龍門山田代登山口から飯盛山
2022/04/28
単独


ヤマレコ地図にリンク

登山口09:30-田代峠11:05-小飯盛山12:30~35桂峠13:35-飯盛山14:18~14:37

復路
飯盛山14:37-小飯盛山15:56-田代峠17:04-登山口18:18

距離
約10.7㎞ 時間約8時間50分作業を含む
 
前回24日に飯盛山に登り出会った方から倒木がすごくコース取りが難しいと聞いた
その状態を踏査したくて今回は龍門山田代登山口から龍門山を目指した
前日の雨で足元は湿っていたが、塵無池は満水だろうと楽しみに塵無池に行く事も楽しみでした

倒木は10㎝程度未満は取り除きたいと計画も有り、田代登山口までバイクで行こうとバイクで家を出た
この時期は柑橘栽培の多い龍門山山腹は生産者が、実の摘果やした草取りと大切な時期、農道は車が多いだろうとの読みもあった
ユックリと登っていったが、土砂が道中央に有り、後少しと言う所でバイクで転倒してしまい
脛に擦り傷を負ってしまい、手当に時間がかかり、登山開始も遅くなった
ユックリと登る

  

少し水が流れる登山道だが、別に気にしない
水を吸った木々は青々と緑が深い
途中に色鮮やかなモチツツジが咲く、和歌山の低山ではこの花が多い

順調に登れば、水場の地蔵様の上で道標に従って塵無し池に入る
田代峠の地蔵様をのぞき込んで気が付くが、この石仏は地蔵様ではなくお大師様をではなかろうかと思う
高野山古道ではお大師様をよくお祀りしている事が有る

  

道標から塵無し池に向かう
道標は分岐点だけで後はマークが頼りです
塵無池は満水で、カエルの大合唱だったが、私が降り立てばピタリと止まる
塵無池の透明度は無いが水は満水だ
湧水は水脈が変わりもう雨水しか溜めないのか

 

龍門山は、竜が明神岩の風穴から出て龍門山に住む大蜘蛛を退治したことから龍門山と言う名が生まれた民話が有るとか
その竜神様を塵無池の南側池上に祀る祠が有る
苔が蒸、いつも青々と美しい緑の苔が蒸す岩の上だ

戻れば時間ロスと、杣道だろう道から登山道に出る

  

登山道ではテンナンショウの類が多く咲く
田代峠の石仏を写そうとのぞき込めば、アレ地蔵様じゃないこれはお大師様だと思い出した
高野山の杖ケ薮から黒河峠を目指した時の石仏にそっくりだ
杖ケ薮の石仏は大きいが、小さくてもその形はそっくりだった

田代峠で、足の包帯を点検して飯盛山に向かう

道の状態は良いが、新緑のころは道は雑木や草木が道にかぶさる
足元には、ギフチョウの食生植物のカンアオイが多い
卵でも生み付けていないか見てみたが無い
  

やはり倒木が出た
小枝の部分は切り取られ通行を確保していた
私は、25㎝の鋸を持ってきた 。直径10㎝程度なら切り取ろうとの思いだ

幾つか切り取った

道標が出て登りが始まる


652ⅿピークまでは大きな倒木は無く、小さくルートを変えるように登る
652ⅿから下り始めれば、所々に倒木が出始める
全部切り取れば、時間がかかり目標の踏査は出来ないと見て、通れる隙間を通れる程度にとどめたが時間がかかる

  

ノコギリノ刃は新調してきたが、何せ手引きはそんなに多くは切れない
とにかく切った
 

大きな木は小枝を切り跨ぎやすくしたり潜りに小枝がリュックや服にひっかからないようにした
先人が直径5㎝程度は切り取っていた

モウどうしようもない倒木帯も有った
巻くに巻けないようでマークが多く付けられている

  

小飯盛山に近づけば、尾根は通れず、小さく巻く所が多い
若葉の多い木々はマークを隠す
通常なら過剰な打ち方だが、それでも単独の私は注意深くマークを追った
破線道を大きく外してマークは打っていないが、マダマダ踏み跡が薄く雨後は更に薄くなっていた
慎重だ

小飯盛山は城跡とか
とにかく四等三角点、点名、小飯盛山を探す
倒木に埋もれたかと思い諦めかけた。
その矢先にかろうじて四等三角点、小飯盛山は見つかった
小枝を切り見やすくして置いたが、さて

また城跡で有ろうか、南東のピークに虎口か削平跡が無いか見たかったが、倒木多く今回はあきらめた
図面で記しておきます
標高は国土地理院から割り出したが、この付近は写真撮影での標高測定のDEM5Bです
誤差は70㎝以内ですが三角点位置よりは低いだろうが、地形は山城にもってこいの形だ



小さく破線を外しているところは、倒木の為に巻いた所です
ほんの少しですが、踏み跡が少なく、??と慎重に成った
  

古い道標は健在です
どのコースも経験しているが、当時とは大きく変わっているだろう

少し歩きよくはなってきたが、適宜に倒木処理をしながら歩いた
少々時間が気に成るが、此処で引き返せない

  

桂峠からコースは林道に成るが、私が初めて縦走したころは、鉄塔管理道を尾根に登った
ワラビやタラの芽が多くあった記憶が濃い
林道を歩く、記憶の飯盛山取付き道標が倒れ、もう踏み跡は無い
皆さん林道から取付くようだ

現在取付き道標から取付いた
小枝が張り出し倒木も有る
私の切り取れる大きさのものは少ない
それでも2~3本切った
   山ツツジ

コースの階段も荒れている
滑りそうだし注意しながら登った
今日は誰もいない山頂だ
ユックリと食事の時間も無い。
早や飯は現役時代に鍛えられている ( ´艸`)

帰路は北西に一段下がり、旧ハイキング道から回り込んだ

誰も座らない椅子がある


帰路は急ぐ
 

今の遅足では夕暮れだろうと休息は無しだ

見晴らしも楽しまず、落ち枝を拾いWストックでヨッコラショ
今来た道で記憶は有るが、それでも??と周囲を見渡しマークを確認した
過剰だろうが、今はこれくらいは必要かも
パス道の麓は遠い、間違えれば大変だ

時間も気に成るが、気になる木はやはり切りたい

少し寝不足で調子が出ない歩きだが、休まず歩けば間に合うだろう
少し急坂は休み休み登ったが、歩けるものだ

難題の687mを越えた
田代峠で足元を固め、下山に入る
下るほどに、ゴロ石が出る田代ルート、下るより登りに利用する事が多い私だが



日暮れ前に登山口に着いた 

倒木は多いが、上手く巻き道が出来ている。
慎重にコース取りが必要だ
私は一か所間違いかけたが、10m程度で気が付いた
踏み跡が消えたからだ

地形図は迷い込めば、GPSと照らして現在地を知りコース変更をすることが大切だろう
それには、シルバコンパスの使い方を知ば、ごく簡単にコース変更はできる

この方法は、ヤマレコなども注意躍起しているが、登山者は軌跡を頼りにしていることが多い
是非、現在地はGPSで知り、方向はコンパスで探る事は出来るように成っていただきたい
老人の願いだ

 
 戻る