曽爾村の山
楯岡山、奥山、肘折山、源奈山周回
2018/10/18

総時間 8時10分〜15時10分 距離約9.2km

地理院地図にリンク
曽爾村には人気の山が多いが、住塚山、国見山と兜岳、鎧岳に挟まれたマイナーな山に登ってみた
楯岡山は車でも登る山ですが、楯岡山古墳群の遠い物語に思いをはせる方もいるだろう

楯岡山の麓に速総別王(ハヤブサワケノキミ)と女鳥皇女(メトリノミコ)の墓と伝わるふたつの古墳があります。
古事記によれば、速総別王は仁徳天皇の命により女鳥皇女との仲を取り持つ使者として送られましたが、皇女の速総別王に対する秘めたる愛情を打ち明けられ、その想いに心打たれた速総別王は皇女を娶り、天皇の恨みをかってしまいました。
また速総別王は、彼の和歌の内容から謀反の疑いがかけられ、女鳥皇女ともども仁徳天皇の軍勢に追われる。
曽爾まで逃げたところで、ふたりは追手に捕まり殺されてしまった。

楯岡山古墳は速総別王と女鳥皇女の墓と言われていますが、豪族の墓とも言われています
どちらにしても、手を取り合って逃げた二人に思いをはせれば、歴史は悲しい・・・
台風で道が抜け、兜岳登山口のメナシ地蔵手前1kmで通行止め、楯岡山にグーグルで調べた道から取り付こうとしたが、エーイ楯岡山は直登だと
道横から取り付いた。
 
車横から山肌に取つくと20mも登れば、アララ、火の谷唐招寺線と書かれた道が出た
途中に石仏や其の上の古い石段とロマンを感じる。楯岡山だ。
  
これはらくちんと、道に沿って登る。
古い階段などが残り、登ってゆくと広い棚が有りそこが唐招寺跡で地形図には卍が載る  
676ピークを越えれば又林道が出た。
此処には蛇久保支線2号平小石始点と出た
林道は途中で別れるが、途中にNHKなどとマークが出た
東側から尾根に出ようと、軌跡どおりに歩いた。
東端から踏み跡道の尾根を登れば、整備され公園上の楯岡山NHK送信所が出た

  
見晴らしは最高で、曽爾の山山、特に古光山、と住塚、国見山そして屏風岩が見事な景色を見せる
ついつい、オット失礼
  
地図には無いが、電波塔下まで車道が来て、周辺は多輪峰の森と公園整備が有る
尾根上にある四等三角点、蛇久保を特定して、正面の奥山を越えた
  

                                                      右上写真はアルバイト道↑

奥山を越えた所で公園に出でた。↓

此処で、地形図に無い多輪峰の森道に入り、アララ、地形がオカシイと気がつきアルバイト、頭を捻る。
少し下に道が見えくねっと下り、東海自然歩道に入った。
時々地形図に載らない道は??となる
林道小長尾線下り口上に手すりが有り?よく見ると神社で多輪神社だと案内板を見直してわかった
  
東海自然歩道の林道小長尾線を下り、済浄坊の滝をピストンで見に行こうと話していたが、台風被害で通行止めだ
鎧岳、兜岳山行を組むときに、鎧兜岳では余りにも単純と、楯岡山を入れて済浄坊の滝コースを下り、メナシ地蔵から兜岳、鎧岳と登山すれば面白いと思っていた。残念
当分はコース補修は無いだろう
目的の肘折山への取り付きは地図に載る黒実践からとコースを組んでいた

黒実線林道は状態も良く残っている
コースは谷から登り肘折山ピストンもいいが、ピストンを好まない今日の相棒と私
キジ撃ちがしたくなり、頑張っている間に相棒が尾根を選んだ
尾根は急傾斜だが状態は良い
肘折山はマイナーな山だ。
山名板は多いがどれも古い
山名板など無いだろうと、久々に山名板をぶら下げたが、人気があるようだ
  
倒木など有ったがコルに下りこみ、読図からP899を巻く、巻き巻きショウタンだ
899から続く尾根は自然林に成り、美しく楽しい
  
源奈山は、山名板も無くテープなども無い。
山名は残したいと此処にも板を一枚残した。

此処からの下りは、旧椿井峠を特定したい
此処だろうと思うコースで下ったが、コース取りはメチャ慎重にとった
植林の尾根は倒木が激しい所も有ったが、通るにルンルンだ
  
少々間違っても車道に出るが、旧椿井峠に出たときはしてやったりだ
峠や古道は状態良く残っていた
コースは、地形図軌跡を参考にとしか言いようが無い
  
↑小さな隠しピークでコースは真剣に読んだ
此処が今日の最難所だったが、案外すんなりと尾根にのった
  
旧椿井峠にも板を残した
峠で一休みしたのだろうか、古い記憶にも無いキリン缶ビールの缶が落ちていたが、アルミ缶ではなく鉄缶だ。
峠を道成りに下れば、舗装路と成り車道に出る
一度歩いた車道だ。記憶があるがすごい荒れようだ
  
メナシ地蔵兜岳登山口の谷も相当荒れているようだった
  
長走りの滝上で道が抜けているのが、通行止めの理由だろう
道路には頭大の石がゴロゴロとしている所もあった
長走りの滝
通行止めゲートに戻り、楯岡山下の火の谷唐招寺線取り付を探ってみた。
車道分岐の道標がある所の谷が火の谷だろうか
そこに取り付きが有った
  
総時間 8時10分〜15時10分 距離約9.2km
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