西国古道で三国山
2020/07/20
2人
 
距離 13.3km
標高(+)780m (-)800m アバウト
平均速度 1.7kmガーミン計測
総時間7時間45分
ヤマレコにリンク
槇尾山、施福寺から三国山まで西国古道を何回か歩いたが、地元の和歌山側から西国古道を歩き通したことが無い
膝の調子も確かめたくて、ご近所さんと梅雨の晴れ間で歩いた

コースは、毎日放送のちちんぷいぷいので歩いたコースを参考にした
R480、鍋谷トンネル入り口付近から旧R480に入る 
入り口には牛神大明神が有りその横に私有地だが駐車スペースが有る
牛神様を祀っておられるのが、途中に出る柿右衛門茶屋のご主人で、準備中に出会い私有地である事を聞いた
畑作業の車が止まれるように置けば良いだろうとの話だ
又、古道についても多くを聞き、途中で大師井戸についても情報を仕入れた。
  
牛神さんと柿右衛門茶屋、その前の平村案内

平村案内に古道が略図で書かれている
地形図に起こしてみた

柿右衛門さんと道を挟んで大師井戸に下る案内が有り大師井戸に下った
  
大師井戸は本当に囂々と水が湧き冷たくおいしい

下れば水くみの方が居られた
古くから貴重な水のようだ
謂れは弘法大師伝説によくある話だ
 

旧道に出て福徳寺横から古道に入る所、ちちんぷいぷいの道標が鍋谷峠側を指す所から、??と感じたが道標に従った
地形と道から方向が変わっていたことに気づくが、ルートを変えて古道に向かった
お正月の串柿生産地の平集落、10月半ば~12月までその乾燥風景が絵に成る集落だ
村内を散策しても楽しい所だ
  

入り組んだ村中の道はややこしい、少し拡大地図の相棒地図は分かりよかったが、それでもアルバイトをしてしまった
その軌跡は修正した
せっかくだからと、神社マークの神社に行った
八大竜王を祀っていたが、どうやら明治の廃仏毀釈の影響を受け、昭和の大戦後に修復された宮のようだ
  
引き返し電話電波塔に張り付けているマークを目ざとく見つけ、コースに間違いがない事を確信して急坂を登る
途中で振り返れば平らの集落は豊かそうで大豪邸が多い
  
道成に登れば西大久保に出て、定福寺から三国山に行けるが、地形図に載る500mピーク越えで行こうと言う
地図を見れば道が有り行こうとなりコースを尾根に変える
最初に出た丁石↓
  
ワダチが有る所からまだ利用されている道と入れば、柿畑が有り尾根中央破線は無いだろうとみて、そのまま道を歩く
墓などが出て道が分岐するが、山肌側に取り、歩けばすぐに道が抜けて無い
適当に尾根中央に乗れば測量され道跡を感じた
  
少しブッシュだが問題はない
直ぐに道を横切る舗装路が出てその先に破線道が続く
所がここから先が矢竹のブッシュ、これはすごいと少し下を巻き登れば道横に石積みが
ここの道も良く使われていた物だろう
   
西大久保に飛び出し畑内を登り三角点西大久保を探す
よく見れば道が書かれているその横に三角点は有ったが、ずいぶん付近を探した
三角点へのこだわりだが、好きでなければ面白くないだろう
 
定福寺からの道に出て林道を登る
道横に丁石があるが、この丁石は堂山中央の道に有った物を山裾の道に移したそうな
   
コンクリート道を歩けば足が痛む
山肌が削られて道が出来ていた。
堂山に行こうと急にコース変更だが出るのは同じ丁石地蔵前だ
  
丁石地蔵と書かれることが多い地蔵が出た
ちちんぷいぷいの西国古道のロゴが有る
地蔵裏に直登で地形図に黒線で道が載るが、道はない
直登で尾根に乗れば、薄い踏み跡とテープが有るが、好んで歩ける状態ではない
  
