殿野から唐笠山、三角点殿野(柵休場山)、高野辻経由、白六山
2011/08/30
単独

殿野取り付き10:10-1002ピーク11:16-唐笠山12:20〜12:55-柵休場山14:50-高野辻15:10
総タイム5時間
唐笠山は、三等三角点唐笠のある1118.1mの山で登山コースはいろんな所から登られているようだ
私は国土地理院に載る、殿野の西外れから直登で登る古道コースを目指した
計画では、唐笠山に登り東西に走る尾根を、三角点殿野の有るピーク(柵休場山)を踏み、滝山ピストン、高野辻だった
所が、今回程出足を挫かれた山行は初めて、本当に悪いことは重なる物だ
 
R168の大塔支所前から殿野の下を通り高野辻に向かう
天気は最高で、高野辻から大峰の山々が最高に展望できる
車を高野辻にデポして、自転車で殿野に下る計画だ。所が高野辻の展望所はヘリポートで、周囲は駐車しないでと注意書き、
ヘリが離着陸すると、風圧で小石や物が飛び、車に当たれば大変だからだろう
ウロウロ、ヤット滝山に向かう林道入り口にが安全であると路駐した。
中古で購入した折りたたみ自転車で、殿野に下るが、アレおかしな匂い、ブレーキから煙が、アチャー
慌てて、ペットボトルの水をかけるが、ピチピチと音がするばかり、消えない
丁度谷から流れる側溝に水が、自転車を倒して、水をかけヤット消した
ヤレヤレと再度下ると、ブレーキから異音が、かまわず下る
今度はゴロゴロ音、アレーパンクしている。汗、歩けば1時間、エーイ、そのまま下ったが、自転車は見事に壊れた 汗
殿野入り口には美味しい湧き水があり、人気の取水場、とにかく水を補給して、自転車を置き、徒歩で殿野に向かう
最初のカーブの突き当たりに、村指定の駐車場がある(4台程度)、地図を片手に最上の道の西端に向かう
古道は簡単に見つかるだろうと思っていたが、地図の場所に道がない
アレー、とにかく取り付き、探すが無い、アレー、再度周辺の山肌を探すが無いアレー
もう意地だ、どうしても見つからない、間違いのない位置だ、GPSをカンニングしたが無い
やむを得ず、その付近から急傾斜の山肌を這い登る。左右に走る古道らしい物が出た
これだと、西方向に向かうと、上に登る分岐があった
もう意地になっている。この下は何処だろう。せっかく登ったが下山した
一軒の民家裏に出た。家自身金網で囲い、動物対策をしている。入れないと思ったが、丁度裏の出入り口が開いていた
家は開けられているが誰もいない、今日はーー、向こうで声が、
岡田さんという民家の方だ。やはり古道はこの民家裏から登って行くという
上は林道が出来ややこしくなっているが、道はあるという
尾根直登道、尾根中央に踏み跡があるが、おそらく登山者もほとんど登っていないだろう
途中に一本黄色のテープがあったが、
コースには、テレビの共同アンテナのケーブルが真っ直ぐ上に伸びる


岡田家                       岡田家の上の古い民家跡          林道などを乗り越える
  
参考地図

  
コースタイムその他は岡田家裏からのタイムとします                     ウロウロ軌跡↑
とにかく、登山開始まで3時間を要してしまった。
大汗を流している私に、岡田様は私に美味しいジュースをご馳走してくださった。村人は優しい
  

岡田家裏から登るが、道成りに登ると少し地図と角度が違い、??としていると林道が出る
とにかく尾根中央に向かう
いくつか林道を越えると、上ではまだ林道工事中だった
尾根中央の急登をテレビケーブルに沿って登った
  
地図では古道は1002mピークの東を巻いている
巻き道に載ろうと古道を探すが解らないし、巻き道付近は間伐材が倒れ歩きにくそうだ、ピーク越えをするが、これ又急登
1002mピークにはテレビアンテナがあり、どこから登った方か、ここからテープがイッパイだ
方向を北に変える頃、踏み跡が濃くなる。??、どうやら昭文社に載るコースと出会ったようだ
鉄塔が出る。ここから、唐笠山や白六山、高野辻が見える

白六山                          唐笠山                    高野辻と八経ヶ岳
  
  
鉄塔を越え登ると、管理道は右手に尾根を捲く
私は直登で尾根をたどろうとしたが、次のピーク手前でテープ道が出た。
方位からして唐笠山に向かう道だろう。おそらくJPの鉄塔管理道と見てこの巻き道を進んだ

 
途中で管理道を離れ直登で唐笠山に登るが、歩き通しで休憩していない。足が重く一汗流す
山頂は見晴しは無いが、自然林の美しい山で、右手はミズナラだろうか?綺麗な自然林だ
ミズナラのドングリが豊作のようだ、たぶんこれだけ木の実が有れば、今年は熊君は、里には下りてこないだろう
熊除けに、救助笛を大きく鳴らしておいた

山頂の三角点と、森の様子
 
等級種別 三等三角点 点名 唐笠 標高 1118.18
北緯34°11′31″.1893 東経135°45′30″.4624
所在地 旧、吉野郡大塔村唐笠字ツグリトリ14、俗称 ツグリトリ
選点 明治36年5月29日
  

往路を下山して、巻き道に入らず尾根越えで南東尾根に入って行く、ここにもテープが巻かれていた
小さなピークに出るまでに、左手は開け大峰の山々が美しい
読図しながら尾根を進と、予想通り、林道が延び、未だ工事中だ、最終は唐笠山下まで伸びるという
 
  
もう林道を歩く以外手がない
尾根横を林道が走る、真面目に現在地を読み楽しんだ
三角点、殿野(柵休場山)の有るピークに登るには、古道が再接近する所から尾根にはいるのが良いが、疲れている
最短距離で登ろうと、谷から取付いたがこれ又急登、失敗だ
とにかく上に山頂がある。重い足を運んだ
山名はタブン、柵休場山だろう、古道が真下を通っている。西山から登り後少しで高野辻に出れば道はおだやかだった
ここで一休みした物だろう

付近に三角点を探訪する方の黄色の銘板が一枚有るだけだ
もう足はフラフラ、とにかく高野辻に下る

時間的に滝山ピストンは無理だ
思案したが、白六山に方向を変えた

この山は、林道歩きの山と言うが、中峰集落と惣谷集落を周回すれば面白いコースが組めると暖めていたが、マッイイカ、それはそれと林道から、白六山に向かうと、方向変更した。

等級種別 三等三角点 点名 殿野 標高1106.25
北緯34°10′32″.3818 東経35°47′44″.2910
選点 明治36年6月6日
所在地 奈良県吉野郡大塔村大字殿野字ナルヲ谷231-1 俗称 柵休場
白六山に続く
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高野辻の景色
ショウタンの山歩録地図について
「この地図の作成に当たっては、国土地理院長の承認を得て、同院発行の数値地図200000(地図
   画像)、数値地図50000(地図画像)、数値地図25000(地図画像)、数値地図50mメッシュ
   (標高)、数値地図10mメッシュ(火山標高)及び数値地図5mメッシュ(標高)を使用した。
   (承認番号 平23業使、第2号)」