和泉葛城山支尾根

岩雄山、大石ヶ峰、小堂峰
2018/06/21
2人

明神谷登山口09:50-岩雄山11:30-大石ヶ峰14:40
大石ヶ峰15:00-東海自然歩道入り口16:15-登山口17:10
適宜立ち休憩
国土地理院地図にリンク
和泉葛城山の支尾根で手ごわいルートに大石ヶ峰と岩雄山のルートがある
一般的にブッシュで通行が難しいとされているが、ブッシュ部分は少なくルートハンティングが上手く行けばブッシュは問題では無い
と、書きつつ、今回は体力切れとコンパスをおろそかにして、ルートを外し山を間違い、近道で下ろうとして時間が係り、里山のルートハンティングの難しさをいまさらながら知った。
登山口は旧R480の明神谷登山口から取り付いた
今日の尾根を大石ヶ峰から岩雄山、高塚山と父鬼までの下り縦走は経験しているが、今回は半分の岩雄山から大石ヶ峰とした
取り付きの谷入り口凹地に駐車した
  
コースには大峰曼陀羅会の道標やテープが有りルートはわかり良いと、コンパスで岩雄山方向だけをあらまし取って取り付いた
なるほど、谷に入れば小道が有りこれはルンルンだと高をくくり目視でルートやテープを追った

梅雨の最中の薮山だが、予報は晴れると信じて、雨上がりの登山道を雨露に濡れながら登る
沢登りならモットぬれると意に介し無い二人だ。
谷の水は朝までの雨で水量が多く小滝が美しい
 
登るに踏み跡程度道に成り、テープも消えた。
此処でコンパスを見ると少し東寄りに登っている。
コースを修正するが、雨上がりで斜面が滑り最大の注意が要る。
薮山と見て虫除成分ディート30%入りの医薬品ムヒの虫除け、虫ペールPS30を服や靴パンツにと万全の虫除けで登っている
持続時間は5〜8時間と有る。
 
地形図は見るがコンパスは取らず、真新しい道標に、オッ、曼陀羅会のコースを真似た
所が
この道標が出て、二人は何を思ったかまるで反対の尾根に登った
プッシュは避けようと尾根を外したり踏み跡を探したり、何の疑いも無く尾根のブッシュをこぐ
メチャブッシュだ。
相棒が不思議に思い山頂に出たはずだが、山頂は何処と投げかける。
アノ松の下ではなどと暢気なショウタンだ。??相棒はショウタンコースがオカシイと気付き、アララ、反対に登っている
さっきの看板の書き方が間違いを誘発すると、他人のせいにする二人。オヨヨ
又ブッシュを濃いで小さなコルまで下る
  
一輪の山百合に癒されるが、斜面は滑りサンキライの棘に悩まされモーこの道標付近に小屋が有ったようだ。。
地図と道標が示す意味をジックリ見れば自分達の勝手な推測に反省する
現在地はバッチリとわかっている。コンパスで岩雄山を探れば赤松道の方が良いだろう
地形図に道が載る。
ソマ道から破線道に入ってゆけば綺麗に道が出た
道標にしたがって登るが、此処までにもシザが切り取られルートが見える
多分だが、大峰曼陀羅会のメンバーの奉仕だろう。
冬枯れの時期ならコースも見よいだろうが、この時期は適さない山だ。
何せ、前日の夜八時に何処かに行こうと決めるバカタレ二人にはいい薬だ
山頂は以前の単独縦走時には少しは見晴らしが有ったが、植林伐採跡の雑木が伸び見晴らしは無い
 
大石ヶ峰に向かう。
同じ道は極力通らないショウタンは道標にしたがって尾根を小屋跡コルに下る
雑木の間に小道が出来ている

小屋跡コルとはショウタンが間違ったコルのことだ。
マタマタ間違ってしまいそうだが、ジックリと地図と合わせながらルートハンティングだ。
来た道をトラバースで戻ってゆく、大石ヶ峰から下り明神谷を下山するなら難しいだろうと感じながら歩き、出るマークに注意を払うが
大石ヶ峰方向にはマークが無い。
現在地はわかるが、道がわからない状態だ。これだろうで少し上に登ってみれば、測量杭が出た
これだ。確信するが踏み跡が有るが雑木の下を潜り抜けながら登る。
 

