(台高山系)      白倉山、古ケ丸山

         三重県 宮川村          1236m             1211m
   

2004年11月3日      晴れ

タマチャン、ノブヤン、シマヤン、ショウタン


記事、タマちゃん

4:00 起床、外へ出てみると満天の星、「今日の山行は良いぞ。
4:50 いつもの和歌山市内の集合場所には、山歩隊メンバーが全員4名揃った。
5:00 ランドクルーザのエンジン始動。
今日の運転はメンバー新人のタマチャン、大峰・台高方面への道を覚えなければならないので、ハンドルを握らせてもらう。
橋本・下市・吉野と祭日早朝のため対向車もなく快適に走る。ところどころ霧が発生している。視界3050メートル程度の所も多い。「朝霧は天気の良い前兆
国道166号高見トンネルを抜けたあたりから、ノブヤンの調子が悪そうだ、どうやら車酔い。
 7:15 俺の谷入口ゲート着
『俺の谷』??おっちょこちょいのタマチャンこの谷をずっと俺の谷と思っていました。
実は『庵の谷』です。「よく似ているよね」 
7:15 庵の谷入口ゲート着
ゲートを開け林道にはいる。ここからハンドルをベテランのショウタンが握る。
ショウタン、シマヤンは今年94日迷岳へ山行をしており悪路の庵の谷林道を終点まで乗りきっているので勝手知れた道。


7:30 630メートル地点で砂防ダムよりオーバーした豪雨の流れにより路上に大きな亀裂と土砂。ショウタンは、強引にエンジンを吹かすが前進は不可能。車をあきらめ、安全な歩行に切り替えることにする。

   「今年の夏は各地で記録的な猛暑。その夏から秋にかけては台風が猛烈に襲来しました。

   929日の台風21号は本日の目標とする、白倉山、古ヶ丸山を持つ宮川村では、集中豪雨のため各地で山崩れが発生し、7名もの方が亡くなっています。そしてその後10日おきに22号、23号と大雨を台高山系に送りこみました。その結果が、ランクルを降りることになったのです。各地で登山口への導入路が痛んでいるとおもいます。要注意です。

8:10 登行スタート

   赤・黄に色づいた木々に立ち止まり、写真を撮りながら林道を歩く。前回の迷岳登山の時はランクルが走ってくれた道中だが、いたる所で崖崩れが発生している。車を早く降りたのは正解だった。


9:15 林道終点登山口〔950m〕に到着。大雨・土砂崩れのため林道を歩いたため約1時間のロスとなる。

   車酔いのノブヤンは、林道を歩いたことが良いウオーミングアップになったのかルンルンウオーキング。

10:00 大熊谷の頭〔1190m〕着


さほどの苦労も無く到着。樹林の中で視界はあまり良くない。迷岳・白倉山への分岐。

   左(東)に行けば迷岳、右(南)に行けば白倉山、我々は右の白倉山方面に向かう。

   頭、直下は急勾配の下り、登山道もはっきりせず、目印のテープを探しながらどんどん下る。帰りは、ここを登らなければならない。



樹林帯の中を歩く。落ち葉を踏みしめ、心地よい秋風を感じながら。

尾根に出ると、迷岳・白倉山が望める。古ヶ丸山は八景山の山影になり見えない。

11:40 白倉山〔1236m〕着

展望はあるが登山道の延長のようで山頂らしくない。北東に迷岳・南東に八景山、当初この八景山を古ヶ丸山と思っていた。

ノブヤンは、やはり車酔いのこともあり古ヶ丸山へのピストンはせず、待機することにする。

ショウタン、シマヤン、タマチャンの3人で古ヶ丸山へ出発。

   10分ほど進むと絶壁、ロープがありシマヤンが慎重に下る、高所恐怖症のショウタンもクリアーするが二つ目の壁は  道で回避する。「安全第一」です

ピークを何度か越えるが予定の30分を過ぎても古ヶ丸山に到着しない。時間と体調を考慮しシマヤンはノブヤンの待つ白倉山に引き返すことにする。ショウタン、タマチャンの2人でキレットを下り、古ヶ丸山を目指す。

13:10 古ヶ丸山〔1211m〕着

   台高山系の山々が遠くに見え、近くには、紅葉の木々が秋の陽射しに映えている。

14:10 白倉山に戻る

   急いで昼食を取り 14:30下山にはいる。

   今年は台風が多かったため広葉樹の葉が落ちてしまったのか、例年より紅葉が遅れているのか、紅葉はあまり良くありません。しかし今回は、天候にも恵まれ、静かな秋山を肌で感じることのできた山歩きでした。山歩隊4名は次回山行きの計画を決めながら快適に下山する



  

17:00 駐車地点着

20:30 和歌山市内

                                    
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