二上山古道探索

炉端山友会にて
12人


カーソルを地図の上に置けば写真は入れ替わります

国土地理院旧マップと新マップとのロールオーバーです
炭破線道の位置の書かれ方が違います。
新旧どちらも破線道は残りますが今回最後に歩いた丁石4、3、2、の部分で??と感じました
山屋にとって地図は新しいほど良いとは限らないようです
今回リーダーを務めた地元の女性はこの道の存在を子供の頃に遠足で登った記憶から探し丁石を探しだしました
このよな場所での読図は非常に難しく読図コースとして面白いところでした
二上山も探索すればまだまだ古道があるかも

コースタイム
総時間5時間30分
休息含む
今回は12名と大勢で二上山に上ノ池横登山口から登り、途中から直登で尾根を登るバリエーションです
古道は無いが古い杣道が有り測量跡が有ったし、尾根には城跡だろうか明らかに出丸の曲輪の跡を感じた部分が有った
登山口の西上の双耳峰は岡城跡と書かれた看板があり城跡で山名もジョウゴ山(大将軍山)などという名がある
{畑城(岡城)について興味の有る方はリンクを開いて下さい}

初めてならこの登山口は山麓線(大和高田バイパス)の上に有り跨線橋を渡らなければならないから難しかった
この位置をマピオンにリンクしておきます

  
大きなタンクの横に駐車してタンク南側の小道から道標に従って二上山を目指す

左手にきれいな池が出るアタラシ池だ
その先で右手に小道が分かれそこに入る

とお稲荷さんを思う行場の祠が出て、小谷を超えて左手の尾根に登る
分岐点がその尾根先だが尾根先からの登りは傾斜とモロイ岩が有りこちらのほうが安全とリーダーの弁だ
  
行場の祠                                  小谷を超え                 尾根に登る
尾根に出る

尾根は常緑種が多いが、登れば落葉樹に成る
昨夜の雨が足下を滑らす。まるで雪面を登るようだ
登ってゆくとオッ、これは山城の曲輪跡ではないかと思う地形が二重三重に出る
  
直ぐに二上山の雄岳横に出て山頂に突き上げた
この山は大津皇子の墳墓が有る。
大津皇子について分かり良いページが有ったリンクさせて頂いた

  
山頂の葛木座二上神社          大津皇子の墳墓

山頂に楠木正成の城があったと書かれたページが有る。
ヤハリ登った尾根はその曲輪跡ではないか??
雌岳に向かう。
途中から見る大阪平野は綺麗だ。ひときわ高くそびえる阿倍野ハルカスは方向を知る良いランドマークだ
  
山頂で景色を楽しみ下の東屋で昼食を楽しんだ
 
下山は雄岳に向かい少し下の竹垣が有るトラバース道に入る
道は新しく作られたものらしいが、マア 力作の道だ。最初の尾根に出る所はひといき坂なんて名前が付いているらしい
  
途中のピークP268の鳶塚から奈良平野の景色を楽しみ鞍部から再び破線道に出て加茂神社に下る
加茂神社への下りは通行人が少ないようだ。メーンコースは道の駅の方に下るらしい
加茂神社への下り分岐は目立たなくマーク道標などはないが、こちらが古道だ
途中谷横の道を下るが、覗くと険しい深い谷だ。その谷に行場があるとJJ氏が言う
谷に下る踏み跡を見つけ行くと祠が出て、崩れて見事さが無くなった滝が出た

加茂神社までのコースは説明写真等での案内は難しいが、この山に詳しいJJリーダーの写真からスライドショウをリンクしました
参考に
して下さい

  
行場の不動明王
加茂神社への分岐は目立たなく難しいだろうが小道はハッキリとある

分岐を掴めば道なりに下る
通行人が少ない古道だ

  
下ってゆけばゲートが出て
ゲートから少し下り加茂神社にお参りして、道標に従って二上山方面に登り返す
このコースは階段が多く私を泣かした
  
このコースは古道を整備したものだろう山頂までの丁石がいくつか有った

途中から畑、春日神社の道標にしたがって進む
少し尾根先の三角点、滝坪を特定して引き返す
そのまま下れば上ノ池横に出るが、途中の分岐が古道だ。
ここは少し分かりづらい、コース間違いを防止する意味か、枯れ木で道を塞ぐ
  
                        分岐前の休憩所                分岐
  四等点 滝坪
分岐道表
 古道への入り口
踏み跡の少ない道を下ると、四丁を示す丁石が出る。
タブンだが、畑の春日神社からの距離だろう
  三丁石
四丁石で道標発見時の説明をするJJリーダー 
三丁石横に樫の木が育ち見えにくくなっている。
二丁石

少し傾斜も有る所を下ると、小川を越える橋が出る
この橋は濡れれば滑りがある。石橋を叩いて慎重に渡ろう

  
フェンスの横から登山口に出た
一丁石はタブン道路工事時に無くなったものだろうが、五丁石、六丁石と探せば残っているだろう
見つかればそこが古道だ
小さな山にも多くのロマンがある
 今日も楽しい山登り、山は楽しい一日だった

総時間五時間三十分の楽しい山行だった
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