雑木内で踏み跡を失い、兎に角尾根に出ようとコースを読んでのハンティング、前回にテープに助けられた所に出た。
 
此処から林道が出るまでにブッシュは無いが、コースはコンパスで確実に取りながら登った
マークは有ったが、最近通行者が少ないのか気まぐれに出るマークだ
  
太陽が出るはずだが、空は曇り木々の雨露が服を濡らしパンツを濡らす
濡れ鼠の二人だが、速乾服とゴアの靴に雨用の帽子、少しは不快だが梅雨の里山だ。好きならコンナモノサと歩くが、もう心臓がパクパク
ショウタン、ビスタリーと5000m峰に登るよりも遅い
  
岩雄山への登りの反省から、地形図とコンパスの確認は怠らず、時々はGPS から現在地を見る
現在地が当たっていれば読図登山では嬉しい物だ。
時間的制約が無ければGPSは見ないが、今はGPSも登山道具の一端を担うだろうが、地形図、コンパスはそれ以上に重要な登山道具だ
左手に林道が出て、これは楽チンだと林道に入るが、結果この林道経由は遠回り以外の何者でもなかったが、木苺と山紫陽花に癒される
 
林道終点まで歩いて標高点741肩に向かうが、これがブッシュ、741mピークの肩に乗る所に新しいマークがでた
このブッシュの中にと顔がほころぶが、同じように林道らくちんコースを選んだ方だろうが、同じブッシュが出るなら尾根通しが良いだろう
地形図から想像できないような痩せ尾根が出る。雨後の木の根は良く滑る。慎重な歩きだ
方向を確かめながら大石ヶ峰下に出れば、雨裂かと思う溝が出る。
急傾斜を登るバイクの跡で山が痛々しい
そこを避けようと隣尾根に行っても同じ状態だ。
 
マナー的には少しオカシイだろうが、マア私も許可を得ているわけでは無い
自分の正当化は避けたいが、ウーン
一輪の山百合と出会う。この出合いが一番癒されるこの時期だ
 
山頂手前も雨裂どころか、植林の隙間はほとんどがタイヤ跡がすごい
山頂で遅い昼食だが、行動食は取っている
 

山頂から小堂峰に向かう
道かタイヤ跡か見分けが付かずコンパスを信じ、地形を見る
小堂峰は小さなピーク、此処にも単車が入る
少し時間が係っている。最短で下ろうと地形図破線を下るが、予想以上の急傾斜、これは危険とトラバースで谷を狙うが、取り水パイプ道が有った
せっかく乾きかけた服やパンツ、マタマタずぶぬれだ
 
急がば回れ、急傾斜で滑り尻を濡らすショウタンは、尻りはドロドロ、服は濡れ濡れ、相棒さんもショウタンに負けないドロドロ
結果、このルートは登るにいいが下るにはチョット、反省
 
R480 出口にはマークが残り歩く方もあるようだった??
R480から近畿自然歩道に入る。
地形図とは違った場所にその下山口が有った
 
自然歩道は歩きよかった。白川谷と言うのだろうか??沢は小滝やナメが有り、チョット沢登りに良いだろう
 
下ってゆけば林道に成り、山紫陽花やホタルブクロ、黄色ツリブネ草、険しい斜面に5個の花をつける山百合は見事だが、山百合は可憐なか細い軸が似合うようだ。
 
途中にトイレが出るが、掃除も行き届き美しい
この遊歩道は利用者が多いのだろうか?
 
遊歩道は林道鍋谷線というらしいが、入り口のゲートは硬い
 
R480 一歩きで明神谷登山口だ

総時間 9:50〜17:10の7時間20分は少し時間が係りすぎだが、私にとっては大汗コースだった
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