和歌山県の山
有田川町、不動の滝から水ヶ宝形山→三越山、下山は闇夜峠
2010/01/26
2人

「この地図の作製に当たっては、国土地理院の承認を得て、同院発行の『測量成果』を使用したものである。(承認番号 平20業使、第543号号)」
コースタイム
駐車地点09:00-不動の滝09:31-三角点10:34-水ヶ宝形山11:26-三腰山998m12:26-12:45
下山
三腰山12:45-三角点13:33-闇夜峠02:21-林道闇夜峠線始点15:05-車15:20

総時間6時間20分
水ヶ宝形山、最初は読みが分からず点の記から(みずがほうぎょうさん)と言う事を知った
二等三角点のある山頂は見晴らしはないが少し北から和歌山北部の山が綺麗に見える
先ず点の記の一部を載せておこう
TR25135034601 
点名 水ケ宝形 (みずがほうぎょうさん)
冠字選点番号 波 26 
種別等級 二等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 和歌山−動木 
測地系 世界測地系 
緯度 34°02′37.0644 
経度 135°27′05.0524 
標高 1063.95 m
現況状態 正常 20071023 
所在地  和歌山県有田郡有田川町大字下湯川字岡田315番地
 和歌山県有田郡有田川町大字津俣国有林56い林小班

二つの住所を持つ
選点 明治34年7月10日、選点者、直井武氏

今回のコースは山友の寺ちゃんが提案したが寺ちゃん単独と、ショウタンとT女と二回の山行となった
寺ちゃんの記事
目的は二つ、有田川の支流の四村川上流にある、不動の滝見物と、暗夜峠を見る事だ
もちろん山頂に立つ事は忘れない

湯浅御坊道路の有田インターで降り、戸屋城山の南を走るR480号を有田川に沿って走り、五村口から有田川を渡り
四村川沿いを奥に進む
右手に堂林山を見やり最奥の集落、二沢の最後の家からさらに奥にはいると道は林道闇夜峠線となる
闇夜峠線は整備はされているが、未舗装のダート、ショウタンの街乗りカー、フィットでは乗り入れは無茶苦茶だ
大きな石を取り除きながら奥にはいるが、Uターン出来ない。アララ困った
で道が大きくS字にカーブする地点でヤットUターンが可能になりそこに車を停めた
四村川には滝があり場所は分かりよい。車高のある車なら問題なく入れる
 

道に気を取られ、途中の尾根や橋などすっかり記憶するのを忘れ、現在地が特定しにくい
川にある滝マークと、周囲の尾根状態からだいたいを予測して、林道を歩けばそのうち分かるさと、二人で林道を歩く
車のワダチは有るから道は奥に続いているだろう。だ
5分も歩くと林道が終わった
そこに、暗夜峠線終点と不動の滝500mと書かれた道標があり、これで位置確定が出来た
国土地理院では林道が不動の滝下まで書かれているが、道はない、地形図の波線道はアバウトな事が多いが、林道書き間違いも時々ある。奥地ではあまり道を当てにしない方が良いかも知れない 
右岸上の波線道は健在だった

橋があったが飛び石で渡り、上の波線道に向かう
波線道の道は状態がよい、以前に作られた観光道だと地元の方が言っていた
500m、ソロソロ滝が現れるだろう。右手に見事な滝が水量も多く落ちていた
滝壺に下る道はヤヤ荒れてはいたがその名残は残していた
二つの滝壺を持ち、見た目は一条だが二段のヤヤ斜爆の滝は一見の価値がある
T女、ポーズを決め一枚をパチリ

 
波線道に戻る時、アレレどう下ったのだろう??? 汗
ショウタン、ここじゃん T女が指摘する 記憶力まで衰えたショウタンだ
滝の上に祠が祀られている。波線道は奥に続いている
祠の前に朽ちた小屋がある。小屋があるなら道があるはず、予想が当たり踏み跡ではない細い作業道が尾根に向かっていた
この尾根には、榊の木が植林の下に一面に植えられている。
正月だろうか榊が収穫された跡があった。途中で道を失うがかまわず尾根に直登する
榊の下は歩きよい、何処を登っても快適だった。尾根に出る
  
