秋最中
山葵谷から小普賢岳コル
2009/11/01
A-team にて
4人


二度目の山葵谷からの小普賢岳のコル、大峰山系ではもっともルート取りが難しく、かつ危険度の高いコースだろう
前回は地図上でハッキリとコースを読むことが出来なかったが、A-team のリーダー、Dancyoさんの読図力に助けられ、又寺ちゃんにお借りしたニューGPSでかなりハッキリと軌跡を取ることが出来た。
このコースは上級者のリーダーと豊富な山経験が無ければ簡単に行けるコースでは無いと感じるコースです
安易に挑戦しないで下さい。
コースタイム

◆記 録

 4人 日帰り

 7:10 山葵谷取り付き
 7:30 地獄谷分岐
 8;48 尾根取り付き
10:26 大ガレ場
11:47 大普賢岳下の稜線
12:47 日本岳
13:55 下山する枝尾根へ入る
14:43 山葵谷林道
14:53 山葵谷取り付き


天気予報は朝は曇り、午後から雨という予報だが、ショウタンの読みでは昼までは雨が降らないだろうと読んでいた
読みは当たり、R169から大台ヶ原ドライブウェイに入り直ぐの山葵谷入り口で、大普賢岳や目的の小普賢岳コルは写真のように
雲一つ無い空に浮かんでいた
だが雨は必ず来る。小普賢岳コルに12時まで着くことが必要条件だ
山葵谷の伯母谷川右岸の林道終点手前から引き返すように付いた作業道に入る
少し登ると昔の山葵畑に行く道に出会い、道なりに谷を進む

  ←取り付き

 

沢はイヤというT女だが秋の景色と美しい山葵谷を見て、今度は沢で登ろうと言うT女、景色は最高だ

 
よろこんでいるのもつかの間、ダンダンとルート取りが難しく、踏み跡も薄く、とにかく先人が残したテープとかすかな踏み跡を頼りに
シェイクスピア滝に向かう
途中でショウタンはピッケルを落として、Danchoさんが拾ってくれる一幕もあった


残置ロープが出る
←二つ目の残置ロープ
ロープのルートで登ると谷の向こうにシェイクスピア滝??だろうか、水量は少ないが綺麗な滝が落ちていた
                                                    ↓
滝が見えるまでは山肌を這う
          ↓
 
コースは尾根尾根と取って行くとしか言いようがない
岩稜に突き当たるとここから谷にトラバース、以前は動物道がハッキリと在ったが、今回はない
T女、行けるじゃん、と、軽くかわすが、その下は20m位の垂直岩、万が一を考慮して懸垂下降だとショウタンは一喝した



                                               尾根からの景色に感動するソウル氏↓
 

2ピッチ目、アレ、怖い、ロープ出して、と、しおらしい所もあるT女、フィックスロープにブルージックでトラバース

 
この下はガレ場
このガレ場を登りきればモウ成功したも同じ、最大の難所だ
私は前回同様ガレ谷に挑戦したが後少しで敗退、お助けロープをもらう
成長著しい、ソウル氏、尾根先から這い登る。リーダーも難しいと読んだコースだ
リーダーとT女はむき出しの岩を登って尾根に出た
早くしてーー、足下がズルズルと滑り出した
乗っていた浮き石が落ちた。焦るショウタン 大汗

 

後一登り、尾根の向こうにもう一つのガレ場、ここは石が大きく登りよいが急登は最大
登りきればコルが見える

 

山葵谷入り口で合わせたコンパスは正しくコルを指している。コンパスはいかなる時も正しい位置を示す
                               下から見た小普賢岳コル
 

小普賢岳コルにて
 
日本岳コルにて昼食休憩、ポツリポツリと雨が来た。予想通りだ
日本岳を越えP1505のピークを巻、笙の窟尾根にと出る
テープはあるがコースは上級者向きのコース、雨がなければP1505に登り尾根越えも面白いのだが

ビビリのソウル氏、こんな所で何故ビビル 笑い↓       P1505の巻道↓
 

笙の窟尾根は歩き良い、うっすらと係るガスの尾根、落ち葉とのコントラストはモウ最高

 

この付近と狙いを定めて山葵谷に下り降りる。途中伐採中でヤヤ歩きにくかったが、作業道に出て上手く林道に下れた

 

新緑の頃又行こうとモウ話が出るほど面白いコースだった

←下山口

カシミールに乗っているコース、このコースを登ったGPも有るようだ、日本岳コルに出る

 

参考記事
http://yamaaruki.jp/Entry/74/   

http://www.syotann.com/daifugendake0809.html

http://doppo3.cool.ne.jp/asiato/464zigokudani/no464.htm

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