横谷の岩バリエーション
猿の前栽、権現山とゴジラ岩、曼陀羅岩
2019/05/15
炉端山友会にて

距離約7km、時間約6時間

リーダーシルバーボーイさんのヤマレココースにリンク
岩湧山から眺めれば一徳坊山や編笠山方面に岩場が点在するのが見えるだろう
其の岩場の中で、我が会の長老、シルバーボーイさんが仲間達と切り開いた岩場やクライミングゲレンデを廻った
猿の前栽の権現山は訪れる方も多いが、其の東正面の衝立岩やナイフリッチのゴジラ岩、ゴジラの背を登る方は少ないでしょう
ゲレンデとしては小さいが、ゴジラの背はナイフリッチで立つに厳しく、跨ぐに距離が有りそうだ。
仲間三人はフリーで楽しんで登ったが、私はとても、ナイテイ筋が痙攣を起こしそうな岩だった。
膝も完璧とは言いがたいが、痛み止めの薬も利き、登りはスムーズに登れるが降りはマダマダの足
だけど登りたい度が、行くなを越えてしまい。リーダーの許可から山行に参加した
リュックは軽く、非常用に8mm20m補助ロープと簡易ハーネス用シュリンゲ、カラビナをカンツキ3個とワイヤーゲートカラビナ3個、60cmシュリンゲ2とフリクションノット用のロープシュリンゲ1個、水は1000cc、非常食、行動食用パンとオムスビ1個だけ
自分の身の確保グッズのみだ
コースは地図を頂くが、権現滝から権現山に登るコースからスタートで、早速リーダーに無理サインを出した
リーダー判断が優先出来る我が会は、其の行動を許され、別働隊で権現山に向かう
緑線が私の軌跡だ
  ススタート点から90m程度で西側の尾根に取り付く
本隊を見送り取り付きの道標から道成りに登る
先ず間違いなど無い道で、昔は横谷の子供が学校に通った道だそうな 
峠に出て北に尾根を登ってゆく細い尾根が権現山ルートだ。
途中で猿の前栽と呼ばれる小岩の下に道を見つけて、少し踏み込み探索をすると、滝畑ダムサイドに有る龍口明神に出る道だった
小さな岩の猿の前栽を西側からフリーで登ってみたが、足は問題が無い行けそうだ
  

猿の前栽を越えて直ぐが権現山で小さなピークは人も立てないし見晴らしも無い
  
本隊は、まさかこのピークに直接登ってくるとは思わず、少し北の見晴台に下り、猿の前栽付近で撮った写真をモニターで見て山座同定を楽しんでいた。

奥立岩 編笠山と岩湧山 今日登るゴジラ岩

槇尾山から和泉葛城山方面
携帯が鳴った。
ショウタン何処にいるの?
権現山の真下、えっ 見当たらないと仲間??
えっ、此処は権現山では無いのまさか、山名板が有ったよ
じゃ間違いが無い
オカシイ、現場では其のわけが理解できなかったが、猿の前栽にいるとの事でそこに向かうと仲間が居た
何時、どうして通ったのか。わずか1m幅の道横に座っていた
神隠しじゃ有るまいに
今軌跡を見てみると、私は山頂から20m先に下った
仲間は、直接山頂に出た。この20mの幅が神隠しの距離だと分かった
教訓その一
待ち合わせ場所は、必ず自分判断でしないこと。キチンと山頂で待つことだ
仲間にお詫びをするが、猿の前栽で今日も笑顔認識カメラでシャッターを切る楽しい時間だ
 
尾根を下り、学校峠に出て尾根を登り返しキノコ型腰掛が有る所の上が、滝畑山だ、山頂を踏んで、この付近が公園だった頃の廃道を下って滝畑ダムサイドに下る。
権現山から下る途中にヤドリギが多く有り、小さな木にもヤドリギが出来る事を知る

 ヒノキバヤドリギ
マツグミ ヤドリギの仲間
 
ダム堰堤の上から、個人が掘ったという磨壁仏を見た


ダムサイドまで下って、ダム管理事務所横の公園で昼食を楽しむが、私はオムスビ一個の粗食で、仲間がソートゆで卵を下さった
嬉しいねー
引き返し
公園跡から学校峠を通り横谷の車道に下る
  
下った正面の沢を渡りゴジラ岩に向かうが、小さな案内板正面を渡らないとゴジラ岩に取り付きは難しい
案内板と電柱が目印だろう

  
渡渉してからは文章で書くには難しい
先ず踏み跡をたどることと尾根を探ることだ
所処に補助ロープが張られているが、クライミング用では無い
目印には最高ですがあくまでも補助ロープの認識で持とう
  
少し遅れて登る私にはコース経験者の方が付いてくださっている
正面に壁が出るとそこを左に取ったが、狭い幅の棚だが踏み跡が無い??
コースを外したようで、正面の壁下5m程度を岩の右手を巻いて登るのがルートだった
V字の急斜面を張られたロープを目印に登る
 
此方は間違い↑
右手の壁を見ると二人がフリーで壁を登っていた
巻き込んで岩上に出れば登攀者が顔を出した
女性は少し苦戦しているようだったが笑顔で登ってきた



その先はナイフリッチのゴリラの背岩で、細い岩が続いている
三人がフリーで挑戦して行ったが、途中は跨いで登るほどに細いようだ
私達はその下を巻き登るが斜面は急でフー
  
登り切った仲間は上から笑顔で手を振る

徒歩コースとクライミングコース
赤クライミング
青徒歩コース
さらに登り、衝立岩の上部に出る
衝立岩はクライミングゲレンデだ。
優しいルートと厳しいルートが有るようで、アイゼントレや下降練習に初心者には良さそうだとクライミングの方は判断していた
 
後は踏み跡を尾根に忠実に登ってゆく
何処で斜面に出るとかは難しく書けない
私の地形図コースを参考にして下さいしか言いようが無い
  
前の方を失うとコースを外しそうだ

少しブッシュの踏み跡道を歩き、途中から下り気味に斜面を歩けば南曼陀羅岩が出た
ゲレンデとしては小さいが少しハングしている所も有った
  
トラバース気味に踏み跡道をたどれば北曼陀羅岩が出る
クライミング上級者は優しいコースだというが、私などはトップロープでテンション掛けっぱなしだろう
  
右手を下るが、ロープ補助が有る
 
下から眺めれば、此処なら何とか登れるかなと感じたがショウタンは岩は苦手だ
 
後は踏み跡をたどりながら扇畑谷に下る
途中の倒木で??コースに悩む所も有ったが、そう難しいコースではなかった
一度もコンパスを取らなかった私は途中から方向が??分かりにくくなった
他人任せのコースを歩くとやはりコースは覚えにくい良い経験をした
後は林道を下ってデポした車に帰った
  
車道から見上げれば、衝立岩が見えアノ上を歩いたと思えばよく私の足が持ちこたえたと、皆様に感謝のコースだった
 
リーダーと衝立岩 ↑
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本日頂いたルート図