矢納谷沢
2015/09/22
5人

炉端山友会の仲間5人で矢納谷沢登を楽しんできました
高巻きやソマ道ルートの不明瞭にアルバイトなどしながらの下山は思ったより険しいものでした
基本的に岩や沢は苦手なショウタン、苦手苦手と言いながら、マタマタ、ネオプレーンのパンツやベストを買ってしまった
買った元を取り返さなくっちゃと、アマーイ言葉の誘いに乗って、矢納谷を遡行してきました。
沢が得意な三人と沢好きな一人、ヨチヨチ歩きのショウタンは付いて行くしか手が有りません。が

ショウタンには、エアリアマップに乗るソマ道が利用可能か下調べの目的が有った。
上谷の林道は荒れに荒れていたが、最近修復されたのか林道終点まで車が乗り入れられた。
終点で沢準備、網目の橋を渡って、山ノ神祠前から先ず矢納滝を見る。
  
そのまま矢納滝の銚子口に行けたはずだが、抜けがひどくモウ一巻き高く高巻いた。
目印がある。ワンステ尾登攀者も増えたのか上にと続く踏み跡も濃い
矢納滝上から入渓した。水温は14度、いささか冷たいが直ぐに温まる
ゴーロー状の沢は小滝が続き登るに面白い。今日の上級者はボルタリングが続くと喜んでいる
  

 
少し大きな斜爆が出てこれは左岸を高巻いた

 
この付近まで沢ナビや各ページが紹介するルーと通りに行けた
小滝やゴーローが続く所はボルタリング宜しく、難しそうなルートを選んで登る今日の上級者達、ショウタンはより優しいルートを選ぶ
  
ワイワイと楽しいが遡行図を現場で読みながら登ってゆく
二人の初心者の頃登った経験者がいたが、記憶は薄く??とルート取りに悩んでいた
  
大きなゴーロー帯が出て上り詰めたが上級者以外は行き詰まり左岸に逃げた
  
少し草の中を登ると梯子が出た。
ここを逃げると梯子を利用するのが一番の方法だ。付近の木を利用したものではなく、製材を持ち上がって作られてういる
この動力には驚かされるが、利用者にはありがたい
階段を上に登りきると、上級者はその先に立っていた。ゴーロー帯も突破できると言う
 
この付近はソマ道の名残りで、壊れた橋などがある。この橋の上をヒョイヒョイト歩く今日の上級者、ショウタンは這ってもわたれない
大岩を二条にまく滝付近は左岸を巻いた
再び入渓して行くと昇竜ノ滝が出た。
見事な落差とその景色に見とれ行動食で休憩だ。
行き詰まった時のためにハーケンとジャンピング、リングピンは持ってきたが、この岩質ではとても歯が立たないだろうとショウタンの弁
少し河原の壁を叩いてみたが硬そうだ
再び左岸を高巻きにかかる
   
この付近の左岸にはソマ道の跡がはっきりと残る。
この道を利用していた頃の通信線が今も残り、その線で小さなお助け紐が出来ていた。
左手には昇竜の滝が美しいいが良くぞこんな所にソマ道をと驚かされる。
沢に戻り進むと
深い淵を持つ小滝、水量が多くシャワーで突破するが、三度も水に流されてドボンする仲間
ショウタンは体重が物を言い、すんなりと登れた
 
大淵滝がでた
沢ナビによるとこの奥がゴルジュで、途中に流木が邪魔をするとある
水温も低く、昨日は雨が降ったそうで水量が多い。
淵をヘツリ突破できそうだが、さっさと巻きを決め込んだ

これが失敗で、とんでもない急斜面、小石の落が多く、詰めの部分で1人がリードしてロープをもらって安全を確保した
登りつめるとソマ道が出た。この付近はソマ道に大きなマークが有った
驚いた事に軽装で一人の登山者が登ってきた。オールソマ道だという。
ソマ道コースが取れるのだろうが、これには驚いた。
先に登ってゆく軽装者
小さな棚で行動食を取る。
ショウタンはコンビニでツナの巻き寿しを買ってきた。一口かぶると、オウェ、大嫌いな納豆だ
ローそンの馬鹿、
ここでコースが不明瞭だがマークを見つけて下ってゆく
斜面をトラバースだが踏み跡は薄い。ビビリのショウタンだ
見事なゴロ石帯が出て、その奥にコウリン滝が出た
 
どうやらアカナメクチの滝を巻いてしまったようだ。
コウリンの滝下で大休憩を取りお昼を楽しむが、納豆が食べられないショウタン、ご近所さんにお結びと交換していただいた
これが美味しく、ご近所さんも、納豆のまき寿司は美味しくないらしい
自分のオムスビをほうばっていた。
ローそンの馬鹿
 
コウリン滝で引き返すと決めていた。
ソマ道下山だが、今来たコースが見つからない、適当に斜面下りだ。
ソマ道はハッキリした所も有るが、全体にはその後は薄い
滑車の支柱が有る所でふみ跡を間違いアルバイトだ。どうやらここで間違う方が多いらしく、アルバイト道は踏み跡が濃い
 
巻いた道はどうやらソマ道らしい。
ワイワイと下山したが、ソマ道下山なら、下山用靴を持参すべきと反省、斜面は滑りが多かった
梯子はショウタンの体重に耐え難いようだ。懸垂でさっさと下山した
植林内に出て、網目の橋に下山した。
 
総時間8時35分から15時10分でした
追伸
沢は二級と言う所だが、巻きを抑えれば3級と言う所だろう
私が登れない所は一箇所有った。