四石山バリエーション
2019/11/26
単独 
 
登り総時間 09:16~13:12 約4時間
        下山13:56~15:47 約1時間50分

ヤマレコにリンク
友人が和歌山岩出市から南海垂井駅に行く際に数度府県道63号線際からリュックを背負った方が山に登るのを見た 。
との話から、県道際から四石山に登るルートが有るのかと思い続けていた
季節的に良いと思い立ち、単独でルートハンティングだ。
地形図からここだと判断したのだが

県道が拡張されたときに出来た凸地に路駐して信達楠畑入り口にから歩く
丁度泉南市コミュニティーバス桜地蔵横で、垂井駅からバスで来ることも可能だ
横に楠畑と大きな看板がある
  
道横断には注意がいる所だ。
道下にトンネルが有るのかもしれない

歩道にわたり北に歩けば、左手下に地蔵が祀られ道のノリ面に階段設備があり道が続いていると判断した
 
所が階段は笹が生えこみかき分けて最高部に登れば、アララ向こうは広場で、山はクレモナロープで囲われている
秋の山かもしれないとここから尾根に乗ることをためらい、地形図を見れば広場の北側に炭波線が尾根に走る
一度道に下り回り込んで広場に上がった
 
地形図から植林内に道があるとみて植林内に入ると耕作地跡だ
多分田の跡だろうが、道跡は分からない
畔らしいところを登れば栗の木が植えられ、その上の谷はウラジロ羊歯だ
 
標高差もない行けると判断して登ったが、大型獣の道でもあればと探すが無い
羊歯下に小動物の跡があり羊歯をかき分け良いからその道に準じたが、とうとう急傾斜になり滑り登れない
2m程度の土壁を何としても登れず羊歯をかき分けてみると、アララ出入り口が二つある30㎝程度の動物穴が出た

穴掘りに出した土が滑るのだが、穴をつぶしてしまえば奥で多分だがアナグマがいるのだろう
もうここで引き返し、クレモナロープが張られて尾根側を登ろうとコースを変更した
ロープを張った人がいるからには人が歩いたはずと判断して羊歯に取りついたが、似たり寄ったりだが少しは歩きよい
 
少し羊歯の少ないところに動物糞が、多分穴熊だろう
夜行性の穴熊だが、時には昼間もウロウロとエサを探している
ミミズが主食だそうだが、雑食だろう
穴熊、中型犬くらいのおとなしい動物
羊歯に戦いを挑むがなかなか手ごわい
1m雪のラッセル並みだが寒くはないからその点は楽だ
  
単独ならの登りだ。
時間切れが起こればと考えたが下りならもう少し下りよいとみていた
古いハンターたちは羊歯を滑り台のように下るとか
急に開けた。測量が有り鉄塔でも建つのだろうか??
見晴らしもあり、泉南や関空が綺麗だ
方向を探ろうと地図を探すが無い
アレー、手にかけていたストックが無い
羊歯に持って行かれたようだ

とにかくコンパスで方向を探り尾根に入る
 
クレモナロープの意味が分からない
ずいぶん歩きよくなり尾根に人が入った跡がある
ルンルンと歩き始めたが、鉄塔が見えるころにまたまた羊歯
尾根中央を歩くともう歩けたものではない
斜面を見てみたが危険があり尾根を歩くことにした
ストック代わりの枝木を羊歯の上に置き手で抑え込みその上に足を置く
羊歯スノーシューだ。これがうまくいったが汗汗、足を上げれば膝が痛みだした。
 
鉄塔まで出れば後はスイスイ道だ
尾根は細い
すぐに鉄塔分岐道が出た
隣尾根の鉄塔に行くものだろうが、これは楠畑道から登る道かもしれない
マタマタ探索したい

金熊寺からのコースに出た
後はマークがありマークに準じた
 

途中からマークはトラバースで斜面に道を記すが、私の目は尾根に道があると見えた
尾根は羊歯なのだろうか
確かにトラバースは早いが、小さな倒木が出て、休憩を兼ねてゴシゴシ、一度倒木処理が必要だと感じるコースだ
 

地図を落とした
マークに沿うのがベターとジックリとマークを追った
地図が有ってもマークが役立つ金熊寺コースだ
尾根ではない斜面はコースは分かりにくい
古い道標道は傷み道標も朽ちている
槌の子コースに出れば山頂はすぐだ
 

 
羊歯くずや、葉っぱリュックは木くずや葉っぱでモーすごい
山頂で払っていると二人が、根来さくらの里から楠峠、昭和山、槌ノ子峠と下見に入ったが、コースは難しいという
??、整備したがコースだが、完全に地形で歩けばそうなるのかも
コースは若干地形図に乗る破線と違っている
楠峠あたりは特にそうなるようだと話した

遅い昼食だ。
冬場だしスポーツドリンクを自作してみた
塩一掴み、コーヒー用砂糖二袋と水500cc 冬場には丁度良い感じだった 
予定では槌の子峠から昭和山、引き返し鉄塔道から信達楠畑だったが、登りに四時間は時間オーバーで、槌の子峠から楠畑に下った。
整備のある道だが階段が多く、猪が階段を掘り返しアララ道になったところが有った
 
 
道沿いにノコンキクが綺麗に咲いていた
ノコンキクの名を忘れ一晩考えていればノコンギクと名が出た
まだ痴呆は進んでいないのか
 
シロとムラサキ、自然なムラサキは好きな色だ
集落が近づけば野イチゴが、食べ放題の野イチゴ、子供のころのようにホウバッタ、口の中に酸味と甘みと種が、これがおいしい
 

廃屋が目立ち始めた楠畑だ
車道を歩いていると、若者の車や高級スポーツカーが通った
まだまだ元気な集落のようだ
 

金熊川にかかかる橋の横の山肌に石柱が立てかけられていた
橋の名を記したものだが今は橋には名が無い
この道も紀州街道から根来寺や槙尾寺、高野山と向かう間道だったのだろう
歩く道は最短で尾根や山を越す
そんな忘れられたような道を探りながら登る登山は私の好きな登り方だ
想像に頭を膨らませ、独り占めする秋の景色は里山の魅力を増した
 
 
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