川上村井光から
ジョウブツ山、二階岳、カラ谷ノ頭
2019/07/29
3人


伊光岳訂正→井光岳
距離 13km
総時間 7時間57分
標高差約706m
ジョウブツ山(両佛山、天狗の俎石)やカラ谷ノ頭、二階岳、木の実矢塚は麦谷林道山抜け通行不可に成ってからコースが遠くなり登山者は少なくなった。
何度かこのコースを登った経験から、初心者でも行けるコースと、過去の経験から最短で登ろうとしたが、マタマタバリエーションを組み入れてしまった。読図が出来て、険路の登攀が出来る方なら今回のコースは面白いだろうし、初心者同伴ならピストンでコースを組めば、体力のみの単純コースに成るだろう。

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御船の滝は国道169号から武光橋を渡り川上村井光の最奥に有る
井光鹿の里から痛みが出た車道を奥に進み、御船の滝入り口からさらに道成りに入る
だんだんと舗装が進むが、以前は痛んだ林道で徒歩で歩いた物だが、

地形図に反映されない林道だが今の所規制は無い
私たちが路駐した地点がは、林業作業のジャマにならない地点を最大に選び、帰路をバリエーションで下るに最適な所とした

舗装が切れるとその上は作業用の広場が有る
P1102横には作業者用だろうか、大きな丸太の腰掛が有った
  
広場横から少し狭くなった林道を登るが、雨後はぬかるむ、その終点付近にソマ道の取り付きが有る
以前は賑やかにマークが有ったが、無くなっていた。同行の鈴女がテープを打っていた
  
ソマ道が山裾に入れば、道はハッキリと出て、直登尾根の確定場所にはすでにテープが打たれていた
  
尾根に取り付く所には境界石が有る
尾根は状態も良くルンルン、途中に網で囲われた植生を調べる物が有る
  
真っ直ぐ登ろう
林道に出る
  
林道をそのまま登れば、ジョウブツ山下の電波塔に出るが、ジョウブツ山西峰を巻いてしまうため、尾根を登りジョウブツ山西峰を踏む
  
山頂は感じが良いが山らしくは無い
綺麗なピークだ
  
ジョウブツ山方向にコンパスをあわせ、下れば林道終点が電波塔だ
  
電波塔から一のぼりでジョウブツ山だが、賑やかだった山頂も踏み跡は少なく。麦谷林道の崩壊が登山者を少なくしているようだ
使用がされていないだろう電波塔もいつかは取り払われるだろう
大台や大峰から山座同定に分かりよい電波塔だが
山頂に出る
  
山頂には三等三角点瀬戸が鎮座する
三等三角点瀬戸を表記しているのは亡、京谷氏で、勝負塚山で出合い私に三角点に興味をくれた偉大な先生だ
点の記を少し書いてみよう
等級種別 三等三角点 点名 瀬戸
緯度34°20′44″.6978 経度136°01′50″.0176 標高1307.96
点石埋標明治22年5月9日
地蔵越に尾根を下る
やや倒木が増え踏み跡が消えてない
沢山有ったテープも少なく麦谷林道からの登山者が少ないのだろう
木ノ実矢塚と薊岳雄岳
地蔵越しについた
峠の地蔵は倒木や枯れ葉に囲まれて汚れていたが、少し整備した
  
林道に下りひたすら薊岳登山口に歩く、小さなアップダウンは案外疲れるが、林道は落ち葉が積もり苔むして、舗装だが足に優しい
距離は約二キロだ。青葉の木々は影を作り風を呼び大汗は無い。
  
薊岳登山口には古い道標と、登山の注意が書かれている
又、此処から登られた方が下山できず行方不明と成っている
その尋ね人看板が有った。
  
迷い人が下山時に間違ったのは何故かと話しながら登れば、カラ谷ノ頭分岐に二階岳の道標が有ったのを覚えていた鈴女、一つ間違えば次々と間違ってゆく。それが原因かもと分岐に着いたが、山名板は整備されてない
次のピークが二階岳と登れば、二階建ての家のように段差で尾根が分かれる二階岳に着いた
  
二階岳はテープすらない
持ち合わせのテープを継ぎ足し枯れ木に二階岳と書いた
二階岳1242mでお昼を楽しみ、山座を同定する
樹間からしか見えないが、マイナーな山はマイナーな山を見晴らす
登尾、戸倉山 トベット 赤倉山(赤ー山) あれは瀬戸越し、奥の迷いかとコンパスを当てる
風も涼しく山復活が楽しそうな鈴女は姦しい。
 
下山でカラ谷ノ頭に行く
小さなピークから北北東に尾根を下れば小さなピークが、カラ谷ノ頭、細い尾根は植林との境界だが、巨木のブナ、水ナラ、植林の桧、美しいの表現意外知らない三人だ
  
カラ谷ノ頭に着けば、アララシマヤンの看板が、10年も前に来ていたようだ
 
小休止で引き返す
分岐尾根の上り返しは少しでも巻こうと巻き巻きショウタンだ
 
林道に出て地蔵越まで引き返す。
帰路は早く感じたが、午後とも成ると気温は上がるが、滴る汗は無い
木陰で休憩しながらワイワイ
地蔵越とは、麦谷集落と瀬戸集落を結んだ生活道だったが、麦谷側は道は消えてないし、瀬戸側も残ってはいるが完璧では無い
瀬戸側から登られる方は時には居られるが少ない

私が持つ奈良の三角点を尋ねての著者、上田倖弘先生達の教諭時代の家庭訪問は、教諭たちがタクシーで乗り合わせて各家庭を廻ったとか
そうしないととても回りきれない奥地で 

鳥も行かない中奥瀬戸と歌われたほど奥地だったそうな
そんな生活道に今も峠の地蔵は時たま訪れる登山者を見守る
 

瀬戸越から旧鉄塔管理道を登る。写真のゲートから入ってゆくが、道を間違わないように注意が要る
 ゲート奥に入る
木の実矢塚と薊、雄岳↑
林道は使われなくなって久しい
落ち葉が積もり足に優しいが、緩やかに登ってゆく道はフー、虚弱なショウタンは汗を流さす
木陰で休み、帰路のバリエーションを地図から探りコースを確定する
 
林道から東吉野村と川上村境界尾根を下って行く
この尾根はルートを変えながら何度も通った尾根だが、白屋岳からジョウブツ山への縦走は今も難しいコースで、今ならGPSがフル活用されるだろう
そんな尾根から、往路の林道に下ろうと、読図に入る
小さなピークを確定しながら下る
 
此処で弁当を食ったとか、この辺を麦谷から登ったとか、雪がとか ワイワイ話すが地形図を片手にコースを見る
下り尾根を確定した
植林が綺麗だが中央に花崗岩が出ていた。これは途中に岩が出るかもと慎重にコースを見る

地形図と尾根を目視でルートを読みながら下った
途中で馬酔木が尾根を隠すが見てみれば直ぐに馬酔木を越える
小さな小岩が アララ
コースを見れば、右左どちらも下れたが険路だった
 
広い谷に出て水線を下れば良い
右岸は傾斜が有り左岸に渡ろう。
 
直ぐ先が林道だ
足下注意で広い尾根先を歩くが、スッテン 転ぶショウタンだ

林道に出て100mばかし上り歩けばデポ車に着く

谷水で手を荒い、湧き水を汲みゴックン

今日も楽しいと鈴女がニッコリ笑う。
次は何処に行きたいと言うのだろうか、バリエーションが好きな山姥だ
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