大阪泉南市金熊寺

虎伏山とお菊山
2020/01/24 
 
総時間8時間40分 +標高678m-標高665m 平均速度1.5km

路駐08:35-虎伏山10:42-金熊寺神社12:16-蓮信寺12:53-お菊山14:23~15:05-堀河ダム堰堤16:06-路駐17:15
距離約13.5km

ヤマレコにリンク
 信達金熊寺の地形図には虎伏山は無いが、私が干支の山を調べていると、ペンギン夫婦の山と旅のページに載っていた山だ
記事に気が付いたのはもうずいぶん以前だか、今年の干支の山を検索中に同じ山がヤマレコabek23さんが紹介されているページが引っ掛かった
いつか行こうと温めてはいた虎伏山。
低山で痛めた足にも優しかろうと、お菊山との周回で取りついたが、記事は古くもう虎伏山山頂は、雑木と破線は無く読図も難解で大汗をかいた
車を府道の凸地に停めた
県外車とレンタカーが止まっていた
登山なら、四石山だろう。以前にもここに停めて四石山に登ったこともある
   
デポ地の様子(グーグル)

府道を金熊寺方面に歩けば、学校を過ぎ村入り口手前に四石山の道標が有る
道標に沿って金熊寺梅園を周回するコースに入る
途中で村人や高齢者らしい方に虎伏山を訪ねるが、異口同音に知らないと言う
ただ、小屋遊びをなさっていた方は、今回の取りつき波線は山越えの山中渓手前付近に出た道だと教えてくれたが、もちろん通れないだろうと言う
小さな谷入り口に、猪の箱罠が有った
  
谷すぐ上に堰堤が有る。堰堤の作業道か元の古道か見分けに時間をかけたが、うっすらと道跡が残り、雨後で滑る斜面トラバースを慎重に登る
堰堤下に登山者が残したテープが有った。少ないが登られる方がおられたようだ

堰堤3ッ目?上から道跡はまるで分らない

水が流れていない沢中を登るが、倒木が多く、アララ
くぐったり、またいだりと登れば右岸が歩きよくなり地形図からこの付近だろうと小さな谷を探る
  

正面上が目標の尾根だろうと目星をつけ、正面突破とみてみれば羊歯が深く、右手に逃げた
小羊歯の隙間を縫いながら尾根に乗れば、小さな目印が出た
目印付近で、尾根角度から現在地を知ろうと読図にかかるが、雑木が尾根なのか斜面なのかを隠す
サンキライの棘が引っ掛かるが、尾根に乗ったと確信して高みを目指す
隙間は有るが、慎重に登った

樹間から大阪湾が望める所から目的尾根だろうと高みを目指した
目標は無い
ふと左手を見れば黄色のテープが見えた
谷を直登した方の物と想像した
  
四石山が見える所まで登り、付近を見渡したが目印は無い
ここで、GPSから目標の虎伏山ピークか確認を取った
目標地点に立っていた。
自己満足だ。
最初から見れば簡単だろうが楽しみの一つだ
何もない。
リュックを探せば黄色のテープが出た。
虎伏山と記して金熊神社に下ろうと振り返れば、折れた松にテープが巻かれ落ちていた
  
ペンギン夫婦さんのページには火事跡と有ったが虎伏山が燃えたのは20年も前と言う
雑木の20年は成長も早くスイスイとは通れない
気が付けば、ポケットに入れていたグローブが無い、少し歩けばあら、有った (^▽^)/
下山は難しいと慎重に登った位置を確認した
ふと、足元を見れば木杭が打たれ土止めが板だ
考えれば、ここが道跡だったのだろう
小さな尾根に入ればいいがとコンパスを合わせ方向を取ってからGPS確認をした
自己満足だ
少しは歩きよくなったが、シザも多いが小シダもウラジロ羊歯 両方が勢力を争っている。小羊歯は歩きよい
火事後の木が焦げたものが出た。ペットボトルやビール缶などが出る。秋の山かもしれない
  
何処に尾根が出ているかほとんど分からない
羊歯の隙間を歩き尾根芯を探り下る
ここだろうと下れば竹藪跡、これは間違ったとジックリ地図を眺めるが、メガネが曇り??、東に下れば金熊寺に出ると、竹藪の谷を下り30mも登れば尾根だ。
尾根に登り切って斜面を下る場所を目視していると、折れた木に黄色のテープが巻かれていた
下を見れば、掘れ込んだ道跡が見え偶然に金熊寺神社の下り口が見つかった
  
