タケキ山、雲間森から裸岳縦走周回
2010/05/25
4人
赤い橋07:44-2km地点08:30-4号鉄塔10:40-タケキ山11:00〜11:10-4号鉄塔11:25〜12:08
ヘリポート12:15-P1042m12:27-P1159m13:04-裸岳14:00-巨大桧14:52-林道15:40-赤谷キャンプ場-、車17:37
総時間10時間21分
タケキ山と言う名前を知ったのは裸岳同様に奥高野地図を山友の寺ちゃんに頂いた時だった
この地図が無くなって久しいが古い山友達が保存していてくださっていた
登りたい度が高まってパソコン検索や国土地理院で調べるが今ひとつコースが上手く作れない
そんなとき、大和の三角點 上田倖弘氏の本から上田氏が裸岳と雲間森を探訪した時のコースを参考に登ろうと計画した
寺ちゃんが本からコースを読み取り、国土地理院にコースを書いたが、登りは見事にこれを外し、下りでは上手く同じコースに乗れた
今回の経験から上田倖弘氏の探訪時の苦労が忍ばれた
この本を書かれた上田倖弘氏並びに仲間の皆様にお礼を言いたい
R168号の夢の湯下から熊野川を渡り赤井川沿いを奈良教育大学演習林学舎に向い、学舎前の赤い橋際に車を路駐して
学舎前から赤谷キャンプ場内を通り赤谷林道を、2km入った赤谷橋際から、関電鉄塔補修路跡?にと登って行く
  

前日の大雨でいたるところの谷に滝が見事にでき、新緑との調和が見事に美しい
この林道は歩きよく2kmの林道歩きそのものが楽しい
それにしてもこの水量は昨日の雨を想像できる
 
丁度2km地点に赤谷橋が有りその手前に関電道標と2km地点の道標杭がありその上に朽ちた階段が有る
  
ここから上田倖弘氏が登られたで有ろうコースを探る
案外簡単に見つかったと赤いテープや白いテープに沿って登って行く、本に書かれたコースを読みとって書き込んだコースといささか違うようだが、このテープ道が雲間森、タケキ山へのコースと信じ登った。、
付けすぎるくらい有るテープ、途中に関電道標、モウこれだと信じそのまま登るが、地形は厳しい

  

やがて
テープが谷にトラバース状に分岐する。
尾根にもテープ、どちらを選ぶかは迷うところだ、先ずトラバース道を谷に向かう
先頭は山姥T女、道は30cm程度、体重のあるショウタンが歩くと道が凹んだ
下は50m位の傾斜、高度恐怖症が頭をもたげる。先頭のT女道が無い、滝が現れたと報告
滝見道かと、引き返し細い尾根を這い登る。
 

本当に細い尾根だが整備跡がありテープも新旧色々だ
途中で一休み、この尾根を登ればどこかで目標の鉄塔道にトラバースしているのだろうと感じ登った
少し角度違いに気が付くが、これだけテープを打たれればモウ信じるしかない
と気づくと、アレレあれだけあったテープのテもなく、尾根が行きどまった
右手直ぐが谷、水が流れ、苔がある。地図で現在地を読んでみると、ムム、右手谷を渡り尾根を乗り移らなければ問題が出そうだ
所が上手く乗り移れない、そのまま登り地形を探るが良いところが見つからない
720m地点でヤヤフラットになったので右手谷を越えようと試みるが谷向こうは岩稜、谷上は10m程度の滝 滝上を越えようと提案するも行けると判断した寺ちゃん、そのまま越えて行く 待ってーーー
もう一つ向こうが、目的尾根、谷をトラバースしようと見るがモウその先は岩稜、地図は嘘つかないだ
上手く隙間が見つからない、自分の上は植林マークがある。これを直登して尾根に出る意外にルートがないだろう
低木雑木帯を這い登り、やがて植林になり、尾根に飛び出した

  

コースとしては満足度が高いが、予定のコースを歩けなかった事は少し心残りがある。
尾根に飛び出し、4号鉄塔から雲間森 タケキ山に向かうが優しい尾根だ
山頂付近を雲間森と呼ぶのだろうか、巨木の杉林は美しい、優しい山頂に、三等三角点雲間森が保護石4個を回りに置き鎮座していた。

  
4号鉄塔で昼食、見晴らしがある。下で選挙カーの声が聞こえた。
35分で昼食を済まし、裸岳に向かう
コンパスを向かう方向に取るがアレレ方向がオカシイ、腕時計の方向とシルバコンパスの方向が違う
そうだ鉄塔の下なのだ、鉄塔付近の磁場狂いをまざまざと感じた
で、尾根を南西に向かう、すると前方に建物が、アレは何だ、と それはヘリポートだった
今はヘリでここに降り巡視するのだろう。ダカラ巡視路が薄く整備のされないところがあるのだろうか???
開けたヘリポートから景色を楽しみ、昼食をここで食べられなかった事を悔やむ

  
ここから小木の尾根だがそんなにブッシュは感じない
コンパスは各ピークに取りながらピークから又角度を合わせながら尾根縦走を楽しんだが、何と伐採された所が、急に開けた
正面に裸岳、右手に高野の山々、山座を同定しようとするが広域地図を持ってこなかった。反省
尾根には山ツツジ、小さな花や新緑はメチャ綺麗だ、T、Tコンビ、T♂がどうやらT♀に誘われたようだ
来て良かったとT♂、しきりと感動する
  



裸岳に近づけば近づくほど見晴らしが綺麗だ。少しお疲れのショウタンはヨロヨロだがこの景色で持ち直す

  

 
花だ写真だとナカナカ進まない
時間は有るようで無いのが山だ、少し時間を気にするが、T女、花だ花だと喜んでいる
美林の急坂を登り切ると、18日に伯母子岳側から来た裸岳だ 一休み、

 
下山に係る、今日は少し慎重にコンパスを読もうと思う、尾根先は林道に削られ降りられないところが多い
一様ロープを用意したがハーネスを忘れた。汗
所がコノ下り尾根、マタマタ、石楠花だツツジだ、尾根が綺麗だと、囂(かまびす)しい 
  


どこかでブッシュがあるだろうと感じだした頃 笹ブッシュが出たが、笹に勢いが無い、案外歩きよく、下る
熊檻が倒木の下になっていた。ここには熊降ろしの道があると見た
 
と右手に巨大な桧が、千年桧だろうか、見事な枝を伸ばし堂々と立っていた
幹回りは大人3人で足りないだろう
慎重にコンパスを取りながら下る、整備跡が出た最近の物だ、このまま下れるだろうと安心するが 甘い
何処でどうなったか道が消えた。と正面に山が抜け大きく補修されていた
標高から推測して右手に尾根がある。植林内をトラバース、と向こうでテープがなびいていた
最近の間伐時のテープだろう。その下に道が現れた
これが大和の三角點 上田倖弘氏達が登られた道だろう
ルンルンと下るが、途中で谷越えをするところの連滝は昨日の雨のせいもあるだろうが見事だった

 

  

最後の林道に出るほんの数十メートルはハシゴが朽ち、危険を感じたのは私だけだろうか
三人はスイスイと下って行く

丁度、大和の三角點の著者、上田倖弘氏の書いた地点に飛び出した
林道、6.5km杭が打たれた谷口は囂々と音を立てて流れる斜爆が綺麗だった
後は6.5kmの林道歩きだが下り傾斜と、赤谷川の流れと新緑、昨日の雨が見せる滝、6.5kmはあっという間に歩いた

  

総時間10時間21分だった
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