下辻山
2018/07/12
3人

奈良県五條市大塔篠原1011にある篠原集会所(学校跡)に車を置き、下辻山に登った
元来の目的は、カラハッソウ谷から神仙平、楊枝の森、七面山周回でしたが、高野辻越えで篠原に入るには、土砂崩落で通行止め
それじゃ、と、宇井から篠原に入った。
所がここも七面山方向には土砂崩落で通行止め。
ムムム、付近で良い山は無いか、と一番に未踏ルートの川瀬峠、天和山だったが、蛭ちゃんが頭をよぎり、ジャ、バリエーションで下辻山周回と話し合う。
遠回りで篠原に着いて準備中に村人が、通行止めの情報を下さった。
高野辻越えは軽四輪なら通行可能と言い、七面山には随分奥で土砂が落ちているとか、無理して七面山に行くことは無いと三人の検討は下辻山と決まった。
前出の村人にその旨を告げ駐車の許可を得た。
 
赤い橋を渡り返し道を西に100m?余し行けば写真の登山口が有るが記しや道標は無い。
薄い踏み跡をクネクネ登れば小道ははっきりと出る。
直ぐに民家跡が出る。小道はトラバースで山肌に伸びてゆくが、地形図が無い
方向は不明で、エアリアマップなら尾根筋をコンパスが取れると尾根を直登した
これが、フー急傾斜だがクネクネと動物道を登れば案外登りよかった
一汗流して尾根に乗れば、登山雰囲気ムンムンのワイルドな尾根道が出る
大谷山と書かれたマッタケ山が出る。時々は登山道雰囲気抜群の尾根道に成る
 
鉄塔が出て其の先で、取り付いた小道の続きが出た。
どうやら鉄塔管理道に利用されているようで状態が良い。
地形図があればこの道を登っただろうと反省するが、エアリアマップには無い
そんな会話中に、アラ、エアリアマップを落としているショウタン。
2000年ゴロの古いものだ。新しく買い替えろとのお告げかもと前向き解釈だが、単独なら困ったことだろう
仲間二人に地図を見せていただく馬鹿なショウタンだ。
 
適宜に休息を取りながら登るが、無風で暑い。
急傾斜をくるっと登り、水分補給時間を取って立ち休憩をして、いざ登ろうとリュックを担ぐと、多分だが、製作中の熊の寝床があった。
鈴二個を鳴らしながら賑やかに登ってきたので熊が逃げたのか?又は鹿や猪も似た様なねやを作る
私は熊と見た。鹿ならアセビに拘らないし、猪なら大きい。熊だろう
 
道の状態は良い
エアリアマップは破線道(徒歩道)が書かれていない
大まかに尾根に赤い破線を書いている
途中の植林内に踏み跡が伸び、エアリアマップは尾根に道が乗る。
三人は読図は出来る。エアリアマップで、取り付き付近から大まかに下辻山にコンパスを取れば、途中の尾根に出るだろうことが想像できた
踏み跡道は、斜面から谷に又尾根にと踏み跡が伸び、テープも時々は出る
尾根も目視可能で見上げることが出来た。
踏み跡を信じて登れば、尾根に出た。今、地形図にGPS軌跡をダウンロードすれば1000m地点だったのだ
 
1000m付近から穏やかな尾根になるが無風だ。汗が滴る
植林との境界を登るが、植林が終わればやや小木の雑木内を登る
 
直ぐに巨木の尾根に成り、緑が綺麗な穏やかな尾根に成った。
此処で、シマヤンが急ピッチで登り始めた。
良く出るシマヤンペースだが、私はマイペースの介護付き登山、どうしたことか、急に虫がすごくなった
ムヒを振り掛けるがまるで効果が無い、顔にタオルを巻き防護するが、ムシムシの虫
 
七面尾に出ると後少しで山頂だ
シマヤンには虫が来ないと言う???、血が美味しくないとチャカすが血液が同じA型のSkoさんと虫はA型が好きだろうと笑う
兎に角立っていれば虫虫虫、
途中のヘリポートは見晴らしは良いが、これを無視するが二人は山座同定を楽しんでいる
ショウタンは、山頂に急いだ
 
 
山頂は風があり涼しい
だが、相変わらず虫攻撃で、ムヒを振り掛けるが効果は無い
身に付けていた森林香の線香を見れば、アララ火が消えていた
直ぐに点火すれば、アララ虫は直ぐにいなくなる。

シマヤンの森林香は消えずに燃えていた。シマヤンと近づいて登れば虫が来なかったのは、森林香の威力だったのだ
やはり、野良仕事や山林仕事用の虫除け線香の森林香の威力を痛感した。
夏山低山は、蚊取り線香でも各自付ければ効果が大きいと身を持って実証した

下辻山の二等三角点の記はピンク板の宝来の鈴女の板を借りた。
大休憩で七面尾を登る。
目標は測量された標高点ごとにエアリアマップからコンパスを取る
エアリアマップに磁北線が書かれていなくても、先ず真北にサークル内の線をあわせ、約七度引けば磁北線と同じ角度になる
この方法は地形図でも同じだが折りたたみを真っ直ぐにしなければならない

七面尾は本当に緑が濃いし巨木は綺麗だ
 
 
七面山と楊枝の森、カラハッソウ谷、八経ヶ岳などが見える↑             瀬戸貯水池↑
 
1356は巻き道が有る事を記憶に有った。
お疲れモードのショウタンはマタマタ巻き巻きを主張するが、気が合う仲間は行こう行こうと意見が一致して
  
巻き込んでしまえば、コンパスで尾根間違いが無いかの点検だ。

此処で間違えば怖いと、GPSでの確認もした
 
1251標高点で七面尾からはなれ、林道を目指して下す

次は、1157と三角点、篠原が乗る1163.8m地点だ。此処までも下りよい傾斜だ
 
途中で50mばかしの小ピークを越える所の東側に小道をかんじた
マタマタ巻き巻きだが、途中で道が無いほどに抜けていたが其の跡は濃い
やはりピークを越えた所に巻き道は出た。
 
急に雨が降り出した。
雨具をつけると雨がやむなんて言っているとやはり雨がやんだ
三角点で雨具を取って、三角点付近を見渡すが、点名、山名に関する物はなかった

明治の点の記から、天和山の川瀬峠越えが篠原と天川の交流点だったことが分かる
三角点先では尾根は細く、急傾斜
一部では小さな岩間に道らしいところを見ながら下るが、高所恐怖症のショウタンには力の要る傾斜だ
マア、登りにでも岩を持つようなところも有ったが、少し破線を外していたようだ


そうそう、途中の鉄塔横にヘリポートがあった。
其の尾根を下るに優しそうだが、林道に下ることが出来るかが問題だろう。
記憶が残れば又見届けたい
尾根先で小ピークを巻く道に入ったが、これが又ウルトラ小道に成ってゆく
少し疲れていても、尾根越えがいいだろう。
尾根先は下りよい
私達の巻き道は結果汗を流した

林道が見えだすが下るに厳しい
道を感じながらトラバースをしてゆくが、2m程度の石積み、持つ木が無く思案していると、Skoさんが其の先で斜面を見つけてズズと降りた
やはり疲れていても、此処は尾根先から林道に出るのが良さそうだ

赤い橋に出てヤレヤレとサバイバルなバリエーションを楽しんだ
 

総時間は、8時30分から18時と9時間30分を要したが、満足度は高い

マタマタ、元来目的の神仙平、七面山周回コースの下見も出来る限りはやってみたいが、道路状況が心配だ
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