下津川、一言神社、三重滝から
大石ヶ峰、和泉葛城山、成高峰
2019/01/04

距離 10.5km
総時間6時間20分(神社、三重の滝見物時間含まず)
総上昇928m
総下降818m
国土地理院地図にリンク
今日のBaddyが一言、
成高さんに登ってみたい、のきっかけから和泉葛城山の南に有る三等三角点、平野が乗る成高峯に登った
ピークを踏むだけなら30分も有れば山頂に立てるが、古道と周回を基本に読図とバリエーションをこいで見た
ごく一部は廃道に成りブッシュをこいだが、ほぼ道が有りBaddyも大満足のコースだった。
和歌山県那賀郡かつらぎ町平1314の一言神社参詣道入り口に駐車して、一言神社と三重の滝(さんじゅうの滝)を見て登山を開始したが、三重の滝は、金剛山地、葛城山の界隈では一番高く綺麗では無いかと思われる滝だ
  


滝の名は最上部が聖宝の滝、不動の滝、潮の滝(ウシオの滝)といい、三つ合わせて三重の滝と言う。とある
付近の社や祠は歴史を感じるようで、葛城の行者も修行に来ているようだ
  
先日来の雪で付近は白く、晴天の朝は気温が低く車の温度計はマイナス表示だ。
車に帰り登山準備だ

下津川集落から取り付くが、何処が良いとはいい難いが、私は民家の前から取り付かせてもらったが、実線が描かれたルートで登るのが良いと思う
私の登った道は古道らしく、東海自然歩道に出会うところに古い石表があり、かつらぎ、なかつ川の字が読み取れた。
  

下津川に向かって車道を登り 下津川集落が見え始め、集落から、目標の成高峯見晴らせる
もちろん、この集落は干し柿の里、渋柿が取り残され、熟した実を頂けば、ウマーイ

  
わかりにくいかもしれないが、写真の道を登り軒先を通らせていただき、獅子囲いのトタンを乗り越えて行けば舗装道に出た
何処からか舗装道に出るルートが有るはずだが

舗装道が直ぐになくなり、読図から道成りに登ればいい
途中から六尺道といわれる古道に成るが、今は猪さんか狸さんの専用道だ
小枝が落ちるが、通行には問題は無い
  

近畿自然歩道に突き上げる
そこに道標と古道の証し、石柱道標がある。 かづら なかつ川の字が読み取れる

  
近畿自然歩道歩きも良いが、大石ヶ峰にコンパスをあわす。
途中はオフロードバイクが走り回り山斜面を荒らしている。
口では言い表せないほど山を荒らしている。
悲しい話だ

  
尾根道を一等三角点、葛城山を目指す
三角点は電波塔横の尾根道の真ん中にある。
 
標高865.60北緯34°20′50″.7531 東経135°26′33″.6563
本点では無いが貴重な一等三角点だ
時間も余裕で、和泉葛城山山頂に登ってみた。
山頂は立派な祠があるが、台風の影響か灯篭は倒れ、痛みがあった
展望タワーには行かず、トイレ横広場の東屋でお昼を楽しむ
 
見晴台の展望所から、成高峰を見晴らし、其の向こうに見える大峰の山々は壮大だ
 
舗装路と車道を避ける意味から尾根道を引き返し、近畿自然歩道と尾根道分岐の道標から、古道に下る
最初は踏み跡レベルで下れば、車道に出て其の車道下に六尺道が下り、そこを下って行く
少し歩きにくいゴロ石道だが、私は車道より好きだ
  

    
再度車道に出て下れば、正面に変則四つ角、此処が笠田辻だろう。
  
真ん中道を登れば道標が山頂を誘う整備道が有る
道標とテープが山頂の三等三角点、成高峯に誘う
  
三等三角点 点名 平野、標高809.59 北緯34°20′05″.5711 東経135°26′53″.3295 選点明治36年5月20日
所在地 和歌山県紀ノ川市切畑字葛城962番2
山頂からコンパスを取り破線道を下るが、道跡などは無い
ただ、測量杭が有り道が有ったのだろうか、下ってゆけばはっきりと道跡が出て、林道風の道に飛びだした
現在地は少し読みにくいが、地図どおり道が分かれ現在地をつかんだ
  
北下の破線で書かれた林道だろう。
読図から黒実線の林道に下る尾根を探す
尾根は見つかったが、道は無く下れば雑木のブッシュになってゆく
尾根そのままだと林道に下るに斜面は高いはずと、谷に向かって方向を変えた
何処に道が有るか全くわからなかった

二つ目の黒実線林道は舗装されている
目的尾根まで行くとそこは測量道が下っていた
  
下って行けば道が分岐するが、目標分岐にはテープが巻かれ、四つ辻風の道に下るに5mばかしは急だ
Baddyは起用にお知りで滑っていた。聞けば転んだとか
アララだ
 
道成りに下れば廃農園が出てその下に家が出る
家前を通らずに最後まで林道で下ろう
留守番犬が尻尾を振りながらワンワンと鳴くし、家の軒下を通ってしまう
コース取りの失敗だ。
後は車道だ
下津川の谷を見ながら車道を登れば一言主神社や三重の滝入り口は直ぐだ
ムーミン谷と呼ばれていた頃はなるほどの景色だ
  
葛城山もいろんなルートが有るが、今回のルートは続図達者と行けバリエーションも楽しいだろう
又、雪が積もれば、スタットレスはもちろん、チェン装着も必要な急坂集落だ
以前は、ムーミン谷と呼ばれ、ハイカーに人気の集落だったが、鍋谷トンネルが開通して、マスマス寂しくなる山肌の集落、下津川付近だ
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