真妻山から経平峠周回 2016/01/21 二人 |
森林公園〜真妻山8:30〜10:26 約二時間 真妻山から経平峠11:03〜14:07(食事時間30分) 経平峠〜森林公園14:07〜16:12 大滝神社、登山口探索、炭焼きでお喋り時間30分以上 全コースタイム、8:30〜16:12 |
和歌山県日高郡日高川町の一等三角点、本点が乗る見晴らし最高の真妻山から経平峠(きょうたいら峠)を読図で周回しました 日高郡の真妻山は、一等三角点真妻山が乗るだけ有って見晴らしは最高だ。 しかも、一等三角点は本点で此処を中心に一等三角点捕点が決められたのだろうか? 周囲、360度の大パノラマの内、一等三角点は、生石山、西山、平草原、槇山、法師山、城ヶ森と一等三角点の山が見える 遠くには、玉置山や子の泊山が見えるのかもしれない 523.4mと低山だが、最高の見晴らしは和歌山県中央部では最高の山だろう |
一等三角点、真妻山の記 北緯 33°53′16″.9706 東経135°16′32″.5166 標高523.43 看視対象点 伊能忠敬以来、日本の国土測量の重要三角点の地だ。 意識を持って登れば、明治の測量の偉大さが見えるだろう |
真妻山は三度目の登山だ、通常登山口は3ヶ所有ると聞くが、下調べも無く、日高川町山野の森林公園から取り付くことにした 通常登山道周回は余りにも時間が繋らないと、以前縦走した日高川町と印南町の境界尾根を歩き、経平峠を周回した 森林公園の位置は知っていたが、通常登山道は知らない 行けば分かるさと、森林公園に向かった 所が駐車場入り口に真妻山登山口の標識は有るものの何処を行けばいいのか分からない 兎に角地形図でコースを想像して、大滝川を渡ろうと下ると、橋に真妻山の標識が出た。 それでもコースは??と、此処だろうと向こうの公園らしき所に向かった 公園上のトイレ前の階段を上りコースを予測したが、??その標識は無い モウ通常コースを探すのはメンドクサク、地形図から真妻山に続く尾根を登ろうと決めた 写真の道標前の細い尾根に取り付いた。 測量杭と踏み跡があり、おっ、皆が上ってる.。なんて思いながら細い尾根に取り付いた 最初は肩に小枝が当たる程度の踏み跡だが、アララ、急傾斜のシザ、オヨヨとシザに踏み込んだが、測量尾根には動物道があり、思ったより登り良い このままの状態で尾根が続けば、嫌だ、なんて思いながら登ると、主尾根出れば快適な尾根となりヤレヤレ 結果、最初の階段を上りきった付近から、植林内を登るコースがよさそうだと、反省して二人でコースを読んだ 主尾根は快適で、途中に急傾斜はあるものの、冬枯れの景色や登れば見晴らしが出て最初の状態のことは忘れる綺麗さだ コースは地形図から分かりよい、現在地を確実に読みながら登れば小さな里山も楽しみが増える 今日二人は使い古しのスマホとアイホーンに、GPSを組み込んでその威力を試した 結果、GPS機能はほとんど専用GPSと変わりは無く、自分の使い勝手が良いアプリを入れればいいだろう 補助的にGPS、基本は地形図から現在地を知る事に長けなければ、山は怖いものがある ショウタンと相棒は地形図を決して疎かにしない。 今日の登りコースも、地形図から見ることが出来た。 山野小学校方面からの登山コースと出会い快適に山頂を目指す。 通常登山道 |
真妻山山頂は公園化され、千手観音が祀られ、山頂には山茶花?が植えられ芝生で、見晴らしが最高でこのパノラマには文句がつけられない |
太平洋側と日の岬、御坊市、旧日高町、西山方面 |
矢筈岳、清冷山、と高野山方面 御坊火力発電 |
山頂でユックリト茶を楽しみ、山座を同定して、一等三角点、真妻山本点が乗る意味を知った ショウタンなどは、目視で遠くの山の名を当てることは出来ないが、昔の人はそれを見分けられたのだろう 百均地図からの同定だが、磁北線を6.5度としてストックを地図上に置けばほぼ山が確定できた 天気に恵まれれば本当に見晴らしの良い、真妻山だ |
