高見山、平野(たかすみ温泉)から杉谷周回
2022/06/28
4人


距離 9.5km
総時間7時間50分
平野から高見山8:26~12:21 高見山13:00~16:10

ヤマレコ地図にリンク
 雨を覚悟していた高見山登山、あわよくばコアジサイが残り香を楽しみながら登れると思っていた
所が、予想は大きく外れ、梅雨が終わってしまい、過去にない六月の梅雨明け
テレビは熱中症予防におおわらわの番組、去年人生初の熱中症に成り怖さを知った記憶から、旧友に予防策を尋ねると、パソコンで検索しろと言う
で、色々と検索してみると多く載っていました
私はこのページを参考に熱中症対策を心得て計画した
熱中症対策



通常、平野からの高見山登山はたかすみ温泉からスタートするが、心無い観光客が村人に迷惑をかけると、たかすみ温泉駐車場はオープンは9時と遅い。
それでは凸地への路駐はと探せば、何所もロープを張って駐車できない
少しでも早く登らなければと探すが無く、ご迷惑かもと感じるもやむを得ずと少し広いだけの道に路駐した 

スタートは8時28分、気温は高い
  

地形図郵便局マーク前から朱色の橋を渡って、直ぐに登山道に入る
道標案内はある

道横に綺麗なテンナンショウが咲いているが種類は知らない


道は良く整備されているが、冬場の人気の山道は少しオーバーユースか階段も多くクネクネと登る

地形図で現在地を探るが案外と難しいが、道間違いが先ずないコースだ

コアジサイの群生地を検索中に高見山の平野、たかすみ温泉コースにその群生地が有ることを書いていた
運が良ければコアジサイの香りがと期待したが、ヤハリ時期は相当に遅いようだ
一輪二輪は咲くが香は無い
  

来年い期待して足に合わない階段をブツブツと登るショウタンだが、少し登れば、風は爽やかに吹き秋風のように涼しい
風が無くなれば即、汗が出る
休憩時間を増やし水分補給に心がける

  
 高見杉の小屋前で少しロング休憩だが、バリエーション好きな一人が、ショウタン、ここからP838に行けないかと地形図を出す
見れば谷沿いに道が有りごく簡単に行けそうだ
どうやら三角点に行きたそうだが、次回にとコースのみを確認した

ショウタンどうも調子が出ない

階段の高見山、階段も痛みが出ている
足元注意の登山です
小峠分岐で道標の上に登れば、快適な風が吹く
アミノバイタル液をごっくんごっくん、50ccばかし補給した
とにかく30分に一回の補給に心がける
  
 小峠出合からは風は途切れない
爽やかに吹く、
登山を始めようと今回、高見山を企画したYさんは、目ざとくラン系の花を見つけるが、名を知らない三人だ
 もう階段は無いはずと、気持ちよく登り始めるが、1248ⅿのマッターホルンは急傾斜だ
  

神武天皇も登ったと言う国見岩が出る

登ってみようと勇気ある女性三人
あそこにランが咲いていると岩に張り付く花を、身を乗り出して写す
オイオイ、
 
 ランランと騒いだが、花先生に名を訪ねれば
苞が黄緑色だからキヨスミギボウシと仰る
どうも見た事が有る葉だとは思ったが、いつも水気の多い所で見るギボウシ、ショウタンには想像もつかない
出会った他の登山者たちも、私達の騒ぎに巻き込まれ、岩に登って何処何処と騒がしい
ランではありません、ごめんなさい <m(__)m>
  後ひと登り、冬なら風が強くなり飛ばされないようにと緊張するコースに成ってゆくが、風はクーラーのように涼しい
息子岩なんて出る。息子ばかりの方は息子はも良いわとワイワイ
ショウタンは本当に息子岩が有るか見てみたいとか
ワイワイ
  
 揺岩は談山神社の御破裂山のパクリかな
誰かが三度言わんと至るわ二度で終わりやと茶化していた
最後に笛吹岩の見晴らしを楽しむ
今時ならサックスなんて言いたいところだが、空気が湿れば遠くに聞こえる
案外当たっているかも
  

痩せ尾根が出れば見晴らしは最高
360度の大パノラマ、鎧兜に国見に住塚山、チョット目をそらせば、金剛に葛城山、二上山、手前に音羽三山と見晴らしは大パノラマだ

山頂小屋はやや傷んできたが、平日は人も少なくユックリと食事ができた
冬場なら食事が終われば満室の小屋は、次の人に譲るのがマナー、今は独占者もいるというマナー崩れが有るという

 
 夏場でも登山者がボチボチといる事は知らなかった
緑の高見山、これほど素晴らしいとは知らなかった
 食事を済ませ、山頂から大峠に下る

先ずは三角点とこの山の三角点は存在が薄い
松阪香肌イレブンの第四座の高見山が色濃い山だ
 

点の記は

 等級種別 二等三角点 点名、高見山、山名に同じ 標高 1248.39、選点 明治21年9月 埋標明治22年1月 昭和51年10月15日

点石は昭和51年5月29日に新しく交換されている
所在地は奈良県吉野郡東吉野村大字平野字高見山第241番地

山頂下で桃俣コース、差杉峠方面と大峠(高見峠)方面に分かれるが、道標は無い
初めてなら??迷いが有るかも、是非道標は欲しい所だ

大峠に下る
正面に木梶山や桧塚奥峰、名だたる台高の山のその向こうに大峰の山も美しい

下山コースはクネクネと小さく曲がり下るが傾斜は厳しい
足元注意でユックリと下る
山肌は緑豊かな自然林、風が吹けばこれぞ天然クーラーだ
  

大峠が見える所の尾根先に信仰の山だったのだろう
八万の神と彫られた石柱神、その下に三つの石柱には南無阿弥陀仏の字が見える

初めての仲間は、大峠の鳥居まで下った

  
  石柱前から旧伊勢南街道を下る
道の状態は良い、幾つかの花が見られた
ギンリョウソウが遠慮気味に頭を下げていた

道は古道と思えないほど状態は良い
一旦林道に降り小峠で小休憩です
少し上に地蔵様が、旅人を見守ったのか
 

林道風の旧伊勢南街道を下る
殆どは植林内に成る
道は良いが手入れは少なそうで倒木撤去は無い
途中に史跡の看板が有るが多くは放置されている



面白に虱とりなんて休憩場所、私も他国で経験しましたが日当たりの休所で、子供の頭の虱を取る母親の姿
そんな景色も一昔前に有ったのでしょうね
朽ちかけた看板、名前は残してゆかなければ世界遺産や日本遺産になっても意味が無いように思う

石畳に成り、疲れた足には厳しい下り

後少しの所の祠前で、早い歩きの二人が休んでいた

風が涼しく、暑さは無かったが、高見山は思ったより厳しい


杉谷の登山口には駐車場は無い
冬場は路駐で停めている車は多いが、私は道横の凹地に停めた

  

車回収に平野に向かう
又冬場も良いし、六月のコアジサイも良い
新緑と樹氷の山の高見山を再見した登山だった
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