行仙宿と浦向道
新宮山彦ぐるーぷ
2010/03/11
6人
行仙宿は標高1100mの位置にあり冬場は気温が下がり、非常用水桶が凍り付く
そのため、冬場は水槽から水を抜き去り水槽が割れるのを防いでいる
モウソロソロ良いだろうと、水槽の栓をして雨水を溜める準備と、冬に痛んだ箇所の修理といつも小屋管理は忙しい
下山は、先日2回目の浦向道の整備に参加できなかった私はどの程度修復されたか見たく下山を浦向道と決めていた
車を下山口のある浦向にデポして仲間の車で荷揚登山口に向かった


荷揚登山口9:15-佐田の辻(行仙宿前辻)9:56
下山
佐田の辻14:40-荷揚道分岐14:56-林道階段15:35-朽ちた小屋16:05-十津川橋登山口(浦向)17:00
下山時間
2時間20分
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今日も三重、和歌山、新宮と遠くから山好き達が集まった。
誰もが新宮山彦ぐるーぷの玉岡さんに惚れ込み、又新宮山彦ぐるーぷの活動に共鳴した人たちだ
南奥駈道が新宮山彦ぐるーぷの活動により、世界遺産にまで成り、先賢の目で行仙宿山小屋や、平治宿小屋、を建て、持経宿小屋を管理している。田舎の小さな登山クラブがここまでよく頑張った物だといつも感心する私ですが、ソノ一端に加わり作業できる幸せを与えてくださった、代表の玉岡憲明氏や会員の皆様に感謝しています
今回の作業は単純だが、下山した浦向登山道は寂れ荒廃が進んでいたが、先日このコースの整備と登山標識を立て替えたり整備したりと作業をしたが私は参加できなかった
今回、
この道の状態を知る上でもここを下山して状況を報告してこの道利用を呼びかけたい
道は歩けば復活するはず、整備したとは言ってもマダマダ厳しい部分もあるこの道だが行仙岳や笠捨山の登山道として是非活用してもらいたい。
標識は完璧に整備しているしテープも打たれ、道跡もあり迷いはないだろう
タダ、この山域は蛭がいるので夏場は蛭対策はお進めする
行仙小屋に一泊して冬の大峰奥駈道の行仙岳、笠捨山、茶臼山、地蔵岳、蛇崩山、等に向かう良いコースだ
小屋利用には一人1000円以上の誌納金を御願いしているが、これは小屋維持管理に必要だ
小屋利用の方は理解して誌納金を御願いしたい
R425の白谷トンネル東側手前に四の川林道がはせる。
ソノ真ん中付近に赤い階段のある荷揚道がある。最近国土地理院もこの道を波線道で現わし行仙岳や笠捨山の登山口として利用する方が増えている。

私の提案だが、この林道終点に階段がありここからの登山をお奨めしたい
この登山道が浦向道で古道だ
一部はマダ状態は良くないが、キット満足出来るコースは請け合いだ
下山をこの荷揚道に取ると良いだろう、見晴らしの開ける所で二つの道は合流する


作業用荷物を担ぎ上がる玉岡氏と仲間達、(階段上直ぐに水がある。ここは夏場でも枯れない、小屋まで30分)

 荷を担ぐ玉岡氏85才(この日は10kg程度だった)    浦向道との出会い、新しく道標を建てた
 
小屋に着くなり休むことなく準備、作業が始まる
頃もよし、小屋内の囲炉裏に火が入り、お昼タイム、誰ともなくこんな物が出て、これに引かれて作業するのは私だけだろうか
玉岡さん小屋の雑記帳を見ると何やら感慨深そうに、昨日登ったのだと意味不明の言葉
聞けば小屋建築事に一輪車と何やらを持ち上げてくださった京都の方が来ていたとすこぶる喜んでいる
この小屋の歴史と多くの方達の力が維持管理に力を出してくださっている事が伺える


持ち上げてくださった一輪車はマダ現役で活躍している

昼休息も過ぎ、一作業して単独で下山を開始するが皆さんはマダ作業を続けている
見送ってくださる玉岡さん

 
小屋前の辻を佐田の辻と言いここに浦向2時間30分とある
気温は−2度とソコソコ低温で昨日積もったであろう雪は10cm程度、簡易アイゼンも付けず下山開始
この標識を浦向かいに取る

標識付近から見た台高山系、大台ヶ原は雪化粧だ   ここで浦向に取る
 
しばらくは自然林の古道の雰囲気は最高で石楠花時期は石楠花トンネルになるのかな
 
植林内に入って行く、少し道が抜け細い所のトラバースもあるがテープ、道標と道は分かりよい
一部道抜けで大きく捲き上がるように道が整備されていた

古い昔の標識
 

やがて下に四の川林道が見え階段を下る
浦向かいからの登山に自信のない方はここからの登山をお奨めしたい

林道から下は植林内だが雰囲気はよい、道標に沿って下った
テープも打たれ迷いなどの心配は要らないだろう
 

 
後少しで浦向かいの十津川橋と言う所で
玉岡さんが迎えに来てくださる。この心遣いが嬉しいね
 

標識も設置された浦向道、このページに行き当たった皆様の利用を願って浦向道の紹介とします
  

道標注意書きにもありますが5〜9月の時期は蛭が出ます
蛭対策はお忘れなく
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(承認番号 平20業使、第543号)」
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