津越のフクジュソウと柚野山(ゆのやま)
2023/02/17
3人



ヤマレコ記事にリンク

ヤマレコ地形図にリンク 

四年ぶりに吉野郡五條市西吉野町津越の柚野山に登り、下山後津越の福寿草を楽しみました
今回は歩く距離を短くして津越の方が指定する道路の凸地に路駐して、柚野山に登り下山後にフクジュソウを楽しみました
私は、何回か同じようなコースで柚野山とフクジュソウを楽しみましたが、満開時期は2月終わりから3月初めが満開のようです
平日の少し早い時期は駐車地と、写真撮影には問題が無くユックリと出来ます
何度かの記事をリンクしておきます
参考になさってください

2012/03/03    2019/02/13  2015/03/04

  

五條市城戸から恋風トンネルを抜けて桧川迫川沿いに入り、津越への急坂を登ります
村中への道は細く駐車地は少ない
今回は、村人が指定する道路の凸地に駐車しました
場所は地形図では地図 の場所、カーナビのマップコードでは439 392 235*37グーグルではこの位置です
細い傾斜地の村中の道、迷惑駐車にならないような注意がいるでしょうね

幸い私達は平日でもあり見学者も少なく、指定駐車地には2台でした
斜交い駐車にすれば4~5台の駐車は可能でしょうが、私はそれに気が付かず縦列駐車をしてしまいました。
反省

午後からの方が気温も上がり晴れ間が増えると見て先に柚野山に向かいます
通常とは反対の時計回り、駐車地から道標に従わず車道を登ります
  

アイゼンは必要かなんて考えるがいらないと判断する私に、他の二人は持ち上がります
直ぐに櫃ヶ岳が見晴らせ美しい山容についパチリと写しましたが、栃ヶ山は見えるのかなと自信は有りません
カシミールから確かめましたが櫃ヶ岳に隠れて見えません
それにしても美しい景色です

道成に登ります
地形図は破線で示した道も実線で少し戸惑いました
この付近だろうとGPSで確認しました
丁度住宅の前で住人の女性が柚野山に行かれるのかと訪ねて下さり、この道を登れば良いと教えてくださった
又、警察官が来て熊が出るから山に登るときは注意してと廻って来たとも教えてくれた
更に登りかけた私達を追っかけて、少しだけれどとミカンを持ってきてくださった

後で聞けば、この女性は時に柚野山に単独で登り、登山道の小さな小枝を取り除き整備してくださるらしい
又、機会が有ればご一緒しましょうと言えば喜んでとのご返事でした。
  

蠟梅の花も青空に綺麗だ
植林内を登る
途中に廃屋が有り、植林の太さから推測すれば50~60年の間は廃屋状態だったのだろう
古い山村の生活様式が残る家だった

更に上にはその様な家が見えた

  

伐採木の先に木の雫が有るのか氷柱が出来ていた
道も未舗装に有り土も凍り霜柱が音をたてる
凍った轍に水が溜まり、アイゼンがいると楽しい会話だ
道の分岐に柚野山、大峰方向が又平雄方向の道標が出る

この道標から柚野山方向にはわかりづらい
分岐にテープが巻かれていた記憶は新しいがそれが無かった
地図から、小ピークを越えて踏み跡をたどるとピークには多くのテープが有った
 

小ピークを超えると更に急傾斜を登る
記憶では巻き道が有ったはずだが何故と思いながら、急傾斜を登り小道が現れる
ヤハリ、巻き道が有ると記憶に確信を持ったが??巻き道側にマークは無い??

  

雑木の中に古道風の道が伸びる
少し細い斜面道に成る
傾斜と凍った土は滑りを感じた
その前に、ここを登れば近いはずと思う斜面も有ったが、道は外さない
テープ、マークに沿って登れば、穏やかな柚野山が出る

山頂には三等三角点 柚野山が有り山名板もにぎやかだ

そして特筆すべきは、雑木が切られ、大峰の稲村ヶ岳、大日岳、バリコヤの頭、行者環岳、そして弥山が雪をかぶり美しい見晴らしが出来ていた

 

所属会の高齢者3人で記念撮影だ
  3等三角点 柚野山 849.69m

平雄分岐まで下る
何故と思っていた巻き道を下ればそれは秋の山への道に成り、山主が通行を規制していた


時期が外れているが、その時期は注意がいるだろう
平雄分岐から林道で右回りコースで下山する
確か道標に案内が有ったように記憶する
広い林道だ

  

林道を行けば津越、川岸と城戸、陰地の分岐道標が出る
一休みして、津越に下る

細い古道風の道を下る
思ったより踏み跡は少ないが、時々はテープが見られた
中ほどP628m地点に古いお社が建つ
鳥居などは壊れているが、小さなお社にはお花が添えられている
本殿らしい所には行かなかったが、このお社迄くるためのモノラックが有った

  

金網沿いを下り、モノラックレールを超えて下れば、動物除けのゲートが出ればそこは津越の上だ

  

稱名寺まで下り稱名寺に参詣して、門外で遅いお昼を楽しんだ
稱名寺の鐘楼は新しくなっていた
大工、尾野氏が棟梁で建てたものだと聞いた
  

寺下のフクジュソウ群生地に下る
花は開花しているが、マダマダ3分咲き程度とか、二月末には茎も多く出て枝に花が咲き満開となると言う
ショウタンにしては、見事な美しい花と感じた

  

  

ロープ囲いの下にの花には接写でもしようとするのか靴跡が有った
土や気温にシビアなフクジュソウは環境には弱い
みんなで注意しなければ、このような群生地も姿を変えるだろう

小さな協力金の筒が置かれていた
私はその時持ち合わせがなく、村の方に直接手渡した。
群生地は整備されコースも綺麗になっていた
以前は行けなかった所も、ロープで囲われているが立ち入りが出来る
ヤハリ、花好きならルールは守って花を楽しんでください
モウ、携帯などで接写撮影するのか、花下に靴跡が有る
私のコンデジでも画像アップすればそこそこの写真が撮れる
春を知らせるフクジュソウは私の好きな花です

花を楽しみ、車に帰る
駐車地の上は尾野家だ、今年も尾野家まで歩き縁台の上に置かれた商品に目を向ける
尾野家の奥様もおられ今日も会話が弾む

気さくな村の奥様と言う感じで、タブレットに写した盆栽のアケビの写真や景色、農作物の写真など見せていただいた

いつ来ても気さくに話せる
奥の方に、ひな壇が飾られていた
その横に、末っ子の真知子さんの写真が置かれていた

車に帰り、帰路も楽しい話で盛り上がった。 
 
 戻る