神社の森は常緑樹が多い
見事なウラジロガシが見えその下に工事中の神社が見えた
 
下山口を振り返る。土に切り込み階段を作っていてペンキが吹きかけられたような跡が有った
古い神社らしくオガタマノキの府天然記念木と、ご神木のナギの木の天然記念物がすごい

  
ナギの木↑                        オガタマノキ↑
マア冬以外は登れそうにない山だが、好きものには面白い山だろう

街中を車道に下り妙見さんと呼ばれる蓮信寺からお菊山を目指す
ドコモのアンテナから金熊寺川を渡り、車が登れる道を歩く
建物横を登り車道を避け、嫌いな階段を修行と登った
  
もう階段など登られる方は信者さんでもなさそうだ
時間をかけた。途中で坂道に成りひと頑張りで蓮信寺に着く
山中の一軒家と想像していたが、建物は大きく新しく、近代的だ
パソコン検索をかければごく最近の建物らしい
参考記事
仏前に手を合わせようにも子犬が吠え、足元を威嚇する。
これはたまらないと遠くから手を合わせた
 
日蓮宗のお寺で信仰も暑いらしい
詳しくは信仰の山を廻られる石原信二さんのページを参考にしてください
私も石原氏の山は良く参考にさしていただきます
その中の大阪の山、妙見山に詳しく書かれています

犬に追われるように三十番神が祀られる修行道を奥の院の道を登る。
奥の院には七面大明神が祀られるようだが、途中に1番から30番まで各所の明神様が祀られている
途中に人工の滝の修行場が有った
  
最上部にお堂が有り、お堂横から山道へと入る
 
整備された登山道だが、お菊山で出会う女性の方が生えこんだシダや倒木を整備したとか、とにかくルンルンだ
地図に見る四等三角点を探し登ってゆくが、すでに足が痛みだして、歩きはウルトラスローでとぼとぼ
  
シザの中の四等三角点は行き過ごしやすい
羊歯の中から探し落ちていた238.0ピークと書かれた木板を木にぶら下げたが、針金が腐っていた
四等三角点、六尾で標高は238m、
地元では蓮信寺は妙見さんと慕われている
山は妙見山としても良いのではと石原氏のように私も感じる

とにかく道なりに登る
枝にマークなどが出ればその位置を確かめながら登ったが、地形図に載る破線分岐のようだったが、一部は不明だ
とにかく道標通り登った
  
倒木は整備が有り歩きよく、シダは切り取られていた
林道高倉線に出ればその先はお菊山へのとりつきだ
  
四等三角点、於菊山はもろい岩が露出した所を登り切ったところにある
綺麗な四等三角点、於菊山だ 標高は 285.91mだ

雑木の中を歩けば新家方面分岐や堀河ダム分岐と道標が出るが、お菊山に従おう
地形図では、お菊松と書かれた処が於菊山で山頂は公園のように整備されている
北の大阪湾と南の和歌山の山々は見晴らしがいい
誰も来ないだろうと、椅子を独占してリュックを広げご飯を食べていると、男女がササ峠側から登られてきた
すみませんと、椅子を片付ければ、もう一つの椅子が有るからと優しい
聞けば、山頂のササユリの保護やこの付近の登山道を毎日のように整備しているとか
通りで、妙見コースもササ峠側も倒木や羊歯が刈りはらわれている
手には両手切の剪定鋏を持っていた
聞けば、ユリは掘り取られ、花は持ち去らわれと嘆く
山は自分の思い通りには行かない物だと自分の経験も話せば同感と納得された

思ったより時間がかかった
帰路は一番近い周回コースと切り替えた

  
最短で堀河ダムサイトに下る
  
鉄塔管理道らしいが道標が有る。
林道への下り3mはロープ補助が有るワイルドさだが問題はない
出口を見る↓
  
林道を下ってゆけば、山肌に鳥居が見えた
何だろう
登れば行場か石の祠が有り卍が彫られ、行者が真言を唱えている証の物が置かれている
名は知らない
ダムサイトまで下り、堰堤を目指す
車道を歩いていると、同じ所に停めたレンタカーと滋賀ナンバー?の黒いハスラーが走ってきて、戻っていった
  
堰堤で、山道から帰ろうとしたが直線の方が早いだろうと堰堤から府道を目指し下った

これが、長く感じること長く感じること
山肌から水が出て祠が祀られていた
取水場のようだった

ヨタヨタと歩いて帰れば五時を廻ってしまっていた

  
 
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