室生山

如意輪山と焼山、酸漿峯バリエーション
2019/02/10
3人


距離約9km
総時間約7時間50分
ほぼバリエーション
室生山に行こうとお誘いが有った。
あんな厳しい山は嫌だと駄々をこねながら地形図を見ていると、室生トンネル北出口に、西ヶ滝なんて載っている
地図を読んでみれば、極簡単に行けるコースも有るようだが、西ヶ滝上に破線がある。これを利用しようと思って道を探すが無い
アララ、やっぱり斜面登りのバリエーション、これが面白くて、面白くて、此処だあそこだと読図を楽しんだが、
地形図コースを載せているが、あくまでも私達の登山コースで、再現性は無い
参考程度に見てください

室生山を大和 青垣の山々、奈良山岳会編集から、コースや謂れを探った
山名は信頼できる奈良県山岳会の書物だ

室生山は東西二峰から成り、室生山東峰は焼山と言い今は植林だが元は室生寺境内だそうで、室生山西峰は如意輪山と言うと有る
カシミールも国土地理院も室生山は621mピークのみを記している
如意輪山焼山の名を残したいと宝来の鈴女は言うが、今日は不参加で残念だ。
トンネル北出口に、滝見用の駐車場が有り、そこにデポした
滝は二段で二段目は小さい。
コノ滝付近に西ヶ滝、東の滝、西ヶ滝上流に二の滝、三の滝等が有ると書かれた案内が有るが、今日は山のみとした
 
地形図の滝上の沢に書かれた破線道取り付から登ろうとしたが、これが急傾斜で道は無い
道跡を探そうとトラバース気味に登っていったが、其の跡は無かった
オマケに間伐材が多く登り難い
 
軌跡通り登ったと書くより方法が無い
ソマ道か植林道か分からないが、道が出ればそれを利用しながら尾根を目指した
コノ植林は室生寺の物なのかテープに記載が有った
 
尾根に突き上げ尾根上を歩くが、地形図で見るより尾根は広いが、倒木とユズリハが多い山だ
 
去年測量されたのだろうマークが有りそれに沿った
思う用に歩けない間伐材と倒木、測量マーク沿いは木が切られ少しは歩き良い
 
室生山は見晴らしは無い
途中から樹間に室生の村が見え神秘的だ
山頂には何も無かった。山名板を簡単に書いて残した

室生山西峰、山名は如意輪山だ。
 
室生山東峰に向かうには尾根続きで行けるが、釣り尾根上で険しそうだ
小さな双耳峰の西峰に祠でもないかと見に行ったが無い
なにやら踏み跡が濃く、コノ釣り尾根から多くの登山者が登っているようだ
下れば、オヨヨ、林道が下まで来ていた
龍穴や、室生龍穴神社側の林道が続いているようだ
 
下りこんだコルから焼山に登れば良いが、あまりに簡単に行けそうだからと林道探索をかねて大きく回りこんだ
間伐中で目的尾根は案外登り良い
 
焼山も何も無い
簡単な山名板を残した。
室生山東峰、焼山
軽く昼食を取り、コルに向かって下山だ。登山者はいるようでテープが見られた
 
コルから林道が続く限り林道を歩こうと林道で帰路を取った
林道が終わってもソマ道か植林道かマタマタ古道の生活道かが続く
途中に石積みなどが見られた
トウトウ道跡が無くなり、ダロウ程度に成った
注意深くトラバースだ
又、道が出たがトウトウ、ダロウ程度が続く
一ヶ所深い谷が出て少し高巻いた
まき終わりが、往路の登り尾根だった
 
 
取り付きはあまりにも急傾斜で今日は雪で斜面も滑る
少しでも傾斜が緩い尾根でと読図する
すると、マタマタ道が出て道に沿えば、車が登ったような林道が出て、林道に添って下った
地形から、間違いなく車道に繋がるだろうと予測した
道に出るには出たが、これがひどい間伐材、一歩一歩と下ると予想通りに道に出た
 

酸漿峯に向かう
酸漿峯とは三等三角点名で、山名は所在地から(ウエヤマ)多分上山と書くだろう
車道を北に下り渡渉箇所を目視で探し沢を渡る
そのまま枝谷を登って三角点を目指そうとしたが、沢は歩きにくそうで尾根に切り替えた
登り良いが急傾斜、兎に角登り一本の尾根だ
 

 
お疲れショウタンはフラフラで、リュックをデポしてコース取りは仲間に任せた
三角点はわかりよい
ここも登山者は有るようで踏み跡が濃い
三等三角点、酸漿峯

点名が面白い??と漢検一級の我がマエストロに尋ねれば、酸漿 ホウズキと読み、生薬を酸漿はサンショウと読むとの事
ホウズキは鬼灯とも書く、漿はドロッとした液体を表すとか
マア、ホウズキとは面白い、コノ点名には興味が湧く

点名 酸漿峯 サンショウミネ、選点 明治22年4月8日
標高 515.08 北緯34°33′31″.0352 東経136°02′47″.6326
所在地 奈良県室生郡室生村大字西谷字ウエヤマ1017番地

点の記の登山コースは西谷小学校南方向700mに登山口が有る
そちらの方向に踏み跡が濃かった。
ピークハントの登りだったが、10分ほどの間にシカが植林ネットに引っかかっていた
口から泡を吹き、顔が腫れ上がり、ショウタンは熊ダーと叫んでしまうほど膨らんでいた
 
近づけば力尽きたのか悲しそうに顔を見る
頭をなぜてやると動かないが、鼻から泡を吹く
ナイフを出しネットを切ろうとするが針金が入りきれない
耳をつかんで引き抜けば片方が抜けた
次も上手く抜けた
まだ首が絞まっている。
一人がナイフでゴシゴシとネットを切れば、切れた
首をつかんで引き抜けば抜けたが、走り去らずズート私達を眺めていた
頭をさすると動きもせず、見る見る顔の晴れが引いていた
生き残れよと声をかけ下山した

♀シカか角が無い、子供か??マタマタ角の生え変わりの時なのか??
ヒョットしてカモシカの子供かな
室生の山は何処も低いが厳しい
言い出しベエの鈴女は不参加だが、珍しいシカとの出合いが記憶に残る登山になった
 

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