コンパスで方向を確かめながら七越峠に下るが、いくつかの小ピーク、七つピークを越してくるから七越し峠なのだろうか、汗
和歌山側の里人たちの手によって整備されている七越峠、立派な地蔵や歴史の石板、西行の歌碑と整備が有るが、ここから車道歩きに変えた

宿山下に七大金剛童子と道下に七代竜王が祀られている
八大竜王とは良く聞くが、七代竜王の意味は??なぜ代の字が
  
環境庁と和歌山県の三国山看板裏から三国山に向かう
  
山頂にはすぐだ
885mの地点に三国山道標が
少なかったが、古くからここを三国山として山名板をあげる人もいた
よくよく地形図を見ればここが三国山山頂で、三角点位置は三角点父鬼が乗る位置で山名は無い

三国山とは紀州、和泉、河内の国が接している所だ
その位置は航空レーダーが出来行けないので最高点測量の有る885m位置に看板をあげている


昭文社地図が三角点位置を三国山としたことが始まりだろう
最近は、ヤマレコもここを三国山として、三角点位置を三角点三国山としているが、正しい表記は三角点父鬼の位置だろう

府県境尾根を下り神野に下る
  
三国山下の取りつきに下り、かつらぎ町三国山看板裏から槇尾辻に下る
道成に下り三角点松の岡を確かめ、神野に舗装林道を下る
傷めた足は下りに弱い、古い水平道を見つけ、日陰で風が有るしと行き先も分からないが細い道に入った
良い道だが広い林道に出会うが、その先が分からないと、バリバリと車道に下りた
車道を下れば、アララ、ここに出ると出口が有った
地図は良く見よう
  
林道を下れば神野に出る
いかにも由緒ありそうな建物が出て、見れば登録有形文化財とある
寺だろうが名は記していなかったが、調べれば神野阿弥陀堂と有る
その横に同じ文化財の的場家の主屋が有る
  

道成に下り神野の山村を楽しみ、四等三角点、岡の前を探し西大久保に車道を歩く
岡の前公園下に、四等点が見える
  
道成に下れば東大久保が美しい
緑と調和する山村だ
西大久保の村は石垣が見事だ
ここも串柿の産地で秋はカメラマンやハイカーで賑やかとか
嫁さんの職場の社長宅はこんな山奥で串柿から起業したとか、歴史の村だが廃屋は少ない
  
定福寺に向かって歩けば面白い石票が出る
この前から西国古道を下る
今は舗装され林道のようだが、途中の祠や丁石が歴史を感じる
  
谷の向こうに東谷の集落が見えた
コンパスを合わせ東谷の集落であることを確認する
その向こうが蔵王峠で、堀越観音はあの辺かと地図から読み取ることも楽しい
東の燈明岳は姿が良い
 
往路の500m尾根の取りつきが何処と思えば、東谷を眺めた所だと気づく、ワイワイ
登りにアルバイトした分岐や道を確かめながら福徳寺に下る
最後に見た丁石は7丁でその先は無かった
村人に聞けば、支点はR480だと言ったが、その480号も新しくトンネルが出来、マタマタ道は変わってゆく
今日の小道もそう長くは残らないかも
暑い中、久々のハイキング、マタマタ秋にデジイチでも持って歩いてみたいものだ
  
福徳寺前の道標を正しい向きに直したが、ゆるゆるだ。風が吹いても方向は変わりそうだ
矢印に惑わされないように

柿右衛門の奥様にお礼を言って下ってゆく
途中で大きな音がした
何だろうと牛神大明神に下れば、鍋谷トンネル内で大事故が起こったとか

旧鍋谷峠は峠で道は閉鎖されていると知らない人たちは鍋谷峠を越えようとしている
 
柿右衛門のご主人が鍋谷峠が越えられないと案内はするが、聞き入れずに登るバイクや車、なれない若いおまわりはさんは、ミニパトで知らせるが効果は無い

トンネル内事故に出会う事が多くなったR480、慎重に帰った
 戻る