三国山と畑守山
2023/07/17
単独


三国山



紀泉高原にある三国山は紀州、河内、和泉の三国が接する山です
完全に接する所は電波塔が出来885mの測量点は少しずれている
885m山頂は大阪側に有り大阪の山と言う事に成るが山名からして和歌山との境界の山だ

この尾根を通る境界尾根を主に、鍋谷峠から三国山、三等三角点父鬼までのルートを整備して
三国山地トレイル道が整備され静かなブームだ。
その先に続く西国古道、槇尾山施福寺迄も三国山地トレイルとしてとらえるのも良いのではと感じ始めている

夏は低山は暑い、細かく区切り、畑守山に有る誠神社と其の里の峰窪地区を少し歩いた



ヤマレコにも記事をあげています

地形図コースにリンク

三国山総時間 10:30~13:45迄

畑守山と峰窪 13:55~15:15
総距離6.7㎞

三国山は車でもバイクでも徒歩でも楽しく登れる山ですが、見晴らしは無い
今、日本遺産のコースの一つ、和泉葛城山から槇尾山、施福寺への縦走路としても賑わいつつある
今日はモーターバイクで七越峠に登り三国山と畑守山を楽しんだ

暑さは尋常では無かったが、風が吹けば涼しくバードウオッチング達も旧国道沿いに陣取り写真や涼を楽しんでいた

七越峠はかつらぎ町の干し柿を大阪に運んだルートとしてまた街道として賑わっていたそうな
その茶店跡が今も残りハイカーやトレランを楽しむ一ルートと成っている

  


今日のコースを参考にしたのはヤマレコのKomanezumiさんの記事で、ゆっくり歩けば花も見つかるの一言で花音痴の私がどれだけ探せるかと言う
気持ちも込めたものだ
  
先ずコース的に近畿自然歩道からKomanezumiさんの足跡を確認の為に歩いたであろう地点まで下る

この道に有ったと言うウメガサソウの種花を探せば、時間がかかるが一輪見つかった
なるほどユックリ歩きで山を楽しむのは良いものだ

早歩きなら見えないであろうギンリョウソウがも咲いていた


地形図に載る七大竜王と近畿自然歩道を結ぶ破線道を登っているKomanezumiさん達、道跡は知っていたがブッシュだろうで通らなかった私だが
踏み込んでみればアララ、道跡が残り地形図で道を追えば、西大久保に近いではないか
七大竜王社は東大久保が管理していると言う
なるほど近道だ
地形図は楽しい
  

殆ど通る方は無いのか道は残るがフワフワだ
七大竜王社に着いた
綺麗に祀られている
ヤマジオウの草花やヤブレモミジガサが目だった
参道を登り経宿山の看板横から宿山に登る

 

宿山には三国山地トレイルの休み場が有る
風が通り涼しかった

トレイルで三国山ピークに登るが休憩は無い

  

トチバニンジンの種は美しい
これは急いでいても見える鮮やかさだった

電波塔の裏から植林内の小道を三等三角点、父鬼が載るエアリアマップの三国山に向かう

 

途中の熊笹の横でトンボソウが踏まれても絶えて花芽を持っていた



日影が無い三角点周りだったが休憩椅子が有り座れば爽やかな風が来る
パンでお腹を満たし、水分を補給した

三角点のすぐ下から近畿自然歩道迄道が続く
これを下ってみる。
一度下ったがチョット欲張りすぎたので、今回は道に準じた
ほぼ林道で近畿自然歩道に下った

  

近畿自然歩道を七越峠方向に向かう
途中の谷に階段が有り登れば取水タンクらしいタンクが有る

  

タンクと階段はさきに見つけていた

近畿自然歩道を歩く度に一巻きのテープが気に成っていた
その地点から取付き登る事にした

 

思ったより急傾斜だが測量杭が有ったし薄いマークも有る
とにかく上に上に登る
途中にヤブコウジが花を咲かせていたがよく見ないと踏みつけそうだ

 

テープに順次て登れば、林道に飛び出した

道沿いに黄色のツリフネソウが美しい
 

七越峠まで下りバイクで畑守山登山口の誠神社参詣道入り口に行く

  
 
誠神社と畑守山



誠神社は歴史は浅そうだが信仰は深い神社だったようだ
付近が廃村や人口減少によりお祀りする人が減ったようだ。
時には参詣も有るのか最短の道は踏み跡は濃い

謂れについては和歌山県神社庁にリンクしておきます


バイクで写真の金剛生駒紀泉国定公園の看板位置に移動する
神社の参詣道は北、南、西と三カ所に分かれるが、北から登るのが一番登りよいかも
 
上看板の横から登る
誠神社の看板は道からしか見えない

神社までの標高差は30m程度だ
和歌山県神社庁の説明によれば花や木が植えられ美しい神社だったようだが、今は木々が生えこみ無住の神社は草木が生え出している

先ず、四等三角点、峰窪を見て参詣道を登る
北口は時々は参詣者がいるようで道もシッカリとしているが手入れは全くない

  

少し登れば西側の隙間から 下津川集落が美しく望めるが、下津川も限界集落のようだ

登れば直ぐに神社に出る
神殿は東屋のようです
詳しくは和歌山神社庁のページをお読みください
山名は畑守山と言うそうだ

 

山頂から南に下れば鳥居下をくぐり道に出れるがブッシュがひどい
引き返し少し東下の道を南の参詣口に出る
  

神社周辺は畑地だったようで貯水堀が幾つかある
新しい神社結界も出る

グーグルで誠神社を見れば紅葉や美しい神社が見れる所から、ごく最近寂びれていったようだ

旧国道に出て峰窪からの参詣道だったと思われる破線道を下った

  

道横のカーブミラーから下ってみた
すぐ横に古道が出た
道から入る所が有るのだろうと思ったがそれは遅い

道を下れば峰窪の家が見えた

そのまま下れば墓地が見えたので行ってみると新しい物から古いものまで有るがお参り跡は感じない


戻り下れば上から見えた家横に出る

 

見えた家は廃屋でした
村中の道は状態が良い
大きな木杭が置かれていたので??と感じ廃屋に行こうとすれば、沖縄のナンバー車が止まっている
聞けばソーラー発電会社の車だった
この急傾斜の山肌を削り、太陽光発電とは?
これはと感じるがもう工事は始まっていた

  

旧国道をバイクまで歩いた
カーブミラーの5m程先に破線の古道下り口が有った

参道入り口まで戻り峰窪に登る黒実線道を下って帰路についたが、途中から大雨の影響か道に土砂が流れ石でゴロゴロ
もう生活道の様子は薄かった
この上にソーラーが出来集中豪雨で水が谷に流れ込めばと想像すると怖い感じがした



又歩きたいと思わせる面白いルートが残っている
紀泉高原三国山界隈 北斜面にも目を向け古道を探ってみたいな
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