信達葛畑からボンデン山 2024/09/25 単独

梵天山と書いてボンデン山と言うそうな 泉州地方と紀州根来を繋ぐ古道が有った山域で、地名も馬別れ、ババタワとか面白い名が残る 葛城28宿の経塚5番の倉谷山や、根来寺の坊城の尾根など近いことも有り地形的には面白い所だ 私は三等三角点、土仏が乘る上朽仏山などは超面白い名だと思っている 大峰奥駈道で場所が分からない千種岳の位置を上朽仏山に見立てる行者も居られる マア低山だが登れば面白い所だ 今回は、泉南市の信達葛畑からのピストンです 車は泉佐野岩出線の道の駅、根来さくらの里北直ぐの凸地に停めた この凸地は道跡で完全舗装ですが、岩出方面行きから入らなければ停められない 登山開始だ 旧道の根来街道だったのだろう金熊寺川に沿って下れば、府県境界の石柱と、境界地蔵が今も残る 　　 道は車道で信達葛畑まではソコソコの登り傾斜だ 村入り口に二匹のワン公が向かえてくれる 地蔵が侵入者を見守るようにお堂が有る

地形図の神社マークに向かって登ってみた 小さな集落だが、神社は新しく建てられお堂や幾つかの祠も新しい 神仏習合の時も有ったのだろうか？梵字の石や木に食い込まれた石仏らしい物が有る 　　 ご神体は京都八坂神社の分社だろうか？奥に幾つかの立派な社が有る 神社の上にも道が有るようだが、今日はユルユル登山のつもりで無理はしない 少し下って、路地から車道に向かった 地形図に道が載る 　　 あまりにも村内は綺麗だ その話をすれば、一人の方が村内を綺麗にしてくださるそうだ 村はずれは落ち葉や小石が道に有るが、住宅地域は本当に綺麗だ 路地と村の景色にサフランモドキが綺麗だ

ボンデン山には主に2ルートで登られているようだ 私は尾根を歩くルートで登り、下山をトラバース道のコースで下った トラバース道は泉南中央ライオンズクラブが指定した道標が有る 　　 尾根ルートは歩き良い 道サイドの草も整理され作業用の車の通行も有るようだ 村の最上部だろうか小さなお地蔵様が祀られている 道横に一株のルツボが咲いていた 　香は少なく食用としては使われない 小さな花だが珍しい花が咲いていた 見た事が無い、正しいかは分からないがグーグルさんに尋ねればヒメジソと出た （ヒメコウジの仲間だそうです） 　　 随分高い所に墓が出た 花も新しくお参りが有るようだ 道は良い 堀合ダムに下れる分岐が出る 入り口は生えこんでいるが、ソコソコの利用者がいる感じだが私は経験が無い 地形図も見ずにルンルンと記憶に頼って登った 　　 根来寺の道標からそちらに行けば梵天山に出るはずとるんるん 道横にヒヨドリバナ、オトコエシ　赤色のイタドリの花や白いイタドリ、マルバハギにススキの穂が綺麗だ ふと気が付くが、アレ、ボンデン山は何処 　アシグロツユムシさんがとまっています これがオカシイと気が付き、GPSを見ればあらあ～ボンデン山を通り過ぎている 方向的にも展望台に歩いているつもりでした 引き返し地形図から位置を見れば入り口が無い アレレ よく見ればススキや茨が道を隠していた 　 一歩踏み込めば記憶の傾斜だが、油断すると茨かススキで手から血が出ていた 山頂に賑やかさは感じられなくなっていた 人気が消えたのだろうか ボンデンとは漁業の浮きブイの事らしいが、小さなピークが里から、浮きブイのように見えたのかな それとも梵天、つまり修験者の袈裟に有る梵天の房に感じる小さなピークから来たものか、梵天様の梵天なのかアレれ？

地形図を見て引き返し、間違った分岐で道標が有り見れば簡単だった 　　 記憶の展望台は歩き良い林道で道横に草など生えこんでいなかったが、今は左右から草が垂れる 展望広場は草は無いが、周囲はススキなどが生えこみ広場からの展望は無い 小さな東屋でお昼を食べた 少し長い休憩から展望台に登った 　　 写真が霞んでいるが、見晴らしは良い 関空に神戸方面、大阪方面と和歌山の和歌浦湾が見える もちろん、紀泉の峰も美しい 写真の写りが悪いのは、花モードの接写に設定されていた　<(_ _)> ミニバイクが広場に登って来た 日本の50CCバイクは凄いのだろうな

根来分岐までにも初めて見る花や実があった 　 どうやらセンニンソウとリュウノウボタンズルの実のようだ よく似ている蔓科の植物だ 分岐から往路を下ろうと思っていたが、下山は道標に沿った 　　 分岐で下側に降りる 道標が有る 道は広く荒れてはいないが、落ち葉と小枝、小石が落ちて石車や滑りに注意した 往路の方は舗装も無いが歩き良かった まあ指定登山道だ 信じて下る 　　   民家が出たが、屋根に穴が開き廃屋のようだった もう道なりに下る 村内に入れば何所も綺麗に整備されている 人は見かけない 登りに出会った高齢な女性一人だけでしたが、軽トラックが下っていった 生活感は有るが、まるで無住のように静かな、葛畑の集落です 下りのアスファルトはゴミ一つない美しい道をルンルンとデポした車に向かった

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