金剛山
妙見谷でアイゼントレ
炉端山友会にて
妙見谷でアイゼントレが有りましたが、平日でもあり先生と生徒二人の少人数で、中身の濃い練習が出来ました
沢登りと言う感覚ではなく、アイゼンの使い方とバランスを中心に、徹底した指導です
すべては、登るための基本で登り、バランス感覚を養うと言うものです。
先ずは、入渓して直ぐの5m程度の滝から始まりました
  
私たちは確保はしていただきましたが、手では登らない、足で登る、垂直に立つ、一度置いた足は動かさない
滑っても練習だからそうしなさいとのこと、岩場はすべての条件がそろっているのではない、最悪な状態で克服する練習です
前爪を利かせ踵を下げるだけ下げ、フリクションを聞かせます。
少しくらい滑っても確保があり大丈夫と檄が飛びます。
  
ついつい手で登ろうとする二人、足で登り垂直に立つ、それが一番滑らないと言うが、ズル、オゥ手に力が入る
あくまでも練習です。それにしても冷たい水だ
次の小滝はわずかにハングしている。練習だ、ロープをもらい足で登る練習だ
  
  
巻き道に出て、次は妙見の滝です
ここは右岸を登りますが、手を使わないために利き手にピッケルを持ち、一歩一歩バランスを考えながら登ります
もちろん、確保はしています



次々と出る小滝や、両サイド斜面ではトラバースの、山足谷足を練習します
 
  

小さな滝横に張られたフィックスロープ、ロープを信じて使うなら、壁に対面して登れと指示、
  
 
ショウタンはパワー切れです。付いてゆけません
小さく凍った斜面、ベルグラでは氷を落としながら登ります。
ここで一番大切なバランスを習います
 
段々と頭大のゴロ石帯、ここでも一度乗せた石の上は、どんな条件でも足位置を変えないで、バランスを養います
水線が終わる頃、傾斜が厳しくなり、ピエアンカナールや、ピオレカンヌとピオレアンクルを使いますが、どの角度と言うより、自分で体感してその使い方を習得します。
斜面が凍って、アイゼンは刺さりません
それでも、足を外反させ、谷足を確実に取りピッケルでバランスを取りながら、トラバース練習です
この付近はショウタンはもうフラフラです。
一番遅いものに歩調を合わせるを約束に登っています
ペースはショウタンに合わせています
 
笹が出ますと山頂広場は近い
厳しい中にも丁寧な教えを受けます
今日も又一歩前進の講習でした。
楽しい練習風景の動画です(動画画面をクリックすると動画が始まります)
山頂に出ました
 
ここでアクシデント、アララ売店が閉まっている。
予定の暖かいウドンが食べられません。
カップヌードルの販売機も壊れかけ、セーフで買えましたが、ショウタンはマタマタちょんぼです
カップヌードルをひっくり返してしまいました。
厳しい先生も、今度ひっくり返さないようにと、湯をいれ作って下さります
しかも、小銭の無くなったショウタンに買ってくださりました。 優しい先生です
みんなの最高の笑顔です
下山中も、山の危険や考え方を教えて下さりました
最後に、覚えた知識は後輩や仲間に伝え、登山事故の防止や、技術の向上に役立てて下さいと言います
ますます山が楽しい、今回のトレーニングでした
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