下北山村筏師の道

不動峠から砂利山
2021/10/02
単独
 
ヤマレコ地図にリンク

不動峠は筏師の帰路ルートの峠越えの道、下北山から北山まで筏を流した筏師たちは、帰路を不動峠に取ったという
今も観光筏流しで賑わう北山村はその名残か
先日来、クラウドファンディングで資金を集めて不動峠祠を建て直したと聞く
私の所属する新宮山彦ぐるーぷもその資材を持ち上げるのに協力したが、私は体調の関係で行けなかった
膝関節の術後、主治医はリハビリ終了との診察、待ちに待ったショウタン登山の復活だが、マダマダ反対足の事もあるし無理は禁物だが
この不動峠を復活の第一歩として、砂利山を入れ周回した。 
 
感染症も油断は出来ず、先ず人とは出会わないだろうと単独で下北山に向かい、駐車場は無いと役場の話だが、歩く気が有れば役場から歩いても近い。私は不動峠口コミュニティバス停前から取付いた
  

バス停前のタラタラ道を下り不動橋を渡り、林道不動峠線に入ってゆく


今回参考にしたパンフレットを貼り付けます


パンフレットは北山村側からのコース案内で私はその逆だ
林道不動谷線までは簡単だが、鉄の橋は何処かと林道を歩いたが分からず、こんな高い所に橋はかけない
見過ごしたと沢を見ながら引き返した。
アルバイトだ
林道不動峠線起点道標下に橋が見えた
その下に、ワイルドな階段が有り、、私の足では上手く下れず、ズリズリ、とお尻で下る
誰かが見ていると恥ずかしい姿だ
    

鉄の橋と書かれているが、板を乗せ滑りを防止している
橋はシッカリとしているがユラユラ、


後は本当に道なりだ
迷いどころは無いが、現在地読みはGPSに任せ、両杖でヨタヨタと登る
オール登りの筏師の道、古道雰囲気より杣道に近い
良く踏まれているのか、道抜けは無い
兎に角登った
 

途中に鉄塔が出る
不動峠線に電柱が立っていたその先だろう
何処かに電力のいる設備が有るのだろうなんて地図を見るが記載はない

少しクネット尾根に上がればそこにモノレールが出た
不動堂建て替え時に資材はここまで運んだのだろうか、尾根を越える用に道は反対側山裾に入ってゆく
  
50ⅿほど先で尾根を越える
道標は無い
 
ここからは道はフラットに近いが、垂直に近い山肌に石を積み道を作っている
谷部分や、石が抜けた所はややワイルドで、こんな所を柱や板を担いで登った皆様には感謝だ
  

下北山村下の廊下と名付けたい谷上の道が出る
 

少しワイルドだ。補修に気が抜ければ今の人には補修は難しいかも
水場

別に危険と言うわけではないが、虎ロープが張られている
水場は多く有ると思っていたが一か所しかなかった

ルート的には分かりよいし道は水平状態になる
前に祠が出た
  

真新しい祠の裏の石積みも修復中だった
登ってきた道は大和道の案内が有り、その裏に右、上桑原?の案内が有る
 
砂利山から帰路でこの上桑原に下る予定だ
玉岡さんの案内にもある

四等三角点、不動峠から県境尾根を砂利山、二等三角点に向かう

コースはごく簡単で、境界杭を追えばいいが、小さなブッシュや駈けだしたい小道ふうになったりするが、境界杭は見のがさず
小ピークはふー、傾斜が有る
   

杭の間隔は狭い
馬酔木の木で次が見えない所も有るが、マークがそれを教えてくれる

古い金網が出れば金網に沿い、ナイロン網に変わればそれに沿う
  

途中で境界尾根を外ずれるが、ここはGPSかコンパスで尾根を探ってください
別に取り立てて分かりにくい所は無かった
鉄塔が見えてくる
  

景色はざっと見て、三角点い行く
三角点の記の地図に有る三角点コース図は鉄塔管理道で常態良く有り、尾根から下ってゆく

 
その先の尾根上に二等三角点、砂利山が鎮座する
北山村で山名と同じですかと訪ねたが、役場の方は知らないと言った
多分山名と同じだろう
その先に、四等三角点 長老平なんてのもある
厳密には四等三角点、長老平が和歌山県最東端だが、保守の有る三等点以上では、砂利山が和歌山県最東端の点に成る

 

奈良県で最東端の山だった学能堂山の二等三角点、石名原岳は、今は三重県になってしまっている
砂利山もそうならなければいいが

鉄塔で山座を楽しみながら行動食と休憩をした

笠捨山と行仙岳                     釈迦ヶ岳と孔雀岳
 
 
不動峠に帰り上桑原に下山するが、地形図には反映されていない道
とりあえず不動トンネル北側にコンパスを取り道成に下った
  

最初の50ⅿ程はチョット??としたが、よく見ると道が、道がわかれば本当に分かりよい道が続く
道成に下った
クネクネや直線、道は良い
  

車道が見えると伐採している山肌、何処かで杣道に入り込んだかと??地図を見るがどうしようもなく、道成に下れば
間違いが無かったようだ
不動峠の登山口の道標が出た
  

上桑原の住民は、筏師は上桑原、下桑原が多かった
筏師たちは今日の道を下ったとか
浦向には、街道の要素が強く、多くの旅人の通行も多かったそうな


 車道を浦向迄歩いたが、遠かったこと
どこまで行くのと声はかけて下さるが、ヒッチハイクはせずに頑張った
村人が、あそこのへこみが不動峠だと指を指す
山村の風景が冴える一日だったが、久々の大峰支尾根は楽しい
不動峠から、行仙宿小屋まで歩いてみたいと思って久しい
行けるかなーと尾根を見ながら車道を歩いた
  
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