縦走尾根は、地籍調査がなされ歩きよかった 地籍テープが有りルートは分かりよかったが、現在地を当てるのはそれなりに難しい GPSは見ないでコンパスで尾根角度や地形図で地形等を見て登る登山はバリエーション登山の面白さだ 尾根に入ると踏み跡も濃く、祠が出る広い植林地点から、下山出来るようだ 此処は通常登山道だがやや難易度があると聞く 尾根に入り 尾根道を歩くと 祠が出る |
祠には薬師如来が祭られている。真言は、おんころころせんだりまとうぎそわか、で二度ほど唱えて縦走の安全を祈った信心深いショウタンだ 汗 その先が496m測量地点で、地籍調査のためか図根点が出来、周囲の伐採があり見晴らしが出来ていた その先で地形図の等高線が込んだところは岩陵が垂直で下るに難しい コンパスで方向取りするが?? コースは、少し手前に赤いテープが巻かれていた。 此処からも下れるマークと早合点したが、多分巻き道が有るのだろうと引き返してマークに沿って下った 地形図とコンパスを見ながら尾根に乗っていったが、この付近は少しルート取りが難しい 経平峠から来たときは道どおりだから記憶が薄く、山の下山の難しさは小さな岩陵でも同じと感じた 尾根に乗る |
後は快適な尾根で尾根を越える破線道位置や小さなピーク、尾根の曲がり当で現在地を探る 一箇所現在地が分からず、地図にコンパスをあて道の角度と地図道の角度が合う点を探した。 思った付近にそれが無い、こんな時相棒が、ショウタンそこまで行っていないとカンニングして笑っていた。 GPSは現在地を知る最高の手段だが、読図は難しいが、本を読むのと同じで地図と地形が一致する楽しさはGPSには無い 標高470m〜480m付近は伐採され植林が切られている 見晴らしが最高だ。その先で風を避け昼食を楽しんだ |
あと少し、10m程度のアップダウンを数えていたが、アララ、三等三角点 日本花が出た 単純な地形は現在地読みが難しい。 おなかが大きくなって歩足が早くなったから早く着いたと笑う。 此処も観測のためか伐採され見晴らしが出来ていた。 三角点の道標が抜かれていたので打ち直しておいた 三等三角点、日本花の記 北緯33°53′57″.0058 東経135°18′27″.3140 標高507.99 面白い名の三角点だ。何か意味があるのだろう、日高町川の教育委員会に尋ねれば分かるかも?? |
次のランドマークは鉄塔だ。此処も見晴らしがいい その先で経平峠への分岐に出て、鉄塔管理の階段を下りきった所が峠だ 経平峠から植林内を下ってゆけば林道に出る。 古道の経平峠、莚畑峠や矢筈岳、精冷山へと縦走も面白いだろう。 一部は縦走経験も有る、コースは面白かった。只水確保が難しい 経平峠に向かって下る 経平峠 植林内を林道に下る。道は有る |
ダートな植林に出ると、ミニパトが三台と軽トラックが止まっていた。 荷台の弁当柄は11人分、レスキューの道具が積まれていた 途中で炭焼きの方に尋ねたが、行方不明者の人骨が出たとか、山は小さいが尾根角度のある和歌山の山、準備は十分にしよう |
途中、炭焼きの方と話し込んだり、大滝神社を見学したり、真妻山登山口を確定したりと、ゆっくり山村の風景を楽しみながら、森林公園に下った 道横の道祖神と大滝神社と大滝、 雰囲気は良い、この付近は植物保護が厳重だ |
登山口道標、とその入り口 この登山口は地図参照 |
炭焼きのおじさんと半時間近くも話しこんでしまった話好きなショウタンだ。 この山村に、合気道の大先輩の家があり、大滝神社に今訪ねてきたと話すとニアミスだったとか? 合えずに残念 |
真妻山、何時登っても楽しい。 マタマタ別登山口から登り楽しみたい一山だ。 戻る |