2級沢
前鬼杖谷
2009/07/19
6人で
夏は沢登りに限ると言うが、沢も結構暑く大汗を流しました
自分の体力の無さや経験不足が大汗を流したのかも知れませんが 汗
今回は、前鬼川から北股川と名前が変わる、前鬼の裏行場への渡渉口、垢離取場から北股川の支流、杖谷を突き上げ、地蔵尾根から二つ岩に出て、奥駈道を前鬼に下るルートで2級沢に挑戦した。
2級沢が登れて初心者と言えるとリーダーのdanchoさん。
今回のメンバーはリーダーを除き全員初心者と言うことです
ちなみに今まで挑戦した一級沢は入門者の沢と言うことになります
今日のメンバーは6人でリーダーはdanchoさん
大阪のRIKOさん組と、和歌山のdanchoさん組に別れて前鬼林道のゲート口まで走る
ゲート前から前鬼の宿坊に林道を歩き宿坊から裏行場に行く地蔵峠を越えて垢離取場に降りる。

       
垢離取場は前回の前鬼川入門編で経験済みだ、今日もエメラルド色の川は変わらずにその美しさを見せてくれた
沢準備をして、入渓、直ぐに最初の難関が出た。渕は青く、流れ落ちる滝は超綺麗だが、このタッタ10m程度の岩を乗り越えるのが大変だった。
滝を逆らい登るか、岩に取付くか、マタマタ高巻くか、先ずリーダーが滝から取付くが水の勢いであきらめ、直接滝横を登った。
所が、ぬるぬる、油を撒いたような滑りだ、フェルト靴も役立たないほどだ
リーダーは今日は剣付き地下足袋で挑戦しているがそれでも悪戦苦闘
見た目より難しい、巻けば2級の意味がない全員が挑戦した
リーダーが登り我々はリーダーのトップロープによる

               
滝中を試みたが登れず


この登坂で時間を食った
ショウタンも後一歩で滑落、ロープに救われた
とにかく立ってられない。
3番手のutageさん、滑りをこらえて何とか登りきった
4番手からは右岸縁よりを登った。
それでも滑りは同じだっだろう

岩上でお互いにビレー仕合って、滑落を防止する
その先にも大きな渕、右手は滝で中央に大きなチェックストーン



左手の2m程度の岩を越えるしか方法がないだろう
これがダメなら巻かなければ成らない
2級に挑戦中の我々巻くわけにはいかない
danchoさんがロープを渡し先ずルートを開くが、リーダーですら悪戦苦闘
とにかくつるつるで何もないのだ、ショウタンも泳ぎ渡りリーダーに協力する
とにかくこの2mの石の下は足が届かない深水だ
小さな棚に登りルートを開く
全員がここを登りきるのに時間が係った
ここからはさほど難しくはないが2級は2級、油断は出来ない、次々と小さな滝や大きな滝をが現れる
この滝の下は見事なエメラルド、タダ思ったより水は温かった

       
                      
正面に二条の滝、これを登れなければ、引き返し巻き登らなければ成らない
高さ12m、左右は大チェックストーン
3回目の難所だ、結論から言えば、ここを登れば何とかナル、と言える
リーダーは中央突破を決断して取付くがこれまた滑りが尋常でない
第一歩を登るがその上に何もないらしい
ハーケンを打つことを決断したがクラックがない様だ
手探りで割れ目を見つけたようだ、ここに一個たたき込んだ

  

             



結果これが良かった全員ここに付けたシュリンゲを手がかりにリーダーが降ろしたロープにプルージックで登る
ショウタンなんかはパワーのゴボウ登り、技術がない
これを登りきるとそう難しくはない
この上でゴーローの伏流水と成るが再び綺麗な流れがでる
遅い昼食と休憩を取った

  

            
北股川と杖谷の分岐は直接杖谷にはいるが、ルート取りが難しかったがリーダーが登りよいルートを開いた
杖谷にはいると雰囲気がコロッと変わる
岩に苔が生え、エメラルドとグリーン、絵にも描けない美しさ、感動するショウタン

途中の一条の滝で頭から水を被って遊んだりしながら登る



    

            

根性の木や、見事な窟、を見ながら登ると伏流水になり、沢装束を解いた
所が、ゴーローを登って行くと、白い石と緑の苔のコントラストが美しい、ナメの滝が続く所に出た。これが滑る、少し装束替えが早かった。反省
ナメが終わる頃、頃合いもよしと左手の尾根に50m程度這い登る
少し早かった、地蔵尾根の小さな支尾根、直ぐに地蔵尾根に出た
これが正解で、直接地蔵尾根に出るには、ガレ場を登らなくては成らないだろう

       


          

          

地蔵尾根を最後まで登りきり奥駈道に出た
最後のツキアゲはもう急登そのものだったが、面白い
二つ岩に少し登り景色を楽しみ、前鬼宿坊に下山、後は林道を車止めまで歩いた

          
最後に今日の反省会、満足な言葉と前向きな言葉以外に反省の言葉はなかった
おのおのリーダーの元、腕を磨いて三級に挑戦するだろう

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