高野辻から滝山と白六山(シロクヤマ)
2022/08/09
二人 
 



デターはヤマレコから見て下い
 高野辻は近畿最高峰の弥山や五條市最高峰の明星ヶ岳から南奥駈道の入り口にあたる釈迦ッヶ岳までが見晴らせる絶景のポイントです
ヘリポートと、その上に東屋が有り小さな公園が有ります。
ここから、大峰の支尾根の滝山までのルートが尾根通しで有り、旧、大塔村の名峰、白六山(シロクヤマ)までのルートが有ります
シロクヤマは殆ど林道で道が有りますが、古来熊野古道の山越えの道が有ったようで、高野辻の南上に、道標地蔵がそのなごりを残しています
又山頂近くは見事な、ブナとミズナラやナラの木の森は素晴らしいの一言です
  

現在(2022/08/09)、五條大塔支所から高野辻まで168号線のトンネル工事の残土処分のダンプカーの往来が多い
朝、8時から午後四時までの通行は注意がいる。
トンネル工事が終われば問題は無いだろう

高野辻の景色を期待したが霞み見晴らしは今一だが、大峰の主峰の山襞は素晴らしい
尾根通しで滝山に行く計画だが、尾根は林道に寸断されている
通常なら、柵休場の殿野三角点を越え林道に下り直ぐに分断された尾根に乗り、更に分断された滝山登山口に入るのが、現在の尾根通しだろうが
下調べの記事に、棚休場から林道に下る尾根先が崩落しているとの記事が有った
下れなければ大変だと、尾根先を見て安全なら復路で棚休場を越えようと計画した

高野辻はヘリポートでヘリ飛来なら小石や物が飛、車にあたる事で物損が考えられるから、ヘリポート付近は駐禁だ
滝山方面の林道奥の凸地に路駐した

林道を歩けば直ぐに鹿の骨が散乱していた
その先から、篠原や下辻山が見晴らせた
  

棚休場からの尾根先は林道に下るには問題はなかった。
帰路にここから棚休み場経由と確認して
反対側の階段から道横の細い尾根に乗り、尾根をこだわった
尾根は風通しも良く爽やかだったが、滝山登山口への下りの階段はメチャ壊れていた

  
右手上が尾根に↑ 尾根の様子 尾根先から滝山登山口を見る


滝山登山口も階段は荒れているが、登るに問題はない。ユックリと登った
ただ、尾根は細い慎重に登ろう

ここからも尾根は美しい
見晴らしは無いに等しいが、尾根の状態が良い
  

ただ、滝山への小ピークは小さいが巻もピーク越えもなかなかワイルドだ
膝が完璧でないショウタンは下りに踏ん張りが無く、ヨタヨタ
巻の踏み跡が有ればとにかくまいたが、動物か人かは不明だ
今回は、適当に湿りが有り落ち葉は滑りは少ないが、完全乾燥なら滑り注意の険路の所が多かった


  

最後の方は痩せ尾根が出る
小さなピークが出て登り切ればその先は滝山だが、これのルートはテープが有った
途中に、虎ロープが落ち葉に埋もれていた
掘り出してみれば痛みが少ない
帰りにコース誘導のつもりで設置しなおしてみたが、体を預ける代物では無い事を自覚しなければ危険だろう
あくまでコースの印だ

細い尾根に
三等三角点、点名は和田、標高 1140.50
所在地 奈良県吉野郡天川村和田596の2
国有林内
が乗る

 

お疲れショウタンはsunaoさんを巻き込んでロング休憩だ
1100mは少しは涼しいし、思ったほど虫は無い
 
復路は同じ道を下る
ロープの強度は信頼は無い虎ロープだが、ロープに沿って下れば踏み跡が道に成るだろう
一応修復をしたが、命を預けられるほどの強度などは無い事は言うまでもない

 

階段を下り林道で棚休場の尾根に向かう
途中に山椒の実が有った
鳥より先に頂いた
山ゴボウの花も綺麗だ
 

棚休場へのルートは単純だ
尾根先から木柵に沿って登る
此処は階段は殆ど無く登りよい

 

柵そって登り、尾根を登り切れば、三等三角点 点名、殿野がある

点の記は
三等三角点、点名、殿野が有る
標高 1106.29
所在地 奈良県吉野郡大塔村大字殿野字ナルオ谷231-1
通称 棚休場 

 

三宝に分かれる尾根だ、方向は間違わないように、地図で確認したがコンパスは出さなかった
南に向かえばいい

高野辻の東屋への下りには注意がいる
踏み跡やマークは無い
適当に下るが尾根先をやや左手に下れば東屋が見える
  
東屋前から大峰を見る
ヘリポート上の地蔵様
 
東屋で遅い昼食を食べ白六山(シロクヤマ) に向かう

シロクヤマへは三度目だ
高野辻からは二度目だ
距離も無く林道歩きと言う事で気も緩むが、それなりに汗を流す

三差路の高野辻横に階段が有りそこから取りつくと50mも登れば道標地蔵がある
今も時にはお参りの方が有るようだ
 

左そうたに 右 なかみねくまのと有り、往時は三差路で熊野に行く道が有ったのだろう
今回よく見れば、その道跡が林道まで続いていた
登山者らしいマークも見られた



トラバース気味に踏み跡を行けば舗装林道に出る
林道に帰路用のマークを残し林道を登る
コンクリ舗装の林道は歩きよいが山では登山道は良い
所が登れば、大きな道標が出て、その上のゲートから先は緑のトンネルと、南側斜面の自然林の森はメチャ綺麗だ

  

捨て置かれた、いすゞジャーニーは何時から有るのだろう
  
天文台風のドームが出てその前から、山頂に取付く

尾根も登りよいがショウタンはフー 汗はボタボタ

 

白六山の読みを殿野で聞いてはいたが、自信も無く、再度五條市大塔支所で訪ねた
読みはシロクヤマだそうです
三等三角点、点の記は

三等三角点 点名は中峰
山名はシロクヤマ 白六山
標高 1189.40
旧所在地名は 奈良県大和の国大塔村大字中峰字大迫奥
石休野左大クエ
通称 箱木堂

通称から付近に東屋かお堂が有ったのだろう
明治の住所を載せておきます

山座同定に役立つ電波塔まで行ってみたが、見晴らしは殆ど無い
殿野で聞いた尾根など確認してみたが、それらしいもには確認できなかったが、植林の隙間が開いているところかもとのぞき込んだ

1000年も昔に道が有ったのだろう
中峰から、白六山に登ったが、中峰の住人にお教えいただいた道を登る事は出来なかった経験がある

帰路は意味は無いが、残った尾根を下ってみたが、何もない
目印に置いた木を見つけて、高野辻道しるべ地蔵に下った


経験から4時を廻れば、ダンプカーは168国道側に下るのみに成るようだ

車で着替えや履き替え

そっと出してくださったsunaoさんのコーラが、喉音を立てながら一気にのみほした
 
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