奥高野6座
護摩山壇、龍神岳、耳取山、上湯川岳、雨ヶ森山、ゲンジの森、一本杉山
2019/11/20
 護摩壇山、龍神岳、耳取山

総時間 9:30~11:35
 高野山にナメコを探そうと先ず目につけたのは、護摩壇山
ナメコはミズナラの枯れ木に生えるという。
確か護摩壇山や龍神岳にミズナラがと記憶を頼り耳取山まで周回した
護摩山スカイタワー下の駐車場に車を止め、スカイタワー横から護摩壇山を目指す
取りつきの木にミズナラと書かれた札がある
もうナメコは有ったも同然とワクワク取り付く
 
所が、倒木は有るが風で倒れた木ばかり、倒れてはいるが枯れてはいない
道を外れ倒木を見ては(ヾノ・∀・`)ナイナイ、あれ無い
相棒は、炉端山友会の仲間だ

山菜取りの大好きな彼女、miiさんだがキノコは得意ではない
彼女と目を凝らすが、ショウタンもど素人だ
護摩壇山をあきらめ龍神岳に
枯れ木を見つけては探すが無い、見つからない 汗汗
  
大きな面白い形のケヤキの巨木、奥高野の木々は根元から分岐する木が多い
特に松やケヤキに見られる
初めて龍神岳に登る相棒、キノコが無くても初めての山は楽しいと言う言葉に救われる
 

東に下りコルのゲートから張り出し尾根に向かい途中から尾根に入る
 
張り出し尾根は通る方は少ないと思っていたが、小高山に行くのだろうかテープが見られた
わずかな期待も外れ、見慣れないキノコが有ったのみ あーあ
とにかく山頂の耳取山に登る
 
山頂の印の石積みに置かれた山名板が一枚、ずいぶん昔のものだ
三角点千の時にと思ったが、西に尾根を下り林道に出て駐車場に引き返す

尾根には霜柱が、林道横には氷柱が、もう山は完全な冬だ
 
月の輪熊について

駐車場で南海電鉄山の管理人と出会った
親子二代にわたって南海電鉄山を管理している山師だ
先代には、山に入り作業するときは、まず爆竹を鳴らし人の立ち入りを熊に知らしたと聞いた
今日、二代目は、今年南海電山で三回熊に出会ったという
そのうちの一回は、子連れで、ぬいぐるみのように可愛い子熊が現れたと思うと親熊が出たという

通常は、チェンソーの音などを聞くと近づかないが、子熊がいるとが逆に人を威嚇して逃げなかったという
山師も初めての経験らしい
逃げるどころが、木に爪をたて、斜面の石を谷に落とし大きな音を出し人を威嚇したそうな
山師は、チェンソーを持っているから恐怖は無いが、非常に緊張したという
熊も、その条件により行動がおおきく違うようだと言い、子熊連れは怖いと教えてくれた
熊との距離は30m位で、距離が近いと襲ったかもしれないと話していた
龍神岳や耳取山とは直線500mもない位置の事だ
 
上湯川岳と城ヶ森山



11:55~14:05
 ナメコは無かった
ひょっとすれば上湯川岳と城ヶ森山にナメコは無いかと林道白馬線で上湯川岳の登山口に向かった
城ヶ森山も上湯川岳も護摩壇山や龍神岳から見える
城ヶ森山は丸いドームがある山で山頂には一等三角点がある
古い昔だが、三角点を見つけられずにウロウロと帰ったことがある
三角点はドームの西裏にある
まあ結果はナメコは無かったが、この山域には初めての相棒、ナメコは無くても山は楽しいと山好きなmiiさん
取りつきは写真の位置だが、この記事の位置もいいだろう 

見た目は優しい傾斜だが、嘘と思うほど傾斜がある気がした
古道跡だろう道跡を感じ、測量杭とそのテープに誘われて上湯川岳に登る
冬枯れの山だが見通しが綺麗だ
 
朽ちた看板に消えかけた字で上湯川岳の文字が見える

単純に登ればいい
倒木が有ればナメコナメコと探すが無い
時期が完全に遅そうだ
 
上湯川岳の山頂は優しいが、東斜面や西斜面下部は傾斜があり、岳の字が当てはまるだろう傾斜だ

南に城ヶ森山に向かう
下りきってコルに出でれば舗装管理道と林道が交差する
帰路はここに帰るが、コルを超えて再び尾根に入り登ればまた管理道に出て、ドームの山頂を目指す
 

