金剛山狼尾からサネ尾下山
2014/07/18
7人
水越峠に9時30分と遅い集合で、リーダーはモミジ谷に尾根先を持つ狼尾にルートが出来探索したいと炉端山友会に募集をかけた
少し体調はかんばしくないが、金剛山なら急坂も長くは無いと参加に手を挙げた。
所が、なめるな金剛山、こんなコースも有るのだぞと急坂をあえいだ。
水越峠のゲートからガンドバコバ林道を歩き、モミジ谷入り口に向かう。
途中に、昔の水争いが有ったという越口や金剛の水などの案内をリーダーに伺いながら林道を歩く
  
林道が大きく曲がるところにモミジ谷入り口がある。
金剛山登山に地形図を持って、現在地を確認しながら歩く機会は少ないだろうが、案外地形図と現在地を合わせながら登ると又楽しい登山が出来る
先ず、モミジ谷入り口で、目標の大日岳1094mにコンパスを取り、その方向を確認する。

  
モミジ谷入り口↑

冬場の氷漠を見るコースとして何度か通ったが、狼尾と言う名の尾根が有る事は知らなかった。
随分昔にここが狼谷だと聞いた記憶が有るが、尾は知らない

核心部を拡大してみました↑

ガンドバコバ林道入り口から約500m程度、初めての水線分岐の左岸谷が狼谷だ
初めてここを知った時は確か倒木の谷だったが、谷から大日岳や尾根直登コースが踏み跡と共に出来ていた
リーダーは、尾根直登で大日岳を目指す。
尾根の取り付きは、目茶急坂ですが踏み後は濃い。
地図でコースを確認するショウタンとリーダー↓
  
狼尾の主尾根に乗るまではすごい急斜面、お助けロープは有るが古参の会員が、斜面登りをアドバイスする。
後ろ足を伸ばしきり、自然に前足を出して斜面に垂直に立つように心がける。
初めてなら怖いが、慣れればユックリな足運びで早く安全に登れる。
本当に一汗流せば主尾根に出る
  
主尾根に乗れば、狼谷側から主尾根に直登コースも有ることが踏み跡から予測できる

現在地から、目標にコンパスを取る。
現在地は地形から探るが、地形は読みよい地点だ。読めないときはGPSを活用しよう
固定したコンパスで山頂方角を知りながら歩けば、踏み跡が大きく方向を外してもコンパスは大日岳を指す
大日岳の方向を知っていれば地形からバリエーションは簡単に取れる
小さなピークを下った所に、狼谷から登られる方の踏み跡が有った。
踏み跡は斜面を巻くが、リーダーは大日岳直登に拘った 
直登で尾根に登には正面の笹はBanboo graseのブッシュだ。
少し踏み跡を探索して、直登コースが出来ていないか探すが、踏み跡予測は大日岳南側に出るようだ
Banboo graseブッシュに突っ込むことを躊躇するリーダー、ショウタンは現場見通しから距離は30〜40mと見た
行くぞーと、ブッシュに突っ込んだが、笹としては歩き良い。
倒木も少ないと見ていた。ピンポーン

  
尾根に突き上げれば、微かな踏み跡が感じられた。植林時のソマ道跡だろう

1094m測量点が大日の道標地点かと思っていたが、少し西側だということが分かった
大日岳に出る。一般者は殆ど、太尾塞跡からガンドバコバ林道かフト尾に下るようだ
 
記念写真を写すがガスがあり気温は低い。
金剛山は詳しくないが、時計台の広場に行く方向が全く分からないショウタン
どっちに行くの、なんてコンパスを取る。あっ、こっちだ
 時計台の広場前のステージ??で昼食を楽しむ
ガスが巨木の枝を濡らし、雨のようにポタリポタリと賑やかだが、七人のお喋りはより賑やかだ
神社裏から一の鳥居前に行くが、途中にこんな所にとマークが有り、斜面を掘り取り道が出来ているには驚いた
今日のリーダーの元職場は金剛山山頂に勤務していた。
何時のまにと怪訝な顔でコースを見る。一般的でないコースはマークを残さないほうがいいと思うのは私だけか??
一の鳥居から谷に入る。
この道は随分昔に歩いたがすっかり忘れていた。
サネ尾越えのソマ道で、尾根中央に近づけばその跡は濃い。
P985の白雲岳から山頂にはダイトレは有名な急階段、古人はサネ尾を巻いて神社に行ったようだ。なるほど
  
サネ尾を巻くようにソマ道??がある。時には利用者が有る様で勝手道標が有った。
尾根中央からサネ尾を下るが、コース的には険路で、急坂はロープ補助がある
私的には補助は自前ロープで安全を確保してみたい物だ。
登山力と山を見る目が養われるだろうが、人それぞれだ
  
下ってゆけば、ソマ道跡がハッキリと有るが急傾斜はすごい
カヤンボ谷入り口数10mの所に下った
  
林道を下る。
伐採中の工事現場は注意が要る
予測では古いマップに載る見晴らし場所付近の伐採のようだ。

金剛の水場で取水して咽を潤し、水越峠で解散した。



総時間 6時間14分、累積標高757m 累積下降標高731m 距離 約10.5km
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