白屋岳から鎧岳縦走
2017/04/02
炉端山友会にて
R169の川上村を大台ケ原や大普賢岳に向かえば吉野川右岸上に急峻な尾根が走る
尾根はユキヤ峰と言い、白屋岳から鎧岳までに焼山、ユキヤ峰ピーク、丸山と三つのピークが有る
登山者でこの尾根の縦走者は少ないようだが、炉端山友会で尾根を走破した
白屋岳までは登山道整備が有るが、後はコンパス頼りのバリエーション、一箇所の急峻な岩場下りと、急峻な尾根下り、
読図達者の好きものならお勧めできる面白いルートだ。
下山口を鎧岳遊歩道登山口とし、登りは白屋集落跡の白屋登山口とした。
集団移住した白屋集落跡は整備が有り、展望台の東屋や駐車場が整備されている
白屋大橋を渡り、ゲートを開けて駐車場に登る
  
展望台からは大滝ダムや大峰の峰やその支尾根が美しく見晴らせる

ルートは、電話電波塔に向かえば、ゲートが有りゲートを開けて林道に入り歩けば、お不動様の石仏が出て、その先が白屋岳登山口だ
  
白屋岳には道整備が有り道標も整って登りよいが、上り一遍の急峻なルートはそれなりに汗を流すだろう
中ほどに大平と呼ばれる広場の棚があり、ここの見晴らしは金剛山地から大峰の峰々が美しく見晴らせる
青根ヶ峰、四寸岩山、大天井ヶ岳、大峰山、見晴らしは最高だ


 

季節はずれの雪が降り、4月としては大雪だろうが積雪は10cmから20cmだろうか
軽アイゼンを着用して足並みを揃え登る
途中に小さな岩場が有るが、問題は無く比較的歩き良い登山道だ
  
白屋岳は三等三角点、白矢岳が鎮座するが、山名白屋岳三角点名白矢岳
三角点には名前が有りそれを点名という。
それを知らないと、白矢岳と言えば間違いだろうと思う方も有るだろう
三角点を写し忘れて写真は無い
 
白屋岳から引き返し、広いタオから雑木の中を焼山に向かう
地図では痘痕マークの岩陵が書かれているが、現場は山抜けの斜面で細い痩せ尾根と成り、雑木でルート取りが??と成る所もあるが、痩せ尾根を掴めば後は歩行注意のルートだ
 焼岳を見る

 
タオから細い尾根へと入ってゆく
間伐材が足下を邪魔するが、慎重に時間を掛けて焼岳を目指す
小さなコブ状のピークを2つ越えて、間伐材が邪魔をするピークを上がれば、そこは昭文社地図焼岳です
訪れる人の少ないピークは、見晴らしや綺麗さは無い
 
コンパスで方位を確かめ、ワイルドに下れば少し○危の小さな岩場斜面が出る。
ここは30mロープで補助したが、雪が無ければ問題は少ないだろう
細い小さな尾根に乗り下れば林道が出て更に尾根を登る
  
最初に出るピークが、ニッピ地図が書く焼岳だが、どちらが正しいかは私には分からない
ここからユキヤ峰ピーク940mまではフラットだ
直ぐに作業林道が出て少し歩くが、行き先不明で尾根に乗り返し尾根を歩いた
一箇所尾根分岐は慎重にコンパスを取った。
金網囲いの植林が出ればユキヤ峰ピークは近い

 
ユキヤ峰からの下りは金網囲いがあり少し尾根を外す。
この金網囲いの下りは伐採跡で、R169からも確認できる所だ
囲いが済んで植林内でアイゼンを外す
  
丸山までは歩き良いとは言え、道や踏み跡は無い
丸い山頂に三角点東川、(ウノカワ)が有るが、三角点点名と、山名を混同する板がぶら下がっていた
点名を記す、点名板が二枚有るが、山名板は無い。山名は丸山
  

等級種別 三等三角点 基準点名 東川(うのかわ) 北緯34°21′26″.0328 東経135°56′48″.1177 標高792.73

丸山からの下りこみは馬酔木が尾根を隠し、オマケに急傾斜、右により過ぎれば谷に下りこみ、左過ぎれば尾根に乗れない
読図困難な所だが、少し地形が見える。谷に入らずに細い尾根を掴むとしか表現できない
兎に角急傾斜の細い尾根をつかめば、鎧岳下の遊歩道道標が出る
 
後は鎧岳の展望台に登りきれば、そこは訪れる人も少ない山頂に、櫓のような展望台があり、見晴らしはいい
景色を楽しみ遊歩道道標に従って下山する
木製階段の一部や橋が予想以上に滑る。下山注意の遊歩道だ
 

今日も楽しい炉端山友会のバリエーションコース、下山口まで笑いが絶えなかった
 
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