明日香村栢森から
高取城と古道芋ヶ峠
2019/05/22
二人


地理院地図にリンク
周回時間 S-08:00→高取城天守10:05
高取城10:20→芋峠12:05
芋峠12:40→入谷展望台14:40
展望台15:30→G、16:15
総時間約8時間15分(ユックリ読図)
距離 約15km
高取山にはこれで三度目だが、(一回目  二回目)今回は明日香村の栢森から高取山に登り芋峠(芋ヶ峠)から古道、明日香から吉野線を歩くコースで周回した。
何度か明日香や高取、多武峰、音羽山と訪れるうちにアノコース、このコースと行きたくなって、今回も地元民の、殿様が下城に使った道だの一言でこのコースを知り登りに使い、下山は芋峠から明日香への古道を探りたく周回した。

芋峠からは立派なコースが有るのに地形図には中途半端にしか載らず、こうだろう、ああだろうと地形図からコースを想像しながら地形図読みの楽しみも加味しながら歩いた。

明日香から歩くも良いが、栢森の女綱の有る位置から取り付いた
女綱についてはこちらをどうぞ

正式な駐車場が無い、女綱東側100m程度の凸地に路駐して綱の下の橋を渡って道標から山裾に入る
  

山すその道は状態も良くハイカーや登山者の利用も多いのだろう整備は良い
  
尾根近くまで登れば状態良く地蔵が出て道成りに登れば城郭の一部だろうか石積みが出る
高取山は山城跡で日本でも有数の山城の名城だという。
それにしても大きい城だ
地形図から現在地を読みながら登った。
登るだけならスイスイ登山道だ。
途中から左手に壊れた石積みが出て、右手は畑跡を感じる
下級武士たちが開いた田畑かもとロマンを話しながら登れば疲れは出ない
 
このコースには、猿石と言う人工石が置かれているという
どの付近かは地形図からは全く分からないが、途中の池は人工池で有る事は分かっていた
一つのランドマークだ
その池の所が人工池の水堀池でその手前に猿石が置かれていた
  
池の横に二の門跡と道標が出る
猿石は飛鳥時代の石で、城郭築城のさい明日香から持ち込まれここに置かれたのだろうとの事だ
少し登れば壷坂山駅への分岐だ
道成りに登れば、国見櫓の道標が出る
行ってみれば見晴らしは抜群で、大阪や奈良方面は良く見え、敵の動向は手に取るようにわかっただろう
大手門に向かい登ってゆけば、巨大な石積みに新緑がさえ、季節季節の景色はすごいだろうと思わせた
    

天守跡の三等三角点を尋ね。生駒、金剛の景色を楽しみ、一段下の展望箇所から、大峰山や台高の景色を楽しんだ
 
天気は気温は高いが爽やかだ
通ったことが無い城西側から南を巻く吉野口に出る破線で城を巻くコースを読んだ
林道終点に向かって下ると、七つ井戸の内一つが有り、階段で林道に下るが、あれ、破線道は無い
探ると動物道より細い踏み跡が有るが、廃道だ
行っちゃえと踏み込むが、行けるか不安も有った
なんとか巻たが、もう誰も通らない道で廃道だろう
  
吉野口門からは二度通った道だ。記憶に新しい
コースは明確で案内も有る
なのに、高取林道に出て四等三角点、芋ヶ峠を見て、その先から道に下ろうと地図も見ずに行って、アララコースを外しかけて、ズズズと林道に出る
此処で、またまた現在地を間違い林道を歩いてしまったが、これが林道からの景色が良く、結果良しだった
  
  
高取林道出口にブロックと金網で囲われた道祖神地蔵が祭られていた
  
新道芋ヶ峠から道標に沿って登ると、龍在峠や細峠、竜ヶ岳、音羽山へのルートだが、目的は古道のショウタン達だ
先ず、腹ごしらえに椅子に座って今日も粗食のショウタンだ
  
芋ヶ峠からは先ずは行者像までの1000mを想像してみた
行者像位置は新道の急カーブの位置だと分かっていたが、途中の三軒茶屋や芋峠神社の位置は把握できていない

実は、コンパスを落としてしまったと、コンパスが無いショウタン
北だけを時計コンパスから知り、正置で方向を知る
天気が良く太陽が出っぱなしで、杖を立て影から方向を読み、もう頭がおかしく成り出した
プレゼントされたコンパスだったので、あーどうしようと頭に急に浮かびだす
マッ良いか、と思い直したりモー読図は困った話だ、ほぼ方向は合っていたがやはり細部は、今何処と相棒に尋ねる

左手に道が見えるがいつの間にか見えなくなり、地形から此処だろうで下った
と、道横に芋峠神社跡の道標が出た
倒木で道がなくなりかけていたので、目視で探すことに、尾根で右左にわかれ踏み跡を探せば、尾根向こうに神社跡が出た
  
神社跡から谷に道跡を感じた。
神社正面から道が下る
参道跡だろうと感じたが、引き返し古道に戻った
道成りに下れば、三軒茶屋跡が出たが、三つの位置がハッキリしないが看板が出た
平地が三箇所有った所からその場所に茶屋が有ったのだろう

看板が有る


持統天皇と天武天皇が芋峠ルートで吉野宮の宮滝に通った道だと書かれている
コースをカシミールの力を借りて書いてみれば、なるほど距離は近く傾斜も少ないコースだ
又、三茶屋と芋峠神社は近く、参道らしい道は、三茶屋から直接お参りできたのだろう
道成りに下れば行者像が出た。
  
行者像は車道横に有り、問題はその先のルートが地図に無い
ムム、迷ったが看板を信じて通れば栢森の道に出たが私は現在地を??、相棒は此処で尾根を越えるとキッチリと言う
アー、もう腕を上げた相棒だ
  
小峠には椅子と看板が有り看板には設置者の思い出が書かれていた
 
峠の先で地蔵が出る
この付近から下りながら尾根越えだった。
下りきれば栢森からの道で、時間も早いと入谷の天空展望台を尋ねた
行けばわかるさと黒実線を歩けば、案内が出たが、途中で車はここに置いてくださいとあり、距離は550mとか
いささか足が疲れるが、何時もの痛みが無い
階段が無いから足の負担が無いのだろう
  
道に動物止めゲートが有り、案内は適宜に有る
どうやら、神社マークに展望台が有るようだと分かったときは、鳥居が見えていた
    
見晴らしは最高で、お茶とお菓子でユックリと景色を楽しみ、来た道にコンパスを取り、あそこが三角点であそこが芋峠だと山座を楽しむ
アーコンパスは何処だとマタマタ頭を持ち上げる。
相棒は家に有るさと慰める 
  
下山ルートは??道標が有るさと暢気に思っているが、入谷の道はメチャややこしい
神社の名前はと書き物を探していると、有ったあった。大仁保神社と言う
コースは登り案内は有るが下り案内は無い
登りの反対側に下れば問題なく下れた
  
栢森の女渕、男渕探索ルートに出て、後は経験古道を下る
途中に二度言えないほど難しい神社を見て、女綱神事のお寺を見て、帰路に付けば、村人が銘木を作っていた
一本数千万円時代もあったとか、茶室の柱とか、自作の家とか、話は長いが、女綱を作る場所のようだ
  
加夜奈留美命神社と綱神事主催坊主の寺の龍福寺
車にリュックを入れ、コンパスは無いかと、あそこかもともう一度、ルートに入るが、無い無い、あー
家に帰れば、キチンと机の上に置いていた
バカタレショウタンだ
  
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