龍門山のキイシモツケとカキノハクサ
2022/05/30
二人
 

龍門山は和歌山県最北部の名峰で、県特別天然記念物のキイシモツケが群生する756mの高さを誇る山です
山城跡でもあり、古くから地元民に愛され登山者は春のキイシモツケ時期や、秋のムラサキセンブリ、又はギフチョウの飛ぶ山でもあり
時期時期に親しまれています
私は、キイシモツケ時期に良く登りますが気が向けば山頂を楽しみマッタリとするやまです
今回も時々山に登る山仲間とキイシモツケとカキノハクサを楽しみました 
 
麓から歩くのが本来の登山でしょうが、麓は古くから果物栽培の山で登山道は舗装されています
土日なら、特別な駐車場ではない田代登山口は直ぐに満車に成りますから、麓から登る事が多いが、平日なら駐車が可能だ
と言い訳を加えて田代登山口に車で登った
道は細い、小型車でなければ登れない

田代登山口から取りつく
  
蛇紋岩の山だが、小さな花々が多い
あまり花の名は知らないが、シライトソウやササユリくらいは常識だ (;^ω^)
途中の水場に祠が有り、一般的に地蔵様で通っているが、私は高野の里の龍門山を囲む村は、お大師様の里だ
高野山麓では、お堂の中の石仏はお大師様ではないかと思っている
石仏に詳しい方に見てもらいたいものだ
 

祠の直ぐ上に塵無し池への分岐道標が有る
道成に入りテープに誘われれば、塵無し池に着くが
私は満水の塵無し池を見た事が無い
池の底が抜けたのかな ( ´艸`)
  

引き返し登山道を登るのが迷いを無くすが、私は古い道跡を登山道に出る
最近ボチボチと道整備のボランティアさんが道整備をなさっているようだ
道沿には野草も多そうだ



田代峠手前の石仏も同じお大師様ではないでしょうか

  

田代峠で一休みです
田代峠は、龍門山北側と南側の集落を結んだ生活道だったそうで、昭和の時代の戦前、戦後すぐはまだ粉河の女学校に通学したと言う話も聞いた
学生服の上にモンペを着て通った姿を想像してしまう
女学生を見守ったお大師様、キット通るたびに手を合わせ、水を口にすする姿が見える (;^ω^)

尾根は比較的緩やかで、カンアオイやカキノハクサ、中ごろからキイシモツケが咲き始める

  

中ごろに穂落ルートと出会うが、今は古い道標が道横に落ちている
登山者は少ないコース出会いです

その上が、磁石岩 蛇紋岩の山の磁石岩、方位コンパスを狂わすほどの強力なものでは無いが
岩に近づけて見れば、N極S極付近で磁石が引っ張り合い、クルット磁針が廻る

 

磁石岩から紀ノ川や葛城の峰の見晴らしは良い

山頂はキイシモツケの大群生だったが、見晴らしの為か一部が切り取られている
やはりキイシモツケの龍門山、蛇紋岩に生えるキイシモツケの方が良いと思うのは私だけかな

山頂で遅れて登る事に成っている仲間を待つ、ユックリお弁当タイムだ

  

山頂の三等三角点、点名龍門山
北緯34°14′16″.8245 東経 135°24′40″.9158標高 選点756.27
所在地 和歌山県紀の川市黒土字竜門340番
 
ユックリ昼食を楽しむが日影が無い山頂、ユックリと仲間を待つには少し苦しい
下山することにした
中央コースの下りは段々と傾斜が増してゆくコースだ

途中で勝神に分岐が有るが、中央コースに下る
私の好きな景色のコースだ
  

笹の小道やこの時期のキイシモツケのトンネル、途中に蛇紋原の展望が見える
蛇紋岩の巨石がゴロゴロとその中に、蛇紋岩と共生するキイシモツケの群生が白い花を咲かせる

登山道を下り中ごろに明神岩の案内が有る
巨石の上の展望、風穴と言う穴、景色の見どころだ
  
 
急坂を下り、農道に出る所が中央登山口だ
 

農道から見晴らしは良い
一時期、龍門山 下部は開発が進み果物栽培の畑や宅地(別荘)開発が進んだが、放棄地が増えている
このまま荒れ進んでゆくのだろうか
もっと下に、農道が新しくできている
フルーツ道路と呼ぶらしい
新しい災害の種にならないかと感じる山肌の道
そうゆう私も車で登ってしまう

田代登山口に山仲間の車が止まっていた
初めての登山者と同行している
時間がかかっているようだ
書置きを残して帰路についた

9時20分から13時55分までの短い時間、距離は5㎞の初心者向けだ
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