マイナーコースで鎧岳、兜岳

鎧岳、兜岳、清水山、大栂山、丸山、布引の滝周回
2018/05/15
二人

登山口8:52-兜岳9:45-兜岳11:02〜11:45-清水山12:13-大栂山13:27-丸山15:30-布引の滝16:16-登山口17:07
総時間8時間15分、約12km
鎧岳、兜岳は岩稜の素晴らしい山で、何方も登ってみたい山のうちでしょうが、登ってみれば急傾斜が記憶に残る里山で、
見て美しい山と感じるだろう。
登攀ルートは一般的で、慎重に登れば登山会の講習を受けた初心者なら問題なく登れるルートだろう
そこで
マイナーな清水山、大栂山、丸山と入れ帰路に布引の滝を楽しむルートでバリエーションを組んでみた

ページ内の地名山名は、昭和61年版の昭文社エアリアマップを参考にしました

登山口はエアリアマップにメナシ地蔵と書かれた延命地蔵様から取り付きました


前日の雨で水量が増えた沢をヘツリ踏み跡通りに尾根に登れる
ハッキリした道は先ず迷いなどは無い登山ルートで、登れば岩が露出するが、登りよくロープ補助などが有る

私のような高齢者は一汗流す。
時間は係るが、健脚者なら4〜50分で登ってしまうだろうが、急傾斜である。慎重に登りたい
山頂は変哲も無い丸いピークだが、其の足下は垂直の岩壁だ。
見晴らしは最高で、私達の山座同定は、遠くに局ヶ岳、三峰山、修験道山、
近くには倶留尊山や紅ヶ岳、国見山、古光山、後光古山などが特定できる。
日差しがきつく、木陰で汗を引かせ、峰坂峠に下るが、細い痩せ尾根の左右は切り立っている事を思わせない道だ
たが傾斜が有りロープなどが補助されている。
峰坂峠から再び登り返し鎧岳に登るが、道は厳しいが登りよい
尾根まで登りきれば、道標にしたがって山頂に立つ
鎧岳山頂も、下から見た山容は嘘のようで、平らなピークだが、その下は垂直の崖である事は認識したい

山頂の三角点は三等三角点で、点名は山名と同じ 鎧岳だ。
設置は明治22年4月27日です
標高 893.61 北緯34°31′43″.5272 東経136°07′48″.9361
所在地 奈良県宇陀郡曽爾村大字葛字男嵩1065-1

確信部の軌跡
谷間のため軌跡のずれが生じている
お昼を楽しみ尾根を北に下り清水山を目指す。
途中に葛方面に下る分岐が出るが、そこから尾根を北に登れば、清水山に出る
植林の清水山だが、途中の尾根は雰囲気が良かった

清水山まではルンルンで、鎧兜を登られる方は、この一座も登られると楽しいだろう
此処から慎重に尾根を確定して清水峠に下る

山頂から少し戻りコンパスで尾根を探り植林内を下ると、アララ伐採か倒木か、倒木が尾根を塞ぐ、
エーイ行っちゃえと行きかけると、Skoさんが目ざとくショウタン、ソマ道が有ると植林と自然林の間に道を見つけた
下りこめば、広くは無いが林道だろうか尾根に道が走る。
後は、現在地の特定のみのルンルン道、小さなピークや地形から分岐する道を、此方だろうと推測しながら下った
一番主要な感じの道を下れば良いだろうとの判断で下ると全て上手く行った

測量点702mの手前で林道は右手、東に下ってゆく。
 P702から斜面を下りこめば舗装の清水峠が出る
清水峠から北に舗装林道を登れば、林道に落石が有った
其の先から、尾根に取り付くが、未舗装林道が尾根に延びる
未舗装林道は目的ピークから離れそうだと思い、植林内登りに切り替えた
舗装林道からの取り付き付近からコンパスを取って、山頂付近を探れば、地形から登り方向がつかめる
よく見ると小さなテープが山頂に誘っていた

山頂にはテープの主だろうか馬酔木に赤テープが賑やかだった
 下山は舗装林道終点に下ろうと谷を下ったが、此処も林道風のソマ道が有った
清水峠まで下り、ガードレール下に小道が有り、目的破線は谷中央だ
状態が違うと感じたがその道に入ると、すぐにZ状態で道は谷に下る分岐があった
林道終点↓

谷には道跡を感じたが道は無い
鹿の骨が転がっていた。雪が深く積もったのだろうか。鹿は60cm以上の深雪が積もると動けなくなり死ぬことがあるとか
道跡を感じながら下り、分岐は地形から判断して方向を選んだ
破線道が斜面に出て小道を下る。
現在地読みはSkoさんに任せ切りで、ショウタンは下れるかの判断を目視する
谷が沢に成るころは位置判断が難しかったが、たいした問題では無い
下ってゆけば、アララ、谷が崩落して倒木帯が出る
これを乗り越えるのに一苦労したが、Skoさんは大きく高巻いた
私は、倒木を乗り越えたが高巻くほうが良かったようだ
林道が見えたと指を刺すSkoさん
倒木帯は3〜40m、それを越えると実線道の林道だった

振り返る倒木帯↑、沢内の下山は不向きかも??
林道は舗装されている。
目的の布引滝方面分岐には道標があり道は良い

下ってきた谷は登り谷と書かれ、清水に向かうことが書かれている
ハイキング道が整備されていた時代が有ったようだ
消えかかった布引滝案内を読み林道に入る
道上を水が流れる。穴の開いた靴のショウタン。走り越えると中にまで水は入らなかった

直ぐに道は無くなり、???アララ、ジックリとコースを見たが渡渉以外に方法は無い
ここはハマレば靴に水が入るだろう深さだ。付近を眺め短い足でも渡れるだろう石に飛び石をイメージして渡渉をした


其の先に破線を感じたので上ると、右手の左岸上に林道が見えたので、アララ、もう一度渡渉だ。
此処の岩は滑りが有り注意が要る
林道に乗った。
最初はこれはまずい林道だと思わせる状態だったが100mも歩けばシッカリした林道に成った
ここまでは川下り林道か?
へろへろのショウタンは、
丸山は諦めようとしたが、どうやらSkoさんは登る気満々で、ショウタン右手上が丸山だと、厳しい傾斜を見上げる
覚悟を決め、登攀ルートを地形図から読んでいると、傾斜の優しい谷に林道が斜に登る
途中にリュックをデポして、林道から取り付いたが、小さな山も傾斜はある

登りきれば、よく見かけるコールサインが書かれたアルミ板に丸山606が有った
下山は少しでも緩斜面を下ろうと其の斜面を下った
ピストンは嫌いな二人だ
川下り林道は緩やかに登っている

筋力が落ち足の力が無くなったのか、歩くのがつらくなってきた
現在地読みは、Skoさんにまかせ、フー、トボトボと上る
正面に、白い滝が見え出した。布引の滝だ。
落ち水が林道を越えていると、水濡れを覚悟したが、沢に橋のかかった其の上が、布引の滝だ
見事な斜漠は轟々と水音を発て流れ落ちる。
見事な滝だ。
40m二段の滝か??
急傾斜でS字に道を上れば橋があり、その下は見事な滑だ
小滝が美しい
其の水が布引の滝に落ちている
斜面のスラブも見事な山肌だ。

                                                                川下り線と県道出合い
後何キロで県道、赤目掛線に出るのと距離を気にするショウタンだ
心臓手術後、まだ体力が戻らないのか疲れが出やすい
歩調を合わせながら歩く事が出きるSkoさんとの山行は安心できる
ヤット、県道に出た。後少しだ
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