ドームの裏に一等三角点、城ヶ森が鎮座する

選点 明治18年11月
設置 明治19年8月11日
観測 平成19年8月18日
北緯34°02′10″.2817
東経135°30′29″.6565
標高1269.26
所在地和歌山県田辺市龍神村竜神字亀谷1023の1



ドームの下で風をよけお昼を楽しむ
日暮れは早いと、龍神街道に下るが、地形図参照としか言いようがない
龍神街道も人気の街道探索になりつつある
テープが巻かれコルに下れば大きな看板に付近の木々の大切さを記している
 
その下が竜神街道で、紀州徳川家初代藩主、徳川頼宣が開いた道だ
和歌山城から竜神温泉に保養に向かった道だ
今も、下御前、上御前と名の有る旅籠が有るが、チョット泊まるにはショウタンは悩む価格だった

とにかく上湯川岳下に向かうが、すぐに道は林道になり途中から地形図で表した方向に登り、舗装路の管理道を下る
東側は、なるほど山より岳の字が似合う急傾斜が見える
 

舗装の管理道から護摩山タワーが見え、秋盛りなら絶景だろう
和歌山の山襞が美しい
 
大きく曲がる道を通れば距離もあると、miiさんが地図を読み山肌下りを提案して、山肌を下った

 ゲンジの森と一本杉山


15:12~16:37分

 少々時間も遅いが、最後の望みゲンジの森に向かう
高野町役場から奥に入れば転軸山登山口手前にゲンジの森入り口がある
整備が有ったころは綺麗な公園だったろうが、手入れが少ないのか地図に載るコース道はやや傷んでいる

写真の取り付き直ぐ右に道が登るが、まるで手入れが無い
 
やや生えこんだ遊歩道を登れば階段は朽ち、ずいぶん手入れがなされていないことが分かる
こんなところにナメコガ有るだろうと、目を凝らしながら朽ちた階段を登れば、生えこんだスズタケは道にはなくなった
 
鮮やかにモミジだろうか紅葉が綺麗だ
ところどころに赤いクヌギの紅葉が出て、ナメコは頭から外れそうだ
遊歩道沿いも良いが、右手の尾根に乗れば道跡が出た
その下に林道が出る
行き先が分からないから尾根を登り、ナメコナメコ、見当たらずほぼあきらめたが、紅葉は素晴らしい

最高部まで登るが、ナメコどころかキノコは何もない
最高部で、地図からmiiさんはこのピークまで行こうと提案するが、時間的に気になる時間だ
距離400~500m、ピストンで1000m程度、通常なら20分も有れば時間が足りるだろうが、少しビビりのショウタンだ

大丈夫と背中を押す今日の相棒

読図で三角点一本杉が載る山頂に向かう

 

コースは植林内で測量もされ道が有るが快適とは言い難い
とにかく急いだ
山頂には巨木が切られた跡があり、名前の付いた一本杉の伐採跡だろうか

三角点から子継ぎ峠まで近いが今日は時間的に無理だ



四等三角点 一本杉
選点 平成16年7月9日
設置 平成16年8月9日
観測 平成16年10月1日

北緯34°13′57″.8779
東経135°35′42″.2777 
標高981.30
所在地 和歌山県伊都郡高野町大字高野山字一本杉23番

引き返し 中道を入り口に下るが中道は整備があり最高所に標高を記す板がが有った
 
930.?と記されている
その前から高野山中学校が美しく見える
またクヌギの紅葉が綺麗だ
 
途中に東屋があり時には登られ森を楽しんでいそうだ

道なりに下れば日暮れの森は綺麗で素晴らしい
 
朽ちた橋を渡れば、入り口にすぐだ

今日のナメコ山行は失敗だが、秋を満喫して、里人の道を車で下りその両脇の紅葉を楽しめた
ただ、前から車が来れば離合困難な細い道だ

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