
                          目指す尾根と河原の降り口にある山の神さん
          

                                   降り口と取り付き道
          

         尾根まではこの取り付き道を登ればいい、比較的良い道だ、尾根に出ると高圧線道標がある
          
尾根で一休み、ここまでは25分程度、ルンルン登山道だ。ここから右手に南西に測量点P532mを目指す。尾根は分かりよく登れば
登るほど感じが良くなり、私が大好きな細尾根と変わって行く。ただ急登で石の多い所や痩せた所もあるがそこが面白い
          

         途中尾根から見える景色は里山を感じる。

          
測量点532 P562と登って行くがこの付近になると小さなピークはあまり気にならない登りだ。
尾根に出てP562mまでに少し急登と言える所があった

          
尾根は本当に感じが良い、ここがこれほど良いとは想像だにしなかった
ここでの最大の難所は測量点P804に登る所だろうか。傾斜があり一汗かく所だ
登って行くと、鹿ネットに出くわし、ネット内を歩いたり、出たりとしながらP804mを目指す
          

このネット出会いで初めて清冷山が顔を出した。後少しだ、このまま行くと12時の予定時間まで清冷山に着く事が確信できた
                  
P804mは測量のため木が切られ見晴しは良い、ここで小休止、行動食を口に入れ後ひとがんばりの力を蓄えた

          
                                  景色に感動するT女
                                   
P804mから鞍部に下り又清冷山に登り帰すが、 鞍部に下り込み始めに一歩踏み込むと雑木ブッシュ
どこかに測量ルートがあるはずと探すが上手く見つからない、30mばかし踏み込むと測量時のマークが見つかりヤレヤレ
ダンダンと通り良くなり、鞍部からは問題のないルートとなった。
清冷山の二等三角点が見えた、思ったよりたやすく山頂に立つ事ができた

          

                             
                              二等三角点清冷山(せいれいやま)
点名 清冷山(せいれいやま)
冠字選点番号 呂 17 
種別等級 二等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 田辺−川原河 
測地系 世界測地系 
緯度 33°56′10.3977 
経度 135°23′35.5398 
標高 877.93 m
所在地和歌山県日高郡日高川町大字熊野川字野野川830−3番地 
選点     明治34年6月20日
造標     昭和60年6月7日
観測     昭和60年8月7日
地権者   美山村の個人が所有
                      清冷山877.93mから西に見るあの巖稜の矢筈岳は綺麗だ。
                          
食事休憩と45分、下山は真北に下る事とした。寺ちゃんの下見の時、偶然地主と出会い入山の許可並びに地主がこのルートで
清冷山に登った事を確認していた。ルートがある事が分かっていたが、最初の広尾根はやはり慎重になった
下山は750m付近で通常ルートと分岐するが広尾根だ、只ホボ0度で分岐する。少し曲がった尾根がくせ者と慎重に地形を読んだ
          
あそこだここだと四人は地図とにらみ合い下って行くと650m付近から尾根がハッキリしだした。ヤレヤレ、後は380mのピークを確定
すれば下山は成功したも同じだ。最初はヤヤ木が立ちこめているが、500m付近から感じの良い自然林尾根で尾根は細く間違
いなど先ず無い、

          
高度計は山頂で会わす事が出来る。高度の確定はたやすい、380mは簡単に分かった。
尾根先の谷付近にコンパスを合わせ、北西から東にと下って行くと、上水道の取り水パイプが見えた
ヤレヤレ、道に出る事が出来ると確信、上水道管理道に沿って下山した
         
下山口は工場の手前200m程度の小さな谷だった。
余談だが、ここから取り付き、山頂に出て通常コースを下山するコースも面白く推薦できる
もちろんテープ等は無い、地図を読みコンパスを合わせ登れる事が出来る事が条件だが、私はそう難しいコースとは思わない

          

後は車を取りに行くだけだ、下山口までの総時間、7時間と手頃な山行が楽しめた。
帰りに時間も早いと、先日二回も登った矢筈岳と清冷山が並ぶ景色が美しい、犬ヶ丈山に車で登り景色を楽しみ帰路についた

                                    清冷山と矢筈岳
                  
                
                                  鏃の頭が美しい矢筈岳
                  
          
犬ヶ丈山521.56m、三角点小釜本があり、山頂はテレビ塔や無線アンテナが有るが見晴しは車道からしか見えない
犬ヶ丈山にも三角点があり、戌年に登るのであろうか沢山の山名版があった。車道が山頂に伸びるこの山のどこかに登山ルート
あるのだろう。ショウタンの楽しみが一つ増えたようだ

三角点小釜本の記
点名 小釜本 
種別等級 三等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 田辺−川原河 
測地系 世界測地系 
緯度 33°56′52.6269 
経度 135°18′41.8118 
標高 521.56 m
所在地 和歌山県日高郡日高川町大字小釜本字宮ノ谷604番地 
選点 明治36年4月24日
設置 平成6年8月24日
観測 平成15年10月16日
地権者 小釜本生産森林組合
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