高戸屋山605.4mと補給路修復、和佐又山 天ヶ瀬登山口探索

2008/04/05〜06

ショウタン
2008年4月6日に行仙宿荷揚げ道の補修案内が新宮山彦ぐるーぷ代表から届いていた
第一回目は参加できなかったので是非とも参加したいと楽しみにしていた。気になった天気も
見事に回復、前日の5日に行仙宿に泊まる予定で日程を組み、5日はちょっと山に登ろうと計画
R169号線途中にある高戸屋山605.4mに登る計画を立てた。高戸屋山には三等三角点がある
高戸屋山の登山口は上北山の道の駅から南に3km足らずの白川橋真横から取り付くが、ここには
本当に気の使う看板があるが目を瞑らせてもらった。
白川橋

コースについては何も書くことがない。
急登としか言いようのない尾根をただひたすら登る。
細い尾根は左右は垂直に近い状態でおのずと緊張する
最後のピークの登りは這いつくばって登った

山頂は何もない、三角点だけが有る小さな山頂、




三角点の記

点名 高戸屋
等級 三等三角点
緯度 34°06′46.7387 
経度 135°59′28.6681 
標高 605.58 m
所在地 奈良県吉野郡上北山村大字白川1421番1
選点 明治36年6月17日
設置 明治36年6月18日
観測 平成16年10月10日
俗称 高戸屋

距離600m高度差280mを35分で登った
このまま下山は面白くない。尾根を北に進む、この尾根は大栂山へと続く見事な尾根でいつかは大栂山まで歩きたい気持ちです
もちろん奥駈道に出て弥山や行者環岳にも登る事ができる。何人かは登っただろうか?この尾根には踏み跡もハッキリあり
道と言っても良いだろう。

 

25分程度アップダウンの少ない尾根を北に進むと、写真の階段が出る
階段を登ると関西電力白川発電所に、左手は尾根道で大栂山から奥駈道へと続く



民間の登山道は廃道近い状態でこれを下ると危険があるほど急登です
(写真の階段右手にある)
発電所の点検階段を下った。この発電所は使っていない模様です
この階段はまるで梯子をかけたような急でそれに200m位の高度差がある
 

慎重に下るが待てよ、イヤな予感がした
建物内にそのまま下ると出られるだろうか
横にそれるそれらしい道もあるが危険があまりにも多い
マッ 何とかなるさ

そのまま下ると予想通り発電所裏に出た
出口がない、どうしよう。ダメなときは建物下に大きな排水溝があるここから出られるさ
おそるおそる、建物裏に出た。建物を右手に巻くと鍵のかかっていない入り口があった

古い旧階段と発電所裏

 

出入り口
国道を1.5km歩いて車まで帰った。
総時間

1時間40分でした

下北山村は桜祭り
国道上の音枝峠から景色を楽しみ休息
行仙宿に向かった
 
行仙宿には白谷トンネル手前から入り、行仙小屋荷揚道から登る
この道は新宮山彦ぐるーぷが小屋管理のため苦労して作り上げた管理道で
明日も痛んだ道の補修がある。今年二回目の補修です。急登な上、道がもろい
利用者は心して通行したい。落石などには最大の注意がいる。

 

五時頃小屋に入り行者堂の花木を交換して、小屋内を点検、今日は土曜日一人くらい来るだろうと思っていたが誰も来なく
結局囲炉裏相手に一人酒を楽しんで9時頃寝袋に入った。
4月6日
管理道口9時集合だが8時40分に行くともう新宮方面から5人が到着、休憩もしないで杭の荷揚げ、丸太の荷揚げ
等々作業は手順が良い、今日は10人がそろった。手慣れた方達ばかり、大工の棟梁、鍛冶屋さん、山師、等々ショウタン
はただの力仕事のみ
わいわいガヤガヤ、作業は進むが平均年齢は65歳位だろうか
皆さん楽しそうにする作業姿は本当のボランティア精神の現われだろう
急斜面での仕事は、山慣れした我々だからできるのかも
それでも大きな落石がありあわやのが有った

 

作業は早く終わった。
下北山の桜祭りに参加すると言うが、ショウタンは花より登山口
帰りにズート登りたいと暖めている、和佐又山、大普賢岳、天ヶ瀬登山口の探索に向かった

天ヶ瀬旧道横の古い道から登る
相当な古道なのだろう、途中国道拡幅に削られたのか国道真上を通り、ジグザグと上に登って行くが
この道はほとんど利用されていないようだ
やがて廃屋が現れる

 

 

一軒のみ別荘的目的だろうか、新しく修復された家があるが全て廃屋だ
先ず、集落上をの方に道がないか、地図通り西側に無いか探索するが道はもう廃道
それらしい物は有るがハッキリしない。地図にある道はどうやら墓地跡から登っているようだったがハッキリしない
どこかに道があるさ
あきらめかけたとき、国道から日浦を通りこの集落に来る道が完全な形で残っていた
この終点に社があり(地図社マーク)この社裏に道らしい物を見つけ20分程度急坂を登ってみた
確信の持てる道が上に伸びていた(青い線)
登山時はこの尾根ルートで登ろう
気がつくと二時間以上この廃屋回りを探していた

慎重に古道を下の天ヶ瀬まで下った
下山時に直登で登った跡を見つけたときはオッ、思わず顔が和らいだが
このルートには一節のテープ跡は無かった
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