90番ポスト、清明の尾、行者環岳、論所の尾を下る
2023/05/24
単独





R309の90番ポストからタイタンの有る清明の尾タイタン広場に登ります
大峰奥駈道、1458mピークに登り行者環小屋を目指します
花期が遭いシロヤシオの当たり年なら清明の尾はシロヤシオのトンネルです
今回は花期を外して大峰奥駈道で満開のシロヤシオと出会いました
上手くすれば、行者環岳山頂で、シロヤシオ、石楠花、サラサドウザンツツジと出会えますが
欲張りは駄目ですね。サラサドウザンは後少しでの開花でした
石楠花は日陰の最後の満開を見る事が出来ました  

総時間6時間30分、距離9.6㎞
 
  

90番ポスト付近は満車ですが少し外せば駐車は出来ました
工事が多い309号はトラックも通ります。道端に余裕の有る所を選びましょう

巨大檜は3兄弟の様ですが神々しい姿は清明の尾の主かも知れません
巨木の自然林は美しいコースです

タイタントラックに出会いにくくなっていました
タイタン前に行かないように木が並べられていました

少し早く来ればシロヤシオのトンネルです
清明の尾はシロヤシオが終わっていましたが、新緑は最高の景色でした
遠望は大普賢岳ですが、青空とをバックに大峰の険しさが見えました

一汗流して大峰奥駈道 に出会います
出合のシロヤシオは満開で、行者環岳までシロヤシオに癒されます
石灰岩露出帯に有るお花畑の、クサタチバナは咲始めでした
カワチブシ(トリカブト)とバイケイソウは勢力を伸していますが、開花は少し先のようです

  

  

日陰には山芍薬が残りまだ蕾も少しありました
踏みつけられそうなところにはヒメレンゲが彼方此方に見られました


花期が外れても新緑は最高の尾根です
 

天川辻には石表が有りますが309号から天川辻ルートはトラバースも多く登山者はめっきり少ないようでした
小屋にはお決まりの休憩場所ですが、居合わせた方と挨拶のみで山頂に向かいました
 
壊れそうで壊れない橋や階段、トラバース道は良く持ちこたえてくれています
階段梯子は少し補修が有ったようです
水場は水が良く出ていました
  

階段の写真は無い
登り切れば奥駈道から山頂に向かいます
この少しの登りに大汗を流すのは私だけかな
今日はシロヤシオに癒され、季節が戻ったような爽やかな冷たい風ですが、ヤハリ汗がポタリポタリ

先ず山頂で花写真です
ドウザンツツジは花が開きかけたレベル、石楠花は咲終わりから日陰では満開、条件的には満足です

  


北側の見晴らしは花とバリゴヤの頭や稲村ヶ岳が美しい
西側は、弥山に八経ヶ岳、仏性ヶ岳、遠くには釈迦が岳が見晴らせた

食事休憩でまったりとする
山頂には6~7人がいた
マダマダ下りには用心が必要な足だが、痛みは無い
手術後3年、ようやく自信が出てきたが、体は体力が低下する
自然は良く出来たものだ。
老て山を楽しむ方法は色々あるだろうが、私は無理をしないで自然との対話にと思い出した
ゆっくりと下るが、小屋前で一休みだ
写真は無い

一の垰まで歩き論所の尾下ろうと計画だ

復路も多くの登山者と出会い、写真を写す木はみな同じの葉っぱの少ない真っ白い木を選ぶ
  



一の垰手前のしなの木の分岐

 

一の垰付近は緑がメチャ綺麗です
小屋が有った一の垰は錫杖が残り泉にはまだ水が湧くようですが、たぶん飲めないでしょう
 
ウンチクを言わせてもらえば、地形図の一の垰表記は場所がずれていますね
垰は(多和)は語源から探れば地形がタワム(撓む)位置と言う事でチョットした広場です
峠は最高所の意味合いから急峻な所が多いですね
現在の論所の尾の下り口には古い道標が有り、私設の行者環トンネル東口の板が有りました

 
論所の尾は急峻で倒木が多く踏み跡はやや見えにくいです
テープも多くありますが慎重に歩く事をお勧めいたします
コースは上北山村が手がけたようですがその後の補修は有りません
何人かが私を追い越して下ってゆかれました
誰も来ないだろうと熊避けに口笛を吹きながら下る私に、先に下って露払いしておきますと健脚な方がたでした

 

中ほどにロープが横に張られています
ここで方向取りを間違えれば本当に急峻な尾根を下る事に成ります
踏み跡、テープなど確認が必要でしょう

下ってゆけばまた朽ちた道標が出ます


道標からはコースはトラバースに成ります
林道までゆっくりと歩きました
途中に巨木の栃の木が有ります
いつもこれを見て後少しと勇気をもらいます
 

行者環トンネル東出口から国道を下ります
後少しと足も軽く成ります

 
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