上湯川岳と城ヶ森山 2024/07/16 二人 梅雨の大雨が多く登山には不適ですが、比較てき安全な城ヶ森山を選んだ 雨雲レーダー設備の有る山頂で、竜神スカイラインからは目立つ山頂です 城ヶ森山の肩に有田川町の最高所のピークに上湯川岳の山名がつけられました 田辺市龍神村との境界ですが自然林が豊かなピークです 山域は国有林で京大の演習林です。立ち入り禁止の看板は無い所から立ち入りは許されるようですが 付近は、亀谷原生林県立自然環境保全地域に指定されています ヤマレコ軌跡図を埋め込みます 右下の参考記録のページへをクリックしてください ヤマレコ記事に飛びます |
護摩壇山スカイタワー北、2㎞に白馬林道の分岐が有ります 竜神スカイラインのR371号から西に6.7㎞程度に取付きの尾根が出て、雨雲レーダー入り口の道横に車はデポが出来ます 上湯川岳と城ヶ森山のピストンならあまりにも簡単です 上湯川岳と城ヶ森山西下に、紀州の殿さまが、竜神温泉への道を整備したと言われる道が残ります 全コースはわかりませんが、湯川川から龍神迄道は今も残っていますが、地形図には繁栄されていません https://www.syotann.com/jyoukemoriyama.html 城ヶ森山、龍神街道 や 城ヶ森山1268.8mと竜神街道 https://www.syotann.com/jyougamoriyama08.html を、歩いた経験が有ります 今回は、札ノ辻と呼ばれる位置に、道標が残っています その道標が、北側湯川川流域の五村の人達の龍神村と高野山を結ぶ重要路だった事の証でしょう 紀州の殿様も、カゴや馬で竜神温泉に通われたのでしょう 美人の湯の竜神温泉には紀州徳川の保養所?の上御殿、下御殿が今も営業を続けています 下御殿を利用した経験が有りますが、記憶では本当に古の香りが漂う旅館でした 参考記事 https://wakayama-rekishi100.jp/story/076.html 尾根先から取付きます この取りつきの尾根先から龍神街道から分岐した高野山方向への古道跡が今も残ります 境界杭に沿って登れば上湯川岳につきますが、稀少な森だそうです 同行のsunaoさんは直ぐに、キリシマギンリョウソウとミヤマテングダケモドキを見付けます ミヤマテンウダケモドキは各所に出ますが、キリシマギンリョウソウは最初に見付けた一株のみでした 保護地域内に有るのでしょうか、これから芽を出すのでしょうか、稀少種のキリシマギンリョウソウです 少し汗をかきながら、山頂を目指します 標高差はわずかに110m程度ですが、自然林の豊かさは最高です 上湯川岳には測量の三角点と山頂を記すプラスチック柱が建ちます 訪れる方は少なそうです 写真に収め尾根を南西に下ります 直ぐに写真のコルに出ます 正面の尾根に取付きます もちろん車道でも行けますが、私達は山登りです W |
正面のコルからも自然林は美しいですが、どうやら原生林ではなさそうで二次林のようでした まさか、マムシが足元にいました 杖で頭をチョンチョンと叩けば、尻尾で音を鳴らし攻撃態勢に入りました 杖で引っかけて、3mほど向こうにポイと投げて通りましたが、猛毒のマムシは非常に怖いです 1ⅿ以内に近づけば危険です 車道に出て再び尾根に入りました レーダードームの裏に一等三角点、点名、城ヶ森があります |
三角点から龍神街道が通る峠に下ります この尾根にはテープマークが有りました コルには写真の看板が出ます sunaoさんのヤマレコには正面のピークを巻く点線が出ました 山を巻く道が有るのかもと、龍神街道を龍神側に下りルートを探してみるが見当たらず、尾根越えで看板位置に帰りました 倒木 尾根に取付く 尾根にはテープ類が見られました 1230mピークを超えられる方がいるようです ギンリョウソウと1230mピークと尾根の様子 |
看板位置まで下り、北側の林道まで行きます 龍神街道は林道に削られたようです 右写真の位置が風が爽やかで、昼食を取っりました 食後林道を歩き白馬林道を目差します 途中に直径が2mも有ろうか?大きなブナが有りました 大きさを調べに行くsunaoさんだ 彼女は細い方ですが人と比べてもお判りでしょうか その先で見晴らしが出て山座を同定します 私が考えこんでいる間に、sunaoさんはアイホーンでチョコチョコと、ショウタンアレは長峰山脈と言う 便利な世の中だ カシミールで山座同定 白馬林道に出る横から尾根に取付く |
尾根は見た目より急傾斜だ 道らしい所を登ろうとする私に、境界杭らしい物を見た彼女はショウタンこちらと歩き良いコースを探す 途中に自然石に山と掘られた境界石が出る 相当古そうだ 尾根芯を登れば上湯川方面から続く龍神街道が出る 札ノ辻の位置を探す 道跡に札ノ辻の石柱道標が出る 設置は大正時代の年号が彫られていた 左 コウヤ、中道 龍神 右 五村と書かれている 高野山や龍神、を結ぶ道の重要な分岐点だったのだろう 左 コウヤの方向に登る 境界杭に沿う形だ 途中で山肌を巻く道が有るのだろうかと見てみたがそれはなさそうだ 只、巨大檜が残っていた 枝分かれが激しく巨木だが製品には不向きだ。 其のまま残されたものだろう木が数本あった 道跡らしい所を登り切れば、上湯川岳に出る 往路に登った峰を下ればデポした車の位置に帰る 帰路に護摩壇山道の駅で手洗いなど済ませて、名物の胡麻アイスクリームを食べて体を冷やす 更に帰路、高野山奥の院のツリシュスランの開花状況を見てみた まだまだ早そうだ 直ぐ先の弥勒堂の石を持ち上げてみたが今日はメチャ重く感じてあげられない どうやらお大師さんに遊びすぎと叱られているのかな (^^;) どうしても探せないツリシュスランの群生燈篭は見つからないが、古来巨石の墓地の墓石の秘密がわかる 遠くから800mの山頂に持ち上げる為の軽量化が必要だったのだろう 誰が考案したのか、墓石の中心はくり抜かれている 頭がいいな しかも安定が増すのだろう |
久々に汗を流し京奈和道に下る この途中で、フルワイパーの豪雨がふったが京奈和道はお日様が出ていた 戻る |