台高北尾根縦走
明神平から和佐羅滝登山口
炉端山友会
10名

1/50000地図
コースタイム
登山口8時35分-明神平11時-水無山11時38分-国見山12時20分〜12時50分-赤ゾレ山13時32分-伊勢辻山14時12分-伊勢辻14時20分
三度小屋辻14時36分-和佐羅滝登山口16時35分
総時間8時間
大阪山岳会所属の炉端山友会で台高北尾根の一部、明神平から和佐羅滝登山口まで縦走した
明神平、水無山、国見山、馬駈ヶ辻、赤ゾレ山と晴れてはいたが、赤ゾレ山で急に雨が降り出した
伊勢辻山は急いで通る素通りだ
少し雷に驚かされたが、元気な10名は雨の中、痛みが出だした和佐羅滝道を下山した
和佐羅滝登山口に一台の車をデポして明神平駐車場まで乗り合わせて移動、8時35分に登山を開始した
天気が不安定な今年の夏だが、気温も高くなく歩きよい
大雨が多い東吉野村、大又からの登山道は少し痛みが出ていた。
  
                                                                   水量の多くなった明神滝も美しい

小さな渡渉部分は痛みがなかったが、最後の涸れ沢越えは少し痛みが出たようだが、基本的には危険などはない
大又から青葉の明神平へは初めてのショウタンだが、自然林が美しい登山道はルンルン
ショウタンは、小さくパス道を利用して登ってみたが、通常登山道が良いようだ
名前など分からないが、登山道に咲く花は美しい
  
白いつりふね草                        ?? 白いトリカブト                      ??香りが臭い
水場で冷たい水を補給して、明神平に、明神平は緑の絨毯、前山から薊岳、金剛の山が見張らせる


ワイワイガヤガヤ、山は楽しい
行動食や飴玉、チョコレートと美味しくいただき、水無山から国見山へと北尾根に登ってゆく
  
振り返れば前山や薊岳の尾根が美しい
いつも気になる水無山だが、昭文社エアリアマップには1414mの位置とある
地図からその位置を特定してその場所に行ってみたが、人の訪れた形跡も少なく、山容も山の山頂らしからぬ山容だが、読図から位置間違いは無い。今、この記事を書くにあたってカシミールにGPS軌跡を取り込んでみるが、1414m位置は間違いない

 
国土地理院の墨破線道は水無山に直登しているが、歩きよい斜面を登るわれわれは水無山を巻いてしまう
次の1430mピークはいかにも山頂らしく、以前から1414m水無山と山名板などがあり、地形を確かめない連中のなせる間違いだろう

地球の風、大台ケ原版には1441.3mとあるが地形図の位置から1414m地点であることが間違いなく、活字が誤植されたものだろ

 1414m地点水無山
間違った1430mピークにある山名板にも1414mと書かれている。位置を誤って置れたものだろう。

下の写真に加筆されている1441.3は地球の風を見たものだろうが、この地点は地形図から1430数メートルだ
台高北尾根最高地点ではあるが1441mの標高は無い

 
読図をしながら歩く大切さ、面白さは地形図のなせる業だろう。日本の測量技術は本当に高いものなのだ
と少し講釈をたれてみた
自然林の台高北尾根はきれいで四季四季訪れても飽きないだろう
国見山までワイワイガヤガヤ、ウシローは見晴らしは最高だが、高所恐怖症のショウタンは端っこに行けない。汗だ
国見山の二等三角点、点名、青俣山、別名青俣山を知る方も少ないだろう
  
 痛みが目立つ二等三角点青又山
ゆっくりと山頂を楽しんでいると、別のGPが薊岳からの周回と登ってきた。あと少し若ければ周回もこなせただろうが、今のショウタンは太りすぎた 汗
赤ゾレ山まで、ワイワイガヤガヤ
馬駈ケ場や馬駈ケ辻はきれいな尾根だ
赤ゾレ山の東下には小さな泉状の池が二つあるが、二つを知る方は少ないだろう
  
 
 赤ゾレ山

薊岳や明神平の見晴らしが最高だが、あっという間にガスが出て、合羽も急いで着るほどの雨が降り出した
急いでコース取りを誤りかけるが、直ぐに修正して、伊勢辻山に向かい、伊勢辻山は素通りだ
伊勢辻山
伊勢辻で現在地を確認して三度小屋辻に向かう。
簡単なようで、伊勢辻から和佐羅滝コースに入るには間違いも多いようだ
今日も、三度小屋辻で現在地を失ったGPがいたが、地図上で現在地をお互いに確認しあった
三度小屋辻は1220mピークにあるが、広いピークは小さな道標を見落としやすい
やや大きな倒木が辻を隠しているが、踏み跡はしっかりとある。コウベェ矢塚方向に釣り込まれやすい、注意だ

三度小屋辻からは急傾斜を下る。下りきると朽ちかけた大又と書かれた道標がある
これに沿って下ろう。尾根を下ることもできるが、今日はハイキング道くだりだ
  
伊勢辻と                              三度小屋辻                     下りきったところにある朽ちかけた大又への道標
雨が降り出した。
大粒の雨だ。下ると倒れた小屋が出て、沢沿いを下るが快適な道ではない
踏み跡を確認しながら下ったが、もう読図などしている気がしない。記憶と方向だけが頼りだ
  
案外長く感じる沢沿い道、一部は道抜けしているが、超怖がりやさん以外は問題は無いだろう
途中の長い鉄橋は三名ずつ渡って危険を避けた。
とにかく長く感じた
和佐羅滝分岐道標が出れば大又は近い
和佐羅滝へは、二箇所の道標があったが、下側は支柱は無い。
下るなら上から、上るなら下から入れば良いだろう
私たちは、雨でもあるし今回は和佐羅滝見学は取りやめて、大又へと下ったが、下の和佐羅滝分岐の上は本当に急傾斜、慎重に下った
大又に出たときは、やれやれ気分もあったが、充実した雨中山行になった
 

総時間ジャスト8時間の山行だった


山名は昭文社エアリアマップを使用した。
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