黒沢山とカキツバタ
2022/05/16
単独 

 

ヤマレコ地図にリンク
午前の所用を済ませ、気に成っていた黒沢山の沼池のカキツバタを見に、近くて標高差が少ないルートを選んで登った
林道や黒沢ゴルフ場が開発される前の農道の跡です

取付きは海南市野上新の馬酔木林道です。入り口のマップコードです146 860 385*85
林道は少し痛んでいますが通れます
一般の登山口はグーグルにリンクしました
  一般的な登山口

今回取付いたのは、マイナーですが傾斜が緩くカキツバタが咲く沼池に早く行けるコースです
地図に破線が記されています
取付きマップコードは146 800 413*20です
測量はされていますし、今の所テープや踏み跡が有ります

 今回取付いた破線道が乗る登山口

地形図にリンクします。の位置です
 
多分耕作地跡でしょう
段々に成った斜面の中に道跡が上ります
傾斜もゆるく登りよい所です
  

測量が有ったのか、マークが賑やかでした。
又、新しくトラバース道が出来ていました
地形図から想像して、馬酔木林道終点付近から登ているものと想像しました

とにかく、道跡を登れば、丸太で作った小屋が出ました
付近を間伐しての丸太利用から見て、地主の方でしょうか
多分古くは、柑橘類の栽培跡に植林されたと感じる所です
ここから上は少し倒木が出ましたが問題は有りません
ゴルフ場のネット下に出てネットに沿って踏み跡道が有ります
途中で、ネットから外れ道成に登れば、グーグルが載せる黒沢砦跡に出ます 
黒沢山三角点南東の小さなピークです

  

黒沢山砦ピークから見た景色


お花畑の中を通ります
季節によってはお花は有りませんので、踏み跡に準じてください

道はテープが記します

ゴルフ場そばを通り、山裾を巻けば、沼池が出ます
沼池は和歌山県唯一の自然にできた池です。周囲は県立自然公園で、植物や鉱石の採集、動物の捕獲は出来ません

沼池は自然発生のカキツバタが人気で5月は登山が多いです
  

雨が続いたので長靴で登りました
水は祠の石段まで有りました
花は、咲き終わった感が強かったが、やはりカキツバタやアヤメ類はこの時期の花で良いですね
池のそばの祠は、水神様の弁才天様をお祀りしていたのかな、水辺には弁才天様は似合いますが、少し祠が傷んでいます
池の淵で、カエルや、鳥の声を聞きながらユックリと花を楽しみ、お弁当を食べていると、和歌山の登山会の女性の方が単独で登られてきました
やはり、毎年来られるそうですが、林道の落ち葉や雨上がりの道の状態から、登るのをためたらったそうです
話せばお互い仲間を通じて名前だけ知り合っていましたが、出会うのは初めてです
何かしら親近感がわきました。山好きには通じるものが有るようです
私は、カモシカに出会いに少し奥地に向かい、女性は下山して行きました

紀美野町と有田川町の境界に向かい祠の裏を登ります

  

写真のポールの所から尾根を東に歩きます
ウバメガシが多くあり、北側は植林です
最初は雰囲気が良いフラットな尾根ですが、段々急傾斜の蛇紋岩の岩肌を出す斜面と変わります
テープに沿えば道は歩きよいですが、傾斜は出ます
この付近でカモシカはいるだろうと想像していたのですが、出会えません
  

尾根を下れば、四等三角点、西の川に出ます
ここから長峰山脈の見晴らしは最高です

 

鹿かカモシカか分かりませんが今日の鹿の足跡が出ました

三角点から北20m程度に測量された、六尺道が有ります
少し荒れた所もありますが、登るに支障は有りません 
  

植林内に変わり、福井峠方面の尾根分岐に出ますが、目印は小川の宮の道標です
登って来た六尺道は下れば小川の宮に行けます
下るほどに荒れた道ですが、コース的には面白いかも

此処で元来はコンパスを合わせて、黒沢山、510mピークに登るのですが、勝手知った山でそのまま尾根を突き上げました
巻き道側に入れば、510m下を巻くことに成ります

 

道標が有りますが、私は理解できずにいます

510mにはプラスチックの杭が印と思っていましたが、三角点並の表示杭が有りました
長らくこの事は気が付きませんでした

  

良いのか悪いのか分かりませんが、目印に狸さんが持ち込んだ付近のゴルフボールを四隅に置いて見えやすくしました m(__)m
この510mピークが黒沢山最高点です。
三角点ピークと510mピークは双耳峰ですね
遠くから見れば双耳峰が良く見えるかな?


三角点、黒沢山に登り車をデポした登山口に下ります

  

ルンルン登山道から、大汗をかくコースまで、和歌山北部の小さな里山ですが、蛇紋岩と言う石で出来た黒沢山
近くには、黒沢牧場や、ススキの高原の生石山、などが見晴らせる
私の好きな黒沢山は季節季節が楽しい
又、来ようと下りに注意の急傾斜を下って車に帰った


 
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