隠地山530.6mと楡の木三角点周回
2010/10/04
単独


コースタイム
往路
9時〜10時35分
復路
10時40分〜12時35分
和歌山の北部高野山下に美里町と言う綺麗な名前の町が有ったが、町村合併でその名が消え紀美野町となった
オカンのアルバイトの関係でコノ隠地山と綺麗な名前の四等点 楡の木の尾根を見てしまった
行きたい度が高かったコノ尾根
気候も頃合いと縁が深い紀美野町の松ヶ峰に有る、みさと天文台から三つの三角点を廻ってみた
  
点名もバッチリの四等点みさと天文台はドームの南端にある。サア、スタートだ 施設裏の階段から尾根に取付くが、遊歩道だ
小さな尾根を越えると捨て置かれたようなパラボラアンテナ、少し電波の知識のあるショウタン、ウーン これは月面反射通信の施設かな??又は衛星通信の施設かな? アマチュア無線でも好き者が行う通信方法の設備に良く似たものがある
 
取付こうと思っていた尾根先に左右に分かれ小径が走る オウ これは古道だ 地図から判断して 左の道に入ろう
下山を尾根通しにしよう、気楽な単独登山は変更は気ままだ、
山肌をトラバースして行く小道、良く踏まれている。
地形を頭にたたき込み現在地を確認しながらほぼ水平な小道を巻いて行く
時々は道が抜け、倒木もあるが面白い道だ
サア何処までこの道は続くのか ショウタンは楽しみだ
  
ほぼ道は残り測量杭がある 途中で炭焼き窯の跡等があり古道であった事が伺える↑
少しまじめに位置を特定しながら山肌を巻いて行く
途中で道は分岐するが山肌を巻く方向、つまり左手左手と取り、地図 A地点まで来た
今日はまじめだ、現在地が分かる。谷に水が流れ取り水パイプが麓へと下っている
又、小道は山肌と(此処も測量されていた)、トラバースに分岐している
ショウタンは隠地山下から直登しようと山肌巻き道を選ぶ、気が付けば道が消えアレレ
そうか、谷に隠れるように棚田跡がある。里に出るには谷川沿いを下る道があったのだろう
此処が隠田か??そうか だから隠地山か?? マタマタ空想が走る
隠地にうってつけの地形だ
とにかく隠地山真下まで行こうと、動物道らしい処を巻いて行くが等々小さな岩尾根??が出て此処を尾根まで直登した
  
一汗流す傾斜の尾根は、高度差丁度100m、少し疲れているが足が重い程度の傾斜、コノ尾根にも測量杭があり馬の背上の尾根は歩きよい、低木は有るが肩を擦る程度、ルンルン
尾根に突き上げた。後で分かるが尾根は鉄塔管理道、これ又ルンルン
 
鉄塔80号が出たここからの見晴らしはよい、大峰山、堂鳴海山 黒松山 尖峰山 長峰山脈の眺めは美しい

 
 ←地図でコンパスを合わしている写真です。コンパスで方向を指しても角度がずれるの解るでしょうか

チョット写真の取り方が悪いが次の目指すピークは正面の山、地図でコンパスを合わせその方向を合わすと右に角度がずれた
そうです 鉄塔下でコンパスを取ると磁場が狂い、方向が狂います
何度も経験したが、このように目的地が見え、コンパスを見ると明らかに狂いが分かる 
高圧線の磁場は要注意だ 地形もシッカリ読もう
コンパス角度が違う、目視で尾根に向かうが、ショウタンは直登はシンドイと巻き巻きだ
ここで尾根を外すはずがない、一登りで三角点が出た
好き者はいる。山名版が二枚も上がっていた
 

点名は明添集落の名前を取っていた
基準点コード TR35135137201 
点名 明添 
種別等級 三等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 和歌山−動木 
測地系 世界測地系 
緯度 34°08′58.4931          
経度 135°23′56.7992         
標高 530.78 m               
基準点現況
現況状態 状態良し
所在地 和歌山県海草郡紀美野町大字明添字上穏地167番地 
尾根を引き返し三角点 楡の木に向かう
尾根上は管理道 スイスイだ 写真を取ったがどの地点も似たり寄ったりだ
 

ソロソロ 楡の木だと思う頃管理道道標が出て 管理道を離れ尾根に直登で登ると四等点楡の木が出る
 
点の記から楡の木は住所の事だ
コノ点の選点者はロマンチストなのだろうな、大字の谷を使う事が多いのに ウン 納得

基準点コード TR45135138301 
点名 楡ノ木 
種別等級 四等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 和歌山−動木 
測地系 世界測地系 
緯度 34°09′22.9388 
経度 135°24′43.6207 
標高 594.82 m
基準点現況
現況状態 報告なし 19860626 
所在地 和歌山県海草郡紀美野町谷楡ノ木605−10 
楡の木からの下りは簡単そうで難しい
見晴らしもない 似た地形が出る ??と小首をかしげる事数度

先ず、確実に角度合わせたはずだが尾根を下ると直ぐに鉄塔道標が アレ 間違ったのか 再度コンパスを取ってみた
此処だ ??
似た地形に同じ物があり マイッタネ
とにかく写真など載せても似たり寄ったり、地形をチェックして 尾根が分かれる所をシッカリと読み下る
?? 何度かコンパスを取り直し、高度を見、地図で地形を見るが今ひとつ
里山、手強し
ルンルンとは行かないまでも、解りよい尾根は地図読み登山で面白かった
  
綺麗な写真を載せてみたが、少しは倒木や肩をすれる程度の低木帯はある
間違いようのない地形P478に登り、下るとそこはみさと天文台の遊歩道、施設の小さな四阿で遅い昼食をほおばった
  
薄月山に続く
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「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平21業使、第652号)