重畳山(かさねやま)302.1mと少女峰150m

和歌山県東牟婁郡古座川

山歩隊3人

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一泊で古座川の有名山、四山を登った。和歌山を8時前に出発、ETCカードの恩恵を受けながら田辺まで走る
後は名高い42号線(しにごうせん)をクネクネと綺麗な海を見ながら走る。高速を出るとコンビニは串本町まで無い
串本で必要食料を仕入れ古座川に走る。先ずは神王寺の有る重畳山(かさねやま)に向かう
重畳山は、ほとんど観光化された山で登ると言うより、石仏や景色を楽しむ公園です。
重畳山には、古座川右岸、東500m地点に重畳山と書かれた看板があり、道なり道標なりに向かえばいい
右写真の終点まで車を乗り入れたが駐車場はない。無いはずだ、駐車場は神王寺の上まで車が入り、広場の展望台には
大きな駐車場がある。下の集会所付近を左にはいると駐車場に出るが、石仏を楽しむには参道を歩くとよい

 

熊野曼陀羅と呼ばれる88体の石仏がある。苔むした参道の石仏は見応えがある

 
神王寺前の展望台や山頂下の藤棚のある展望台は綺麗に串本や古座の海が見える
上の駐車場まで車は入るがやはり石仏は一見の価値がある。
展望台から少女峰や、嶽の森山が見えないのは残念だ

 
上の駐車場から階段を上がると山頂に三角点がある
山頂には5分も有れば着くだろう

 

三角点と山頂風景、

三角点は二等三角点で状態も良い

 

三角点の記
点名 重山
山名 俗称、重畳山
等級 二等三角点
緯度 33°31′23.9176
経度 135°47′31.8192
標高 302.05m
所在地 和歌山県東牟婁郡串本町大字伊串字重山862番地 
選点 明治34年5月28日
観測 平成15年10月21日
旧観測(GPS) 昭和53年9月17日

少女峰と伝説
 「熊野路や祓の川の清ければ、月も尋ねてこの瀬ぞ住む」と古歌によまれた月の瀬は、清暑島の上流にあります。その対岸に高く聳えた峰を少女峰といいます。土地の人は十七夜岳ともよんでいます。昔月の瀬にお藤とよぶ年頃の娘がいました。美人で気立てがやさしいと云うお藤の評判を聞いて、若者達は嫁にほしいと思いました。手を盡して頼んでみましたが、お藤はなぜかどこへも嫁に行きませんでした。というのはお藤はひそかに近くのお寺にいる修業僧に思いを寄せていたのでした。一方では、古座沖にある九龍島に、藤四郎という海賊の頭が、お藤の評判を聞いて妻にしたいと考えていました。ある日手下を従えてお藤を無理に島へ連れてゆこうとしました。お藤は逃げる途中逃げ場を失って、高い峰から川の渕へ飛降りて死にました。毎年夏がくると川岸にさつきの赤い花が咲いているのは、お藤の化身だといいます。毎月十七日の夜、村の人達が河原でお藤の霊に線香をあげて供養しているそうです。

少女峰 別名、十七夜岳

少女峰には悲しい少女伝説があり古座川では有名山ですが少女峰に登る人とは少ないだろう
そんな悲しい伝説の山にでも登りたいのが山歩隊、先ず対岸で食事、登山ルートを探るが、少女峰下のガレ場から取り付くのが良いだろうと判断、古座川右岸の道を行、突き当たりに牛舎と製材所があり、製材所を抜けると、コンクリートの道がある
 

少女峰東、左手に何かの木を植林したガレ場の急登から取り付くが動物か人の踏み跡らしい物や
木の階段が有る。これに沿ってジグザグと登り、尾根に出て山頂に出る。踏み跡?らしい物が存在する

 
山頂には30分で登るが急登は相当な物ですが危険などはない。山頂には岩が露出して険しい、先端に突き出した岩は
足がすくむ、

 

 
景色を堪能して下山するがそのまま下るのは面白くない、写真にある左端のピークまで尾根を行き、シマヤンは切り立った尾根を下り、ノブヤンと私は谷筋を下った。尾根は細くシダが生えているが人の手が加わり道らしい物がある



岩峰ピークを越えシダピークを越えて行くが踏み跡が不明瞭になり、シマヤンは切り立った尾根を、私は右手に踏み跡?をたどると
ため池に出た。このため池にモノレールが来ている。丁度車を止めた所にモノレールが有った。ここを下ればいい

 

 
モノレールに沿って下り、沢を越え下ると車そばに出た。下から見るとシマヤンの下りルートは相当傾斜がある
ロープがいるかも、と話しているとシマヤンが下りてきた。道ではなかったとけろりと言ってのける
シマヤンは身軽でこのような場所の下りには強い

下山口
 

少女峰
 

下山後、隠れ温泉秘境の湯、町営美女湯温泉に入り一枚岩キャンプ場でテント泊となった
入浴料300円、月水金休み??
美女湯温泉は三人程度しか入れない秘境の湯で、湯質は良かった
特にブッシュこぎで痒くなった部分が一度で収まった


 
明日登る嶽の森山登山口を確認後テント設営、久しぶりに三人でキムチ鍋を囲みながら話が弾んだ

嶽の森山、峰の山に続く

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