紀泉高原
六十谷から雲山峰、井関峠
2019/09/03 
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大関橋駐車場08:30-青少年の広場10:48~11:50-雲山峰(小休憩)-地蔵山12:51-井関峠13:24-牛神社14:26-大関橋P15:00
総時間6時間30分 

 

 足慣らしで裏山にと久々に直川道で雲山峰を目指した
直川道とは昔直川村の方たちが、母の谷(墓の谷)行者堂の参詣道でしたが今は四ツ池コースや鉄塔道やと呼び名が多い
一度は廃道近くまで追い込まれたが、一人のボランティアが笹を刈り道を直し今は見事に復活した
復活して20年は立つだろうか
千手川左岸から見た景色

大関橋までバイクで向かい、駐車場対岸から鉄塔管理道を登る
駐車場から北に150m程度でフェンスに案内があり橋を渡って川沿いの踏み跡を180度南に歩けば登山道の案内がある
川沿いは少し痛み足元注意だ
近年は豪雨が多く、山道や参道がどんどん痛み、ボランティアの皆様だけでは修理が追い付かない
そんな山斜面に、ソーラー発電を計画している会社があるとか、結果は見え見えの危険な発想だろう
  
道なりに登れば道は抜け、おおっ、険路だ
ボランティアの皆様が巻き道を整備していた
  

道なりに登ろう
案内がバッチリで道は整備が良い
私は優しい道より厳しい道が好きなのだ
鉄塔が出れば、西側が開けるが雑木が大きく伸びだしていた
ここは鉄塔整備の道、いつも状態は良い
  

道なりに歩けば良い
小さな分岐には案内が多いが地図は必携だ。
私は尾根下を歩いたが、一度オール尾根で登ってみたい。読図もコール取りも体力も使うだろう

直川道に出れば海老峠などが出て少し見晴らし部分がある。海老峠はさわやかな休憩所だがここが何故峠なのかと思えば、道が分岐して廃道になっている。廃道部分を歩いたことはない
和歌山市内が美しい
  

緩やかに登ってゆくが、汗は。。。。ふー

 

 尾根道は直川村と紀伊村の境界石が残る
昔は山の雑木も燃料として売れ、また炭にもなった。境界はアバウトではなかったようで、六十谷道などは六十谷村と直川村の争いがあったとか
地蔵峠の境界石は立派なものだ
 鉄塔下に有る石は立派だが写真はない

鉄塔下は地蔵峠でここに娘地蔵が持ち上げられているが、元来はここになかった。ゆえに行政案内地図がおかしくなってしまった
まあ、興味があれば元娘地蔵の位置を探ってみよう

 

道なりに登れば、役の行者堂分岐 紀伊駅方面分岐、が案内とともに出る
紀伊駅分岐で一休みだが、案内は落合と成っている。加筆され紀伊方面と出る
  紀伊駅分岐で一休み

道なりに登ればい六角堂が出てひとのぼりで青少年の森だ
暑い中でも一人二人と登られている。
木陰に二人が仲良く茶をしている人がいた
あらら、友人だ
  
ビールだ。お菓子だ、饅頭だとリュックの中はお菓子の山、ショウタンのカロリーメイトとパンだけとは大違いだ
ついつい、一つ二つと頂いた。
1時間のロング休憩だ

 

広場に男女の行者が登ってきた
奥駈道の足慣らしとか、法螺は立派だが普段は歩かれていないようだ
雲山峰に向かった
少し倒木ができていたが、整備がある
  

雲山峰は雨乞いの森で紀伊方面の集落が行っていたとか
山頂には石の祠があり、三角点の名前に天下森(あめのもり)の名が残る
久々に山頂に登ればヒヨドリバナが山いっぱいに咲き、様相が変わっていた
  



引き返し地蔵山越えで東尾根道に下る
地蔵山はどこがその山というわけではなく、青少年の森周辺を地蔵山と呼んでいた
その最高部を切り開き公園化したことから、地蔵山ピークとなった
地蔵山は雑木が戻り、開発時代の名残のごみ箱や吸い殻入れが朽ちているが、今は訪れる方は少ない
 
西にバリバリと下り東尾根道に出る
道は完全整備だが、夏場は少し笹が生えこむところもある
この道も、だんだんと傷みだしているが、行政の整備があるところだ
  
井関峠には東屋ができ休憩にはよいが、冬場は風通しが良い分寒いところだ
ここに、いつのころかヒオウギが咲く、花期が長いのか未だに蕾から満開までと美しかった
ゲートを超えて、鹿路坂(ろくろ坂)下る
鹿路坂は、ずいぶんと傷みゴロゴロ道となりくじ気に注意がいるが、紀泉高原では重要な道だ
最上部に地蔵、紀泉高原唯一の水場があり下りきれば井関橋が出る
ここが、役の行者堂の分岐だ
  
  

 

後は林道を奥畑、六十谷駅方面に歩けばよい
途中、大雨で道が流されているが通行はできる。大雨なら危険だろう
  
蔓化の花がきれいだ
林道を下れば、牛神さん、小川の地蔵さん 椎の木地蔵と畑地区の皆様が守られているが、もう限界集落だろう
今日も廃屋が取り壊されていた
唯一、和歌山市で上水道が引かれていなく、和歌山市の怠慢が見える集落だ
  
廃田も目立つ市道はハイカー以外にも健康歩きの道でもある
開発にばかり目を向けず市民の健康、山の自然を残す方向に目を向けてほしいと願いながら帰路に就いた
 

 

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