前鬼から三角点黒谷峠、石楠花岳、蘇莫岳、千手岳、前鬼


バリエーション
前鬼から三角点黒谷峠、石楠花岳、蘇莫岳、千手岳、前鬼
二人で
2009/12/01


「この地図の作製に当たっては、国土地理院の承認を得て、同院発行の『測量成果』を使用したものである。(承認番号 平20業使、第543号号)」
コースタイム
橋08:19-黒谷峠09:53-10:06-道標10:52-石楠花岳12:36-12:01-太古の辻13:14-千手岳13:53-前鬼15:28-P16:05
寺ちゃんが前鬼から奥駈縦走にはいる。サポート役を引き受けたが、そのまま帰れる私ではない
兼ねてから登りたかった前鬼の南に鎮座する三角点黒谷峠に登りたい。足を痛めている私を気遣っていつものT女が同行して下さった。足が動かなくなると85kgのショウタンを背負って降ろしてくれるだろう (^o^)
R169の前鬼橋から前鬼小中坊に向かって林道を入る。今日は快晴、いつもにまして途中の不動七重の滝が美しい
                          
車止めから小中坊に向かって林道を歩くが、今までに見たことのない姿で釈迦ヶ岳が大日岳が見える
      
黒谷に架かる橋から河原に降り、寺ちゃん達と分かれここでT女と地図と尾根を同定して一番良いコースを目測した
地図に出ない小さな尾根がおいでと呼んでいる。T女もおなじくアノ尾根が良いと指をさす
黒谷横の尾根に取付くことにした。拡大地図でも出ない小さな尾根に一歩踏み込むと、アララ古いテープが出た
やはり黒谷峠にはこのコースが一番良いのだろう
山肌も優しい、完全自然林の中、傾斜が出れば木を持ちながら登りよい
と、振り向くと釈迦岳、五百羅漢、前鬼小中坊、大日岳 縦走路の尾根が美しい
   
当たり前だが登れば登るほど木々の間から見る尾根は美しい
T女、喜ぶこと喜ぶこと、この角度から見る釈迦ヶ岳は初めてだ、さらに登ると小峠山から地蔵山まで見晴らせる大パノラマ
素晴らしいの一言だ
   
                          見晴らした地点             小中坊
   

 
ブッシュも岩稜もない、ルンルンコース、二次林らしく昔のワイヤーロープが捨て置かれているが植林されていない尾根は、ヒメシャラが勢力を増し綺麗な幼木のヒメシャラ林、ルンルンと三角点に向かう

ヒメシャラ                  先人が忘れたトランシーバー      三角点黒谷峠のピーク
  

山頂は石楠花が、その下をくぐり山頂に出ると岩稜の真ん中に、傾いた三角点が有った

見晴しは最高、熊野ブッシュの会と書かれた山名版が一枚、自然な山頂は静かだ
橋からここまで約2時間、傾斜も忘れる素晴らしい尾根だった。
昼食を楽しみ、足の調子も悪くない、石楠花岳に向かう事にする
三等三角点黒谷峠の記
基準点コード TR35135079401 
点名 黒谷峠 
種別等級 三等三角点 
基準点成果
成果状態 正常 
地形図 和歌山−釈迦ヶ岳 
測地系 世界測地系 
緯度 34°05′03.0373  
経度 135°55′40.9919  
標高 1333.63 m
基準点現況
現況状態 露出
所在地 奈良県吉野郡下北山村大字前鬼210番地
黒谷峠で20分ほど景色を楽しみ、石楠花岳にと向かう
ここからはテープが消え、地図読みが面白い、広尾根から隠れた尾根にと入る時の尾根読みは特に楽しい
地図で想像は出来るが思ったより尾根は広く、冬枯れの自然林の尾根、足に優しくまったりと景色を楽しみながら縦走した
この角度から見る大峰奥駈道、山の厳しさが良く見て取れる
  
十津川から前鬼にと古道が走っていたと聞く、この時の宿跡が小池の宿跡で池郷の谷にあると聞いていた
新宮山彦ぐるーぷがこの宿跡に前鬼から道標を打ったと聞く、何処にあるのだろうと尾根を歩いていると、右手が大きく山抜けた
1152mの先のコルに道標が2ヶ所作られていた。少しテープが過剰に打たれていたが、誰かが追加した物だろう

  


尾根は楽しい、傾斜は有るが尾根は広い、登りよいルートが取れる
この道標からは新しいテープが打たれていた。好き者がこの尾根越しで楽しんだのだろう
所々で見せる奥駈の尾根は美しい

ピークに石楠花岳と名が付くだけ有って石楠花が出だす頃石楠花を切りルートが造られていたが、石楠花は刃物を入れると枯れる事がある。歩きにくくも枝は切らない方が良いだろう

ピークに飛び出した。アレレここは間違いなくP1472mの石楠花岳、何度も縦走していつも見る石楠花岳の看板がない
オカシイ、でこの時は少し位置を間違ったのかなと思っていたが、この日歩いた寺ちゃんの軌跡と写真から、石楠花岳の位置が誤って山名版を挙げていることが分った。ナルホド山名版の位置は石楠花が多い そのピークは1490mある

石楠花岳 1472m
←奥駈道はこのピークを捲いている

石楠花岳と山名版が挙げられた位置、ここは単なるピークで石楠花岳ではない


参考記事にリンク
石楠花岳で昼食、思ったより暖かい、T女、保温効果の薄れた小さなテルモスにご飯を入れている
この時期少しでも暖かい方が良いだろう。軽くて持ちよい、良いアイデアだ
北に一登りで蘇莫岳だ、小さなピークは見逃されやすい、岩稜の小さなピークに 天台寺門(宗)とほられた薄い石の板がが置かれている。訪れる人は踏まないように注意したい
  天台寺門宗とは (Wikipediaにリンク)
太古の辻から下ろうと下り始めてると見事な岩稜のピークが見える。
T女、アレが千手岳と言う。千手岳に二度訪れたと言うが、ショウタンの行きたいにつき合ってくれた
途中、大きく崩れた谷から(熊の水)から入る
トラバースはヤヤ○危だがなんなく行ける、千手岳手前の岩稜越えは少し危険だったためその横を捲いた
ピークの下に千手観音様が祀られている
  

   岩稜の山は登れそうだが岩登り装備がいるだろう。
                                         登ることを控えた。
足が痛み出している。二つ岩が出る頃はもう限界だ、おまけにこの付近から階段が出る
やはり、階段は足を痛めると聞くが、本当のようだ
前鬼に下り、下山は林道ではなく川沿いの古道を下った。途中大きく山が抜け、木が落ち通行できるが危険な個所が出来ていた
二つ岩                    前鬼小中坊              前鬼から見た黒谷峠ピーク
  

山抜した所                 最後の吊り橋              
  

石ヤ塔前のゲートにと寺ちゃんを迎えに行く、通常タイムより1時間は早いと見ていたが、ピンポーン 予想は当たり私達の迎えが少し遅くなった。、林道横でいつもの鍋ウドンで体を温め、下北山村のきなりの湯でさらに温め、帰路についた
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