地蔵越と麦谷林道
2014/03/09
4人

1/50000地図
総時間約9時間
東吉野村の麦谷地区から麦谷林道を登り二階岳、木の実矢塚、薊岳と登るルートが有るが、最近の水害で山が大ヌケして麦谷林道が崩れて通行できなくなった。
そこで、古道を利用して薊岳へのルートを探った。
麦谷林道が右岸から左岸に変わる所の尾根先から地蔵越に向かって、古道の炭破線道が地図に残る
炭破線道の跡を感じることが出来たが、その全容は分からず、尾根を直登した
麦谷林道に入り少しで河原に下ると数台が駐車できるスペースが有る。初めて家が出るその下だ

車を止めて村中を歩くと初めての橋の尾根先から古道の炭破線が地蔵越に繋がる。
この地蔵越道の南側、瀬戸への道を下った経験から、残っているのではと期待を込めて尾根先に取り付いた

尾根先には地蔵が有り舗装道が右手に登る
コレではないかと登ってみるが、道は直ぐに無くなり、地蔵左手の古道らしいところに入って見るがやはり道らしいところはすぐに無くなる。地図に載る民家に登ってみるとそこに地図通りに道が残っていた。
 
ここまでなんやかんやで1時間の時間を要してしまった
残っていた道は古道だったのだろう、地蔵が有ったりその台座が残っていたりしたが、古道跡は直ぐに無くなり、代わりにダートな林道が出て、古道歩きは諦め林道を登ったが、それも無くなり結果バリエーションで尾根を登った
 
林道終点から杣道か古道かわからないが、道を感じる所を探りながら井光辻からの境界尾根を目指して登った
最初は積雪はないが、表面が氷り滑る。歩行に時間がかかった。
少し白くなった標高800m付近で12本アイゼンを装着した。
装備は、簡易な岩装備と、ワカンとピッケル、ロープは20m二本だ
結果、岩は出なく使用しなかったが、登るに連れ、雪が40cm50cmと多くなるが、凍ったように固く、ショウタンの体重にしてもツボ足はないが、一歩一歩と確実に足を運ぶ
 
 
アイホーンに地図を入れてきたJYUNさんは地図を拡大すると岩場が出ると言う
少しコンパスを西に修正して川上村との境界尾根を目指したが、最後の30mはフーが10ほどつくフーフー・・・・・・・・・・

境界尾根に突き上げた。
駐車地点から4時間と予想以上の時間がかかってしまった。
 
境界尾根は美しい、ユックリと食事をしたいが時間が気になる
境界尾根はめちゃ美しい。サングラスを忘れたショウタンは帽子を深くかぶり赤外線から目を守ったが、さて
 
この尾根40〜50cmの積雪だが、雪は固くツボ足はない
ショウブツ山の電波塔管理道に突き上げる
予定より1時間以上遅れている。ここから70mでピークだが先ずジョウブツ山(両仏山)はパスだ。
 
小休止で地蔵越に向かう
林道は予想以上の雪でガードレールが埋まってしまう程度だが、よくしまった雪はツボ足はない
一歩一歩と慎重な歩行だ
 
地蔵越下のゲート前から、薊岳、木の実矢塚の見晴らしは最高だ
 
地蔵越の地蔵を確認して林道を薊登山口に向かう
 
林道はヤハリ1mを超える積雪だが、ツボ足はない。
歩きよいが、凍った部分があり慎重に歩いた
 
登山口に出たが2時20分と予想時間を越えてしまった。
薊登山口
積雪とコースタイムから薊岳越えをパスして登山口からバリエーションで麦谷林道に下山した
ピンポイントの下山を楽しんだが、杣道は有るさのショウタン予測はハズレ、急傾斜を慎重に下った
 
作業小屋跡が出る。シメタ、作業道跡があると思ったが上手く見つからない。
動物道か作業道か??と歩きよい所をコンパスの指示通り下った
途中にウン 岩 が出た。
横を慎重に下るとKちゃんが、わ〜綺麗、なんて言う
氷に注意して下ると見事な氷柱の横を降っていた
 
コンパス通り下ると見事にピンポイントで目標の橋横に下った。少し自己満足だ
又付近はここしか下れない地形、ウンの強さはショウタンの持つものか
 
麦谷林道を下る。積雪は直ぐに無くなり、アイゼンを外し道横の氷柱なんかを楽しみながら下った
 
所が突然道が抜けた。


恐る恐るザレ場を登り先を見ると、それは恐ろしいほどの大抜けだ。
向こうで堰堤工事がされている。行けるか、行けなければ大高巻きだろう。
ゆこうと決心して、ザレ場をトラバースと河横をへツル


工事現場にハシゴが掛けられていた。コレがなければ堰堤超えは難しいだろう
工事現場下の橋は完全に流され仮橋が掛けられている。工事が完成してこの橋が撤去されれば、高巻きも上級者の力がいる所と成るだろう。道が修復されない限り、麦谷林道は通行不可だろう。
今日のメーンコースだとジョークは出るが、ヒヤヒヤものだった
後は林道をてくてく歩きだ。久々に靴ズレを起こしたようだ。靴敷を変えたのが原因らしい
痛みをこらえて歩いたが、マタマタ新しいルートが見えたショウタンは今日のコースに大満足だ

道沿いに蕗の薹が芽出していた。料理上手なKちゃんは目ざとく蕗の薹を摘んで、料理法を教えてくれる
早く帰ってビールを飲もうと足も軽くなった。

ショウタンの山歩録地図について

ショウタンの山歩録地図について
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平24情使、 第898号)」
戻る