矢筈岳、810,8m
2008/11/28
山歩隊
和歌山県日高郡日高町
矢筈岳と名の付く山は日本全国に多く存在しているようだが、紀伊半島の和歌山県日高郡日高川町の矢筈岳も隣の
清冷山と併せて人気の山でもある。以前、清冷山と矢筈岳を2山ピストンした事があるが、今回矢筈岳の周回コースを歩いてみた。鷲の川沿いの林道登山口から、山頂経由小谷峠から小谷林道に下りるコースです
矢筈岳は道も整理が行き届き登りよい山ではあるが、山頂の尾根は巖稜でナカナカ面白い
又矢筈岳西側の田尻城跡は和歌山県一高い所にある古城跡である事でも有名で、5月の石楠花の花でも人気が高いという

矢筈岳は交通手段の少ない山です。車での登山となる事が多いだろう
大きな地図を貼付けてみた。
白馬トンネルを抜け、日高川沿いを下り下田原大橋から左岸に渡り左岸を下ると小谷林道入口がある
ここに軽トラに積んできたスクーターをデポ、小釜本橋左岸の鷲の川林道に入り,奥300mの内野橋手前に路駐
(3台〜5台は路駐できそうだ)鷲の川に沿って歩く
                   鷲の川入り口
 

内野橋から鷲の川渓流沿いを歩くが遅い紅葉は綺麗だ。
  
林道を奥に進むと鷲の川の滝と矢筈岳の道標があり道は分かれるがどちらも滝に出る事が出来る
私たちは下、右手鷲の川滝に向かって登った。進むと渓流アマゴ釣り事務所がありこの中のトイレ横から滝に向かう

  

公衆トイレはここ一ヶ所のみです。綺麗なトイレでした


鷲の川の滝はナカナカ見事です。岩の形が中で人が手を合わす形に見えるという。実際左手から見るとそう見えた
滝横の東屋から上の林道に出て登山口に向かう、途中で鹿が罠にかかってもがいていたが、自然の掟、可哀想だが地元民にとっては害獣の何者でもない さらに進むと未舗装になりテンバが現れる。ここ利用の際は旧中津村(日高川町)に届け出る事と有った。

   
登山口は内野橋から1時間10分、高度410m付近に有り沢に木製橋が架かっている。見逃す事はないだろう
ここでコーヒーなど飲み少し休憩、ここからの登りは半分が足に合わない階段だ。ロートルの私にはつらい
  
階段を大汗流しながら登る。コースは先ず間違いはないだろう。行き過ぎるほど印がある
少し景観が悪く感じたが設置者は間違いがあってはとの思いだろうが、とにかく一本尾根間違いはない
 

階段が終わると急登な岩稜帯が出るが山好きには気持ちの良いコースだ
尾根も細くなるが問題はない

   

山頂には三等三角点があり保存状態がよい



三角点矢筈岳の記
点名 矢筈岳
等級 三等三角点
緯度 33°55′57.0435
経度 135°21′19.6725 
標高 810.79 m
所在地 和歌山県日高郡日高川町大字田尻字本谷549番地

登山口から1時間
山頂で大休憩、シマヤンはATCとロープで山頂から懸垂下降をしてみたり、ショウタンはアザケて倒された木々を整理した
見晴しは良いがアザケ形がいかにも荒々しかった。

山頂からは御坊市の海や日高川、紀伊半島の山々が美しい
            

2時間も飽きることなく山頂を独占、この山に惚れ込んでしまったようだ。地図を見ればいろんなコースが設定できそうだ
下山は小谷峠、いきなりの急坂を下りきると植林帯と自然林の境界尾根を歩く
ルートは踏み跡やテープで分かりよい、鷲の川滝から登る波線道出会いを特定しようと注意深く下る
先ず、田代城址が現れる。素人目にも空堀や石積みが現れる
山頂には歴史の看板が立っている

               
               
            
田代城址から大きく北に尾根が向きを変える、間違うとすればここだろうが標識があります
急坂を2つ3つ下り込めば波線道と出会うが道跡は薄い、次回はこの波線道を登ってみたい物だ
小谷峠は拡幅工事中、峠の地蔵さんの祠が新調されていたが地蔵はマダ尾根上にあった

                      

山頂から約1時間でした
ここからは古道は見つからず小谷林道を歩く事になった
林道歩きはイヤな物だが意外なプレゼントや紅葉が綺麗で、苦もなく小谷林道の入り口に着いた

林道歩きは2時間5分でした

   
林道の入り口尾根にはテープが捲かれ上に続いていた
尾根にある三角点に行くコースだろうか、登山者テープもある
地図を見ると尾根伝いで波線道に出会う、好き者が歩いたのだろうか、
バリエーションを頭に描きながら、シマヤンと二人乗りのスクーターで内野橋に向かった

                          
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