尾根は綺麗で歩きよい、道跡状の快適な尾根だが一部は大汗を流す
コンパスを合わせながら、先ず四等三角点三腰山に向かう
TR45135035501 
点名 三腰山 
冠字選点番号 K起 7 
種別等級 四等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 和歌山−動木 
測地系 世界測地系 
緯度 34°02′54.3451 
経度 135°26′33.6728 
標高 829.44 m
選点 平成19年7月19日
住所 和歌山県有田郡有田川町大字二澤字三腰山285番の10 
備考 私有林

三角点から東に波線道分岐に向かう

写真1
三角点からさらに登ると尾根分岐(波線道分岐)に電波塔が建ち、ここで方向を南に取り水ヶ宝形山に向かう
植林内の単純尾根、まっすぐ登ればいい、正面に水ヶ宝形山が見える頃、ススキ道を登り林道を越え、尾根に取付いた
  
この林道からの見晴しは最高で、城ヶ森山、と 護摩壇山の景色が美しかった
最後の一登りは土が氷りよく滑るが振り向けば生石山を中心に長峰山脈の見晴らしが良い
アレが大峰山、アレが 尖峰山、山座同定は面白い



二等三角点 水ヶ宝形山には新宮の両グループ、新宮山彦ぐるーぷと紀州わらじの会の山名版が有る


次は三腰山だ
写真2
水ヶ宝形山から林道白馬、城ヶ森線に出て林道を右手川合方向に下り尾根先から944mの三腰山に登ろうとするが、これが切り取られた斜面のため取り付きがない、アララ困った。白馬線から下れば良かったと反省するがもう遅い
で、小さな谷から登れそうだと這い登り尾根に出ると、これ又アララ、広い林道がある
苦労して登ったのは馬鹿みたいな感じだ
  
尾根先の944m地点を確定した。
尾根先に小さな山名版が一枚遠慮気味に木にかけられていた
 
カシミールの中にある山名ファイルによると998m地点が山頂とする▲マークが出る
私もそこが山頂と思い、林道白馬線から上の998m地点の三腰山に登ろうと白馬線に出るが、これも削り取られた崖で登り口がない
尾根上に反射板がありここから取付こうと反射板に向かうが途中で動物道を見つけ這い上がった
998m地点にも小さな山名版があった。ショウタンは白テープを巻山頂を現わした
  
食事もソコソコに下山

998m地点からの見晴らしは北側が最高によい

下山は反射板横から下り林道を歩き、林道水ヶ宝形山を歩いて大きなアンテナ下を通り、林道から尾根に入り、下のアンテナ、四等三角点と下って行く
  
四等三角点三腰山から波線道を闇夜峠に下る。単純尾根は位置特定が難しいが幸い三角点で標高を合わせられる
標高と地形から細かくコンパスを合わせながら下って行くが、ここが難しいだろうと思った630m地点からの波線道
境界杭に誘われて少し方向を間違った
コンパスはこまめに合わせたが、少しの現在位置間違いがコンパス方向を間違わせる
地形が違う、左に取りすぎたと判断して右手にトラバース、地形通りの尾根が現れた

地図1の600m付近

後は闇夜峠の位置だ
地図ではピークは出ていないが10m以下のピークが2つ有る事が読みとれる
2つのピークは小さな岩稜だった
それを越えると、掘り割られた闇夜峠が現れた

  
  
闇夜峠から、古道にこだわって下ってみる事にした
途中に黄色で木に矢印が付けられ、植林道を案内していたが、地図読みを楽しんでいる二人にとってはnonsense
古道は残っているが一部は荒廃しているが道跡はハッキリとある
想像だがこの道を、牛車や馬車が荷物を運んだで有ろう事が田舎育ちのショウタンには見て取れた
現在道が現れるがこれを無視して、歩きにくい古道を選んだが最後の方でモウダメ状態に道が抜け木が倒れていた
あきらめ下の新道に崖を下り降りる
四村川に後少しの所だった。無理をすれば上手く古道を歩き通せたが少し残念
                   ↓古道の状態↓               崖を下り降りたT女の笑顔は満足そうだ
  

四村川手前に大きな祠がある。何か歴史を感じる

  

四村川を越えると林道闇夜峠線の始点、車はこの付近に停めるのが最適だろう
小石を除けながら車まで歩き、車の通行が可能なようにしながら車に戻った
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