奥千丈林道から伯母子岳、夏虫山、大又登山口縦走
2023/05/02
二人 



伯母子岳を奥千丈林道登山口から大又登山口まで縦走しました
野迫川村大又の小辺路の登山口は駐車場は少なくなく、トイレの横に4~5台の駐車スペースが有る
連休が始まれば直ぐに満車と成り、路駐地点を探すには問題が有る。
少し早い7時30分に大又に集合としたが、グーグル検索時間がずれ8時前にはセーフの一台スペースが有った
直ぐに奥千丈林道登山口に蓑峠経由で移動する。
登山開始は8時42分だが、ここも駐車スペースが少なく一台が残っていたのみ、セーフだ
コースはヤマレコの登山地図を埋め込んでおきます


私はバリエーションで登る事も多く、等高線や尾根分岐のわずかな違いを軌跡から拾うには、ヤマップの太線よりヤマレコの細い軌跡の方が読みよい
地図で登山をするならばヤマレコ軌跡が分かりよいと判断して、ヤマレコ地図を埋め込む
しかし、軌跡はGPSアプリや受信機、地形などによって軌跡はズレていることを認識しないとコース間違いが起こる
早速連休が始まって弥山を出た登山者が行方不明になったと、奈良、吉野署から私の所属する新宮山彦ぐるーぷに小屋泊の記録が無いかと問い合わせが有った 
小辺路と合わせ、二件の事故が起きている
地図の大切さを認識して計画をお立てください

奥千丈登山口で登山準備をするも強風で体感温度が低く、ヤッケを羽織った
伯母子岳に行くには、林道のような広い登山道だが、小さなアップダウンが多く、林道からも、大又からもピストン山行なら結構な体力がいる
今回のコースは、車が二台いるが、下りの方が多く体力は少しはいらない
その分夏虫山に行く余裕が生まれる
健脚なら赤谷の峰付近まで足を伸ばせるだろう
登山開始は8時42分だ
  

登山口には早速ミツバツツジが出迎えてくれる
何度も来たコースだが、今回ほどミツバツツジが咲く状態は初めてだ
花には詳しくない私だ。まさかアケボノツツジでは無いだろうが余りにも綺麗な花だった

小さなアップダウンを繰返すコースだ
第一目標は三等三角点、口千丈が乗る口千丈山を探る
  

道横にある口千丈は見のがさないだろう
三角点の頭が赤く塗られ、境界杭と間違いそうだ

次の1322mの測量点は焼山の太尾の頭と呼ばれているようだ
バリエーション好きなら大又からナベワリ谷を詰め、このピークに登るコースも面白いだろう
ただ、尾根先の取付きは大変で気楽に登るわけにはゆかない

1322mピークに有った山名板は字が消えていたし、少し道から外れている登るかたも少ないのか、踏み跡テープ類も薄い
  

少し前まで口千丈山の道標も有った破線分岐のT字路のピークにはそれが取り払われたのかない
牛首の峰が正面い見晴らせる場所で、ここもミツバツツジが絵をかく美しさだった
  

下りこめば牛首山に分岐する地点にはテープが濃く巻かれ、伯母子岳2kmの看板が有る
ピストンなら復路の方が登りよいかも
ミツバツツジに応援されながら牛首の峰を超える
最高地点の1341m地点にはマーク類は無い

ここからは、伯母子岳で景色を楽しむ方達が見える
  

遠くには大峰山脈だろうと思わせる釈迦ヶ岳が見えた

下りこみ、緩やかに登り始める
伯母子岳の道標が出る

この付近にオオタオと言う垰が有るようだが位置は知らない
垰は峠のようではないやや広い山越えの位置、峠より広く緩やかな窪地という事だろう
たぶんだが取付き付近が大垰(オオタオ)かも知れない
後標高差50mに息を切らすが若い同行者はスイスイと登る

   

風が強い
山頂に人は少ない
伯母子岳山頂まで出会った方達は全てトレラン風で、走るが主力のようだ
私は、よく見かけたフデリンドウが無いか見ながらの登ったが、スミレは有るがリンドウは見かけなかった

 伯母子岳山頂

HN、 DAXIONGMAO さんは語学は中国語が得意でパンダの中国語発音を欧文表記したもので、発音を聞かせてもらったが、もう聞き取れない
山頂でそんな事を考えていると、初めて登った DAXIONGMAOさんの為にもう少し時間をかけるべきだったと反省する今だ

伯母子峠の小屋に下り小屋内で昼食を楽しんだ
ドリップコーヒーを頂いてパワー満開のショウタンだ
少しウンチクを言えば、大垰よりこの伯母子峠の方が垰らしい雰囲気だ
今日は小屋は賑やかだろうな、連休の始まりはこの小屋最大に賑わいだ
トイレ設備も有り、何時も汚れていたが綺麗に掃除がされていた
コノ谷林道が修復されたのかな???

 

山裾の巻き道を大又側に下る
新芽が出だす山肌は綺麗だ
次々に登ってこられる方達の多くは小辺路縦走のようでした
大きなバックパックは重そうで今の私にはできない
元気なあいさつの方も多く山は楽しい

  

道標で大又側に下る
その先で緩やかに下り切った所から1273mピークを狙い尾根に入る
少し多くマークが有る
  

尾根に乗ればマークは少ないが古道が有った尾根で夏虫道と聞いた事が有る
途中に小さな岩場が有り雰囲気は良い
少し倒木を超えるが問題は無い

ナベワリ谷から取付き小辺路に入ったルートだったそうですが、傾斜が強くすたれていったのだろう
夏虫山は三等三角点、檜峠が乗る1348.8mのピークで伯母子岳より4.8m高い山頂だ
多くあった山名板も古く字が消えていた
手持ちのマーカーで加筆した
  

少し風も収まってきたが気温はやや低めだ
檜峠に向かって行く
途中のピークは動物の踏み跡が有り巻いた。
下り尾根にはマークが濃い
 

地図も見ないで下る
登山道に出るが、アララ檜峠ではない夏虫山登山口だった
道標が有る
檜峠から夏虫山に登られる方は少ないようだ

  檜峠の道標

広い登山道だ
次々に登られる方達はヤハリ小辺路縦走者が多いようだ
小屋泊やテント泊、小辺路は人気な古道なのだろう
コンニチハとヨーロッパ系の方だろう大きなバッグで登って行った 

萱小屋で一休みだ
又来ることも有るかもしれない同行者に小屋横の水場を見てもらった
今日は水が湧いているようだが、夏場は枯れているのを見たことも有る



小屋内で小休憩だ
宿泊者は二人だが、詰め合わせて5人が限界の萱小屋だ
元萱小屋の方が奉仕で建てられた萱小屋、いくばくかの志納金箱が置かれていた

萱小屋からはクネクネと急傾斜だしゴロ石注意のコースだ
村の上に出れば、小さな地蔵が多く並べられている
昔の小辺路の旅人が途中で倒れた供養の為かといつも思うショウタンだが、意味は知らない
  

登山者の目を楽しませてくれるクリンソウが植えられている
下れば川原樋川を越えれば登山は終わる
何度も伯母子岳に登るが、縦走は初めてだ
車が二台必要だが、今日の周回は伯母子岳の良い所をすべて通れる
体力が有れば、赤谷峰も行けるだろう

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