金山谷から西タツガ岩、東タツガ岩周回
2017/03/03
4人
金山谷から、西タツガ岩、東タツガ岩周回バリエーションで山行計画が有る炉端山友会のリーダー下見に同行した山行で、私自身は東タツガ岩登攀を経験していないコースだ。
小さな里山の編笠山や一徳坊山は、主峰とも言うべき岩湧山よりその山域は厳しい岩陵に囲われている
そんな岩陵帯の一部の東西タツガ岩周回だ。
車で池畑ダムサイトに集合して、権現滝の先の横谷集落手前の凸地に移動駐車して金山谷の林道ふなさこ林道に入る
  
この山域は本当に面白い読図やバリエーションが楽しめる。
ふなさこ林道に入り、直ぐに横谷の頭などと書かれたバリエーションコースの案内などが出た。
少し入れば、一徳坊山に登る古いハイキングコースの道標が朽ち倒れていたりしていた。
驚いたことに、林道に水を流し故意に荒れ道を作り、四輪駆動を走らせる非常識な事をしているところが出た。
  
左手に金山谷沢が左手に接近する所から入渓する
元々は沢沿いにソマ道が有ったが、登山者以外は利用がなくなったのか?その道跡は薄く、沢中を登山靴で登った
沢そのものは1級沢で問題は無い
  
少し登れば5m程度の斜漠が出る
これは登山靴では登りにくく、左岸を巻くがこれがヤヤ○危だ

すき者ショウタンはスパッツもはめず小滝に挑戦した
同行者は、ドボンを期待するが、フフフ、成功だ。これが楽しい
小滝をヘツッタり巻いたりと、一級沢も昨夜の雨でヤヤ水量が多く面白い
小さなゴルジュは巻くが、ショウタンはトライした。落ちれば股までドボンの水量だ。
成功だ

  

5m程度の小滝が出る。これはトップロープでないと登れない私だ。巻いた
 
金山谷最大の滝10m程度の布引の滝は、左岸を巻き銚子口を越えて滝上に出ると、左手上が西タツガ岩尾根下に出る

  銚子口
尾根は小さなナイフリッチだが、残置ロープが有り登り良いが、ロープは全面信頼できるものでは無い
補助的に利用する。
岩初心者の私などにはありがたい。
ついでだが、過去に無かった支点をハンガーやボルトで構築されていた。
3〜4コースできているようだった
  

  

  
西タツガ岩は岩質がもろく、はがれた岩が斜面に多くある。
登る難しさより落石が一番危険な岩で、落石に最大の注意が要る
上の写真は主だった所だ。
少し上のニセタツガなんて言って笑わした小岩で、岩湧山を見て行動食で休憩だ。
  
初めて来た時に、ここがタツガ岩と教えてもらったと言う仲間、ジャッここはニセタツガだなんて言う私だが、女性人の行動食は手作りで美味しい。ショウタンは頂いて、ニコッ
そのまま登れば編笠山だが、一徳坊山から編笠山縦走路に出会い。下りこめば最暗部が編笠のコルと名付けられていた。
このコルは、金山谷からも登るルートが有るとか??
このコルから東にソマ道を下る。
表現は難しいが、略下りきった所に尾根先が出る。
これが東タツガ岩に乗る尾根先で、最初は羊歯や小木ブッシュのコースだ。
  
尾根先の様子
 

  
50m程度登れば、3〜5,6メートルの小岩が連続して出る。

一番の初心者も、何度か岩トレを重ねると、恐怖が消えてドンドンと先頭を登る。
何でも経験が物を言う事を証明するような物だ
小岩は巻きもあるが、直登が面白い、巻いたところでその難易度は変わらないだろう。
  
  
  
垂直部分は岩の西側で、東タツガ岩展望所の下側だ。
私の力ではとても登れない
  
ワイワイと登りきり、次回の山行ルートを登りながら検討するリーダー
通常より時間は係っていた
最後に岩上の展望所に登ると、これはビックリさんが
このコースを開いたGPのシルバーボーイさんが居られた。
10年越しの出会いで、白銀の輝きを持つ彼は花を愛し木を愛し山を愛する。
今日も私達に先立ってコースを登られたとか。
仲間が二人の写真を写して下さった。
 
天気予報はヤヤ外れ、雪がちらつく気温の中待っていてくださったシルバーボーイさんのページを紹介しよう
彼の行動力がお分かりになるだろう。
現在はヤマレコでも活躍しているそうだが、私はヤマレコには弱い 涙
  
編笠山に向かい山頂には立たず、縦走路を西タツガ岩方面に下り、岩が出る手前の僅かな踏み跡を金山谷まで下りこむ
これがワイルドだ。
シルバーボーイさんは、別コースで帰路に付いた。
別れ際に一枚写真を写し贈ってくださった。

ワイルドな下りだが慎重に下れば問題は無い
途中に打たれたクライミング用ピンが新しい。

  
沢まで下り、正面の急斜面の植林内を登る。
そこから、岩湧寺に続く車道を横谷集落方面に下る
  
少し岩湧寺方面に戻れば西タツガ岩が見張らせる
  
同行者の女性達は花が好きだ。
ユキワリイチゲや福寿草の咲く場所に案内を頂、無骨物ショウタンも心が和む
  
このコースは岩沢の経験者以外の登攀は危険と思われます
安易な気持ちで登る事は危険が伴うと指摘